17Sep
人気沸騰のキムケンフロッグ、“バスターク”。
しかし僅かの浸水で、あっという間に沈んでしまう!?
“溺れるフロッグ”に秘められた、隠れた狙いを考えます。
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秋はフロッグのシーズン!
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて、個人的には・・・秋と言えばフロッグのシーズンだったりします。
(teckelさんのワッカー。最も基本としているフロッグです)
「フロッグと言えば夏では?」と言われそうですが、ターンオーバーなどで水質が悪化する秋・・・
良い水の残ったシャローでのフロッグゲームが、意外と炸裂する気がします。
特にアユなどのベイトフィッシュがシャローに入ったタイミングでは、ぜひ試してみて頂きたいメソッドです。
そこで今回は大人気のポッパータイプフロッグ、“バスターク“(deps)について書いてみたいと思います。
沈むフロッグ!?
さてこのbasterKですが、大人気プロガイドのキムケンさんプロデュースというだけあって、非常に品薄。
私も、色々探し回ってやっとのことで入手しました。
ところが使ってみてまず感じたのは、「このフロッグ・・・溺れる!?」と言う事でした。
ワンキャストしてポップさせてくる間に、ボディ内部に浸水して沈んでしまうのです。
さすがにこれは困った!と言う事で、「フックホールシーラー」でフック穴を塞ぎました。
これでだいぶマシにはなったのですが、やはり少しでも浸水すると沈んでしまう・・・。
使いにくいフロッグだなぁと思っていたのですが、他のポッパーフロッグを色々使ってみるうちに、ある確信に至りました。
「この沈み加減・・・わざと狙ったな」と。
どういう事かと言うと、「水の掴み」を良くするために、わざと沈み気味の浮き姿勢になっている・・・のではないかと考えたのです。
たとえば、下の写真のようなヒシ藻エリア。
上をフロッグで引いてくると、「藻の上を滑ってしまってポッピングしない」という症状が多発します。
しかし重めで喫水の低いバスタークは、水から飛び出す事が非常に少ないと感じます。
この「水面をとらえるグリップ力」を出すために、すぐ沈むほどに高い比重を採用しているのではないかと思ったのです。
そしてこの深い浮き姿勢には、もう1つの大きなメリットがあると思います。
それが・・・「フッキング率の向上」。
バスタークはフッキング率がかなり高いと感じているのですが、最初はソフトなボディ素材とアウトバーブフックのおかげだと思っていました。
しかしマイナーチェンジ後の通常バーブのフックでも、フックアップ率が素晴らしい。
そしてよく見ていると、バイト時に「バスの口の中に入っている確率」が他のフロッグよりも高い気がしてきたのです。
これはつまり、よりボディが水面下に多く沈んでいるために、バイトを弾きにくいのだろうと私は結論付けました。
ヘビーカバー特化型フロッグ
というわけで、バスタークは沈みやすいです。
しかしそれは、マット上で確実に水を掴むための「計算された喫水の深さ」なのだと今では考えています。
その意味で、これはマットなどヘビーなカバーでの使用に特化したフロッグと言えるのではないでしょうか。
先日紹介した、「オープンウォーターフロッギング」で使うアイオビーとはまさに対照的ですね・・・。
ただ、上に書いたアユなどを偏食している際は、個人的には「スリザーク」の方がお勧めです。
その理由は、連続ドッグウォークで動きの速いベイトフィッシュを演出できるから。
バスタークはどちらかと言えば、水面をついばむブルーギルをイメージして使う事が多いです。
さらにシャローの鮎パターンで言えば、薄いマット上をリビット(懐かしい!)やゼノバズ(ジャッカル)を高速引きする「バジング」メソッドも効果的。
フロッグとかやった事無いんだけど・・・と言う方にも、割と取っつきやすいのではないかと思います。
(ゼノバズは比較的手に入りますかね。廃盤にしないで欲しい!)
水位の低い今年の琵琶湖で、果たしてシャローにアユが差してくるか???は正直不安なのですが、はまればかなり強力なパターン。
おそらくビックリするくらい反応の多い釣りだと思いますので、未体験の方にはぜひトライしてみて頂きたいと思います。
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