7Jan
凶悪なストラクチャーの奥深くに、息をひそめるモンスター。
ランカーを引きずり出すコツは、「柔よく剛を制す」事にあった?
カバー撃ちを制する、タックルセッティングを紹介します。
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カバー・ベイトシーバスタックル
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・と言う事で、今回は質問の多いタックルセッティングのお話。
特にストラクチャーを絡めたポイントでの、カバー向けのベイトタックルについて紹介したいと思います。
(上の写真のような乱杭周りや岩、マンメイドストラクチャーと言ったカバーを攻めるためのセッティングです)
キモはナイロンライン
まず結論から書きますと、私の現時点での最終的なセッティングは以下のようになります。
浜名湖カバー撃ち用ベイトタックル
ROD:ワイルドサイドWSC66ML
REEL:16メタニウムMGL(HG)
LINE:ナイロン(デッドオアアライブ)18lb
LURE:10~20g程度のバイブレーション、メタルバイブ、ミノー、スピンテール等
HOOK:ピアストレブル or トレブルSP-MH
まずラインが最大のキモなのですが、個人的には5号程度の太糸ナイロンが絶対です。
下の記事にも書きましたが、伸びがあるために「掛けてから魚が暴れない」。
ややこしいストラクチャーからビッグワンを引きずり出すために、これが最も大切な要素だと感じています。
他にもバイトを弾きにくく乗りやすい。
そしてバラシにくい、(PEよりも)根ズレに強い、(フロロよりも)しなやかで投げやすい・・・といったメリットを感じています。
それから次にロッドですが、良く曲がるスローテーパー気味の低弾性カーボンロッドを使っています。
MLとやや柔らかめのパワー設定ですが、トルクのある竿なので3kgクラスでも浮いてきます。
オープンウォーターであればさらにノリを重視してグラス(コンポジット)ロッドもありなのですが・・・
カバー撃ちに必要なキャストの正確性を求めると、これ位の長さのカーボンが使いやすいように思います。
そしてリールは「ハイギヤ」が絶対。
ハンドル一回転=75㎝前後の巻取りスピードが無いと、シーバスに関してはバラシが極端に多くなってしまうと感じています。
(おそらく、ブラックバスよりも泳ぎが速いのが原因ではないかと・・・)
使うルアーもバイブレーションなど引き抵抗の小さいものが多いので、このスピードでも巻き疲れを感じる事はあまりありません。
また16メタニウムMGLだと、13メタではやや辛かった3/8oz(10g)クラスのルアーが飛躍的に投げやすくなっています。
レンジバイブ55やX-80BEATなど、軽めのルアーでも快適。
ナイロン20lbを50mほど巻けるので、ラインキャパ的にもちょうど良いくらいではないでしょうか。
(・・・と書いていてお分かりのように、基本的に近~中距離の釣りになります)
そしてこのタックルセッティング、かなり柔らかいためにフッキングパワーは非常に低くなっています。
ですのでフッキングの際は、「ロッドで合わせるのではなく、とにかくリールを高速巻きする」巻きアワセをするのが超重要なキモとなります。
さらにディスタンスを遠目に取る際には、貫通力の高い“ピアストレブル”を組み合わせるのも有効だと感じました。
というわけで、ややこしいストラクチャー周りを正確に狙い、バイトを乗せ、魚を暴れさせずに引きずり出すための「柔よく剛を制す」タックル。
XHロッドに65lbのPEまで上げても駄目だった浜名湖の乱杭エリアで、これが一番獲れたセッティングでした。
(結局、カバーの中で横走りされてカキ殻に擦れたら、どんなラインでも切れてしまうのですよね・・・)
同じようなカバー周りを狙う釣り場は全国のシーバスフィールドにあると思いますので、よろしければ参考にして頂ければ幸いです。
※ちなみに今話題?のシーバス・スピナーベイティングに関しても、コンパクトサイズのモデル(ハイピッチャー、ミニブロス、SRミニなど)であれば3/8~1/2oz位までは扱えると思います。
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