19Jan
PEに革命をもたらす、超高比重ライン“セフィアG5 PE“
しかしフロロの沈み方は、もはや「シンカー」の域だった?
全く新しい操作感に、強い可能性を感じました。。。
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“セフィアG5 PE”長期インプレッション
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて一昨年、PE界に革命を起こすかもしれない超高比重ライン、“セフィアG5 PE“について特集しました。
みっちり使う事1シーズン(以上)・・・実際の使用感はどうだったのか?
今回はその長期レビューをまとめてみたいと思います。
ライトリグは沈むのか?
0.6号で比重1.36と、ナイロンラインの比重1.14を超え、フロロカーボンの1.78にかなり近づいたセフィアG5 PE。
その異次元の沈み方は、一目で通常のPEライン(比重0.98)と違いが分かるレベルでした。
上のインプレッション記事で紹介した通り、一般的なライトリグを使用しても沈みは良好。
PEにありがちな「リグが浮いてしまって底が取れない」感じはかなり改善されていると感じました。
しかし、ではフロロと全く同じか?と言われればそうは感じませんでした。
特に「ボトムの変化が薄い場所を探る時」、「1/16ozより軽いリグを使う時」、そして「ディスタンスを遠目に取る時」は結構な差が出る印象。
水よりだいぶ比重は高いはずなのですが、フロロに対してハッキリと底が取りずらいと感じたのです。
これは一体なぜなのか?
おそらくこれだけラインの沈みが速く糸の径が細ければ、ラインは水中で一直線に近い状態になっているのではないかと思います。
(下図の赤線)
しかしそれにも関わらず、フロロの方が底を取りやすい・・・。
となれば逆にフロロカーボンの場合では、ラインの軌道がボトムを這うように垂れ下がっているのではないでしょうか。
(上図の緑線)
つまり、あたかもラインが「シンカー」であるかのように、リグをボトムに沈める・・・。
これが未だに他のどんなラインにも真似できない、フロロだけに出せる“軌道”なのではないかと思います。
それはメリットなの?デメリットなの?
と言うわけで、なぁんだやっぱりフロロには敵わないのか・・・と思われたかもしれません。
しかし個人的には、逆にこの「フロロほどベタベタに沈まない」点にメリットを感じています。
なぜならフロロと比較して、PEを使うと圧倒的に根掛かりが減少したからです。
その理由もまた、ラインの「軌道」にあると考えています。
ベタベタにそこを這っているフロロと比べ、PEはリグを斜め「上」に引っ張る力が強く働くはず。
これは比重が高めなセフィアG5 PEでも感じられる現象で、結果として引っ掛かりやすいポイントでのスタック率がかなり減ったという印象です。
そうは言っても、ボトムが取れなければ無意味では???と思われるかもしれません。
しかしこれに関しては、単純にシンカーウェイトを上げる事で解決しました。
そしてウェイトを1番手上げても、フロロに比べストラクチャーから抜けてきやすい気がします。
これはシンカーが岩の間に挟まってしまうリップラップなどで、特にハッキリと感じられました。
というわけで結論として、”セフィアG5 PE”は完全なるフロロの代用とはなりませんでした。
しかし逆に、フロロでは得られない新たな可能性を感じる事に・・・。
活かし所を詰めれば、実はかなり強力な武器になるのでは?と思っています。
(ちなみに、沈み方を強くしたければフロロリーダーを長めにとるのが効果的かと。逆にもっと浮かせたければ、普通のPEを使うともっと根がかりしづらくなります)
通常のPEではなく、フロロともまた違う全く新しい操作感。
「高比重PE」がもたらした新世界を、ぜひ体験してみて欲しいと思います。
(普通のフローティングPEに比べれば、別格に使いやすいですよ!)
そして良い使い方を発見されましたら、ぜひ(こっそり)私に教えて下さい・・・www
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コメント
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2017年 10月 17日
初めまして。突然のコメント失礼いたします。
いつも楽しく拝見させていただいております。以前セフィアG5についての記事
を読ませていただき、使い始めた者なのですが、今回のインプレについて、私も
賛同します。
私は、このラインを港湾小場所におけるシーバスゲームで主に使っておりまして
感じることがございましたので、コメントしようと思った次第です。
確かにフロロの代わりにはなりません。しかし釣座の高い港湾オカッパリの場合
巻いて浮いてくるルアーはターゲットレンジをリトリーブスピードの変化で調整
する以外方法がなく、レンジを取りづらいのはご存じかと思います。
しかし、セフィアG5であればPE特有の浮力はありませんし表層から水深1m
以内におけるレンジキープ能力は、一般的なPEよりも有利だと感じております。
小型シンキングミノーやシンペン、さらにスイミングワーム等の軽量リグは総じて
リトリーブで浮きやすいので、セフィアG5を使用した場合、これらにスプリット
ショットを噛ました感覚で使用できるので、ライトリグで重宝しております。
※実際にはシンカーなぞ噛ましていないため、ルアーの動きには影響も少ない
欠点はやはりPE然とした部分でして、風に弱いことと(一般的なPE同様、風が
強く釣座が高い場合、水面への着水するまでの時間が掛かる)あくまでも個人的な
好みではありますが、カラードラインということです。
これらのことを加味した上で、バスにも使用しておりますが、フロロの劣化/交換
頻度を考えると決して悪くない選択肢のひとつですね。
仰るとおり、スローなボトムを取るつりにはフロロには勝てないな・・・と感じる
部分はあれ、シーバスでもバスでも、オカッパリ限定ではありますが、特に巻きの
つりには違和感なく使えております。
使い分けが必要とは思いますけどね・・・。
突然のコメント、長文/乱文で失礼いたしました。
いつもありがとうございます!
そしてディープなコメントを頂き、本当に嬉しく思います(^^♪
やはりフロロほどではありませんが、通常のPEよりかなり浮きにくいですよね!
そして劣化による巻き替えが少なくて済むのが便利で、最近はもうバスでもシーバスでもこのラインを巻きっぱなしにしてしまっています(笑)。
もともと繊細なライトリグの釣りが出来ない人間なので、もうこれで充分なのではと思っている今日この頃ですw