アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

menu

◆ DeeeP STREAM ◆

:[D] やっと分かった!”巻上げトルク”のキー・パーツ

巻きジャンキーなら誰もが気になる、リトリーブの剛性感
それを大きく左右する要素は、”ボディ剛性”だけではない!?
巻き上げトルクの鍵となる、決定的なパーツのお話です。。。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

巻き上げトルクって?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今回はのテーマは、「リールの巻上げトルク」について。
巻きジャンキーなアングラーなら、なによりもまず一番にリールに求める要素なのではないでしょうか。

巻き上げトルクと言うと、ローギアとかハイギアとか、ハンドル長がどうこうって話?と思われるかもしれません。
もちろんそれらも大きく影響してくる要素なのですが、ギア比やハンドル長が全く同じリール同士でも、実は全然トルクが違います
つまりリールそのものが持つ、もっと本質的な巻上げトルクについて今日は考えてみたいと思います。

 

“ボディ剛性”がトルクを決める?

さてこの巻上げトルクですが、言い換えれば「どれだけ楽に巻けるか」という事になるかと思います。
そんなのギア比・ハンドル長が同じで、一回巻取りスピードが変わらなければどれも一緒じゃないの?・・・と思いきや、さにあらず。
抵抗の大きいディープクランクを引き比べてみると、明らかに楽なリールとキツいリールがある事が分かると思います。

たとえば同じ一回巻取り量でも、カルカッタコンクエストなら軽い力でスルスルと巻いてこられます。
一方で巻き上げトルクの細い15アルデバランであれば、重くて力を入れる必要があるために、疲れる上にリトリーブがカクカクしてしまいやすいと思うのです。
(あくまでフルサイズのディープダイバーをリトリーブする前提で、ですが)

この違いが一体どこから生まれてくるのか?と言うと、それは第一にボディ剛性なのではないかと思います。
コンクエストのような丸型リールは、高強度なアルミの削り出しボディのため、剛性・精度に優れるはずです。
すると強い負荷がかかってもギヤケースが歪みにくく、結果としてギヤの歯面をキッチリと噛み合わせ続けられるからではないかと思うのです。
(ただし、樹脂ボディは理論上の剛性は高いという話もありまして・・・これはまた別の機会にとりあげます)

 

キモとなるベアリング

ちなみに私がこの現象を体感したのは、13メタニウムと12アンタレスを巻き比べた時でした。
この2つのリールのノーマルギヤは、巻取りスピードがほぼ一緒。
しかしそれにも関わらず、アンタレスの方が明らかに楽にマッドペッパーマグナムを引けると感じました。

この原因はつまり、マグネシウムボディ+樹脂サイドプレートの13メタニウムと、フルメタルのアンタレスのボディ剛性の差なのだと考えていました。
しかしその後、それだけでは説明のつかない事態を経験する事になります。
全くボディが同じはずの13メタニウムと16メタニウムMGLでも、はっきりと巻き上げトルクの違いを感じたのです。

これは一体、どういう事なのか?
ボディ剛性では説明のつかないトルク感向上の理由は、“サイレントチューン”によるベアリング位置の変更にあるのではと考えていました。
スプール軸をより距離の近い2点で支えるために、リトリーブ時のスプールのブレが少ないからではと考えたのです。

しかしこのオフシーズン中に分解してみて、少し考えが変わってきました。
その核心となるのが、ハンドルの付け根、ローラーベアリングの隣に位置するベアリング
16メタでは、13メタには無かったこのベアリングが増設されているのです。

16メタ以外の現行シマノ機では、アンタレスやコンクエストのような最上位機種にしかこの部分のベアリングは設定されていません。
そこでフィッシングショーでシマノの方に直接質問してみたところ、このベアリングの方がダイレクトに巻き心地に影響している可能性が高い、との回答を頂いたのです。

(この分解図で言うところの、22番のベアリング)

よく考えてみれば、ローラーベアリングはワンウェイクラッチ(一方向にしか回らない)になっているため、ガタというか構造上の遊びがあります。
そのローラーベアリングのみでメインシャフトの一端を支持するよりも、さらに外側のベアリングにシャフトを保持させた方が安定するのは道理。
つまり巻上げトルクの高いリールを選ぶには、この位置のベアリングの有無というのは重要な判断基準になるのではないかと思います。
分解図はネット上にアップされていますので、興味のある方はぜひ一度チェックしてみて下さい。
(そしてやっぱり、コンクエストの巻き心地はイイですね・・・しみじみw)

 
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitterInstagramのフォローをよろしくお願いします。

関連記事

    • ばすつり
    • 2017年 3月 13日

    13メタニウムにこのベアリング増設のカスタムはできないですかね?
    出来たらなかなか楽しみな結果になりそうです

    • そうなんですよ!やっぱりそう思いました!?
      多分なのですが、おそらくローラーベアリングを打ち替えちゃえば増設できるのではないかと思います。

    • おっさん
    • 2017年 10月 05日

    つまりワンウェイクラッチが無くベアリングの09バスライズはさいk……

    • 情報ありがとうございます!バスライズは未体験でした・・・(;´∀`)

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサーリンク

おすすめ記事

  1. :[最初に] DeeeP STREAMについて

Translate:

カテゴリー

スポンサーリンク

Twitter でフォロー

カレンダー

2017年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ