アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] ”りんかナナマル事件”の衝撃と、モンスターバスの意外な弱点


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りんかがナナマルを釣ったらしい・・・!!
この春、ネットを駆け巡った衝撃の情報。
その真相を確かめた時、意外なデカバスの盲点が浮かび上がってきました・・・。

りんかナナマル事件の真相

皆さんこんにちは、KenDです。
各地でビッグトーナメントが相次いで開幕し、いよいよ本格シーズン突入ですね。

[速報] 伝説は未だ死なず・・・”レジェンド”リック・クラン、エリート開幕戦制覇!!!
今年もついに始まった、世界最高峰バストーナメントサーキット、Bassmasterエリートシリーズ。 第一戦セントジョンズリバーで、新たな...

そんな中、1つの噂がネットを駆け巡りました。
釣りガール”りんか”さんが、何と70UPのバスを釣ったらしい・・・???というのです。

事実を確かめるべく、りんかさんのサイトにアクセスしてみると、そこには驚きの写真が・・・

rinka69「りんかのりんりんブログ」より)

何と69cm!!!

惜しくも夢の70UPには1cm及ばなかったようですが、測り方によってはナナマル(様)ともとれる記録級サイズだったようです。
(長さは厳密な測定が難しいですよね・・・)

69

しかも場所は、琵琶湖でも池原でも無いメジャーフィールドとの事。
各地でバスの大型化が進んでいるという話を聞きますが、確かに日本のフィールドも成熟してきたのかもしれません。

 

羊の皮?を被ったビッグバスハンター

しかも、衝撃はそこで終わりません。
何と連日でのロクマル捕獲!!

rinka62

同じフィールドでの釣果で、62cmだったそうです。
いやぁりんかさん、凄過ぎです・・・。

ところでこの劇的な釣果と、ブログに書かれた内容を読んで1つの事に気が付きました。
失礼ながらりんかさんの事をあまり良く知らなかったのですが、この方、無茶苦茶ハードコアなビッグバスハンターですね。

「バスがかなりの老体であったため、釣り上げた時点で生命力がとても弱い状態でした」
「おそらく推定するに、スポーニングとは一切関わりのない個体です」

(この内容はなかなか語れないですよね・・・)

可愛らしい外見から、何となく釣りアイドル的な感じなのかなと思っていたので、正直かなりビックリしました。
羊の皮を被った何とやらではないですが、まず彼女の本質は「釣り師」であって、それがたまたま綺麗な女性だっただけなのかな・・・と感じた次第です。
(すいませんただの想像ですが)
 

バスの老いと白内障

さて、本題に移ります。
ブログ内で語られていた内容の核心ですが、私が注目したのはバスの「老い」でした。
りんかさんは、そこで以下のように語っています。

「70あるのではという魚と対峙した時に思うのは、目が全く見えてないのでは、という点での攻略法
「眼球があんな風になってる個体が異様に大きいのは、(中略)大量の紫外線による作用で失明してしまうんでしょうか」
「それとも単に高齢によるものか、波動で喰わせるしか無いのでしょうが」

これを読んだ時、なるほどと私は唸らせられました。
当たり前ですが、ビッグバスは長い年月を生きてきたはずです。
これまであまり意識しなかったのですが、考えてみれば大型の個体が老いているというのは当然の話ですよね。。。

そう考えると、このビッグバスの目の異常は「白内障」なのではないかと思います。

1(「大津動物クリニック」さんより)

人間でも、農家など多くの紫外線に当たる方が高齢になると起こりやすいそうで、実は私の祖母も手術をしました。
犬など他の動物でもなるようで(隣の家の犬がなってましたw)、それがバスに起こるとしても不思議はありません。

 

ビッグバスの弱点と攻略法

ところで私は、ジャークベイトの釣りが一番好きです。
これまで最も多くのバスを釣ったルアーは間違いなくワンテンです。

愛と憎しみのワンテン
メガバス・Vision110「ワンテン」。 世にある全てのルアーの中で、私が最も溺愛する銘品です。 ワンテンはなぜ釣れるのか?その秘訣に...

しかしジャークし続けてきて気付いた事は、こうしたクイックな動きは巨大なバスには効きにくい、という事でした。
本当に悔しいのですが、ロクマル級を狙うにはジャークよりもリトリーブが有効、と言うのが現時点での結論です。

[D]ジャークしないジャークベイト - ルドラでプリメスを獲る動かし方のコツ
アクションの特徴と、レンジのキモを抑えてきたルドラ特集。 最終回はビッグバスのみをターゲットにした、お勧めの動かし方についてで...

これについては、なぜなのだろうとずっと不思議に思ってきました。
しかし上に書いたバスの「老い」を考えると、とても自然に理解できるように思えたのです。

つまり高齢で目が悪く、瞬発力も無い「お年寄りバス」は速いエサを追えないし、何度も捕食するのがダルい
だから目の前を通過する、動きのトロい大型のベイトのみを狙って食べている・・・。
そう考えると、「ビッグバスには大型ルアーが効く」という通説に、強い真実味が感じられてくる気がします。

rinkad

私も大きいバスは好きですが、どちらかというとトーナメント的な釣りというか、「50UPを3本」といった感じの方が好きです。
ストイックな記録級狙いというスタイルでは無いので、実のところ生涯に釣ったロクマルの数は10本にも及びません。

ですから、50UPをたくさん釣っているうちにロクマルも混ざる・・・くらいに軽く考えていました。
しかし今回、本気でモンスタークラスを狙うなら専用のアプローチが必要、という事を強く認識させられました。
(ちなみにヒットルアーは、りんかさんプロデュースの「スイムクルセイド」(スイクル)だそうです)

 

今シーズン、記録級のデカバスを狙う皆様は、ぜひこのバスの「老い」の問題を考えてみてはいかがでしょうか。。。
(モンスターハンターの間では、常識だったりするのかもしれませんが)

 
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    • てる
    • 2017年 7月 11日

    そういえば自己最高の55㎝バスも白内障で元気が無かったのを思い出しました。
    ロクマルなんて人に置き換えれば100歳のじーちゃんばーちゃんぐらいなんでしょうね。
    夢のロクマルも介護するような気持ちで挑めば釣れるかな(笑)
    ビックバスへの見方ががらりと変わる良い内容でしたm(_ _)m

    • コメントありがとうございました!
      介護するような気持ち・・・なかなか斬新な発想ですね(^^♪
      加齢を考慮すると、また違ったビッグバスへのアプローチ法が考えられそうですね!
      今後ともよろしくお願いします<(_ _)>

    • hiro
    • 2018年 10月 10日

    ルアーで釣り上げて計ったり写真撮る時点で介護どころか致命傷になると思うんだけどね。
    よく太ったバスとか言うけどブラックバスのパンパンのお腹の中にはワームがたくさん入ってるのかもしれない。

    • ですね、おしりからワーム出てくるのを見ると痛々しくなります(;^ω^)

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