29May
空前のビッグバスラッシュに沸く、今シーズンの琵琶湖。
しかしその陰には、ノーフィッシュに泣く多くのアマチュアアングラーが?
釣果が二極化する琵琶湖を攻略する、最大のキモを考えます。
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2017年・琵琶湖ビッグバスラッシュ!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今シーズンは、春先から景気の良いビッグバスラッシュの声が止まない琵琶湖。
ロクマルラッシュ・50UP続出の大フィーバーは、まさに「世界一のビッグバスレイク」と呼んでも過言では無い釣れっぷりでした。
しかし実際に琵琶湖に足を運んでいるアングラーの生の声を聴くと、また違った反応が返ってきます。
「今年は全然釣れない」「小バスすら釣れなかった」・・・等々、特に春先は厳しい意見が多く聞かれたのです。
同じ湖だというのに、一体この違いはどういう事なのでしょうか?
と言う事で今回は、今琵琶湖に起こっている二極化の原因を分析。
そしてそれを通して、琵琶湖を攻略するためのキモを再考してみたいと思います。
雪代が多く水質改善?
さて今年の冬は、滋賀県付近に多くの雪が降ったそうです。
その影響で、春になって大量の「雪代(ゆきしろ)」が琵琶湖に流入。
結果として、3~4月は例年になく放水量の高い日が多かったようです。
(Brush HPより)
このように流れの循環が活発になる事で、琵琶湖全体の水質が改善。
フレッシュな水が供給される事で、特に酸素が多く必要なビッグバスの活性が上がる・・・という話があちこちで聞かれました。
しかしその一方で、放水量の増加は冷たい北湖の水の流入の増加も意味します。
と言う事はつまり、南湖の水温は上がりにくくなる事に・・・。
ですから暖まりにくい状況が続いていた事で、低水温に弱い小型魚の動きが鈍くなっていた事が想像できます。
結果としてこの春(特に4月頃)は、「ビッグバスは釣れるけれども、レギュラーサイズは逆に釣りづらい」状況が発生していたと考える事が出来るのではないでしょうか。
少ないウィードがもたらす効果
それに加えて、今年の春は極めてウィードが少ないとも言われてきました。
特に南湖と言えば、ウィード(グラス)があるからこそ釣れる・・・という認識が一般的かと思います。
しかし逆に、かえってウィードが少ない事がビッグバスラッシュに繋がったのではないかと私は考えています。
フラットな地形の多い南湖において、確かにウィードは最もバスが付きやすい重要なカバーと言えるでしょう。
しかしウィードが多いほど釣りやすいかと言えば、それはまた別の問題ではないかと。
なぜなら逆にウィードが少ない方が、魚の居場所を絞りやすいとも言えると思うからです。
(ウィードが多いと、付き場が多いのでバスが散ってしまう)
つまり貴重な少ない残りウィードに、たくさんのバスが密集して固まっていたのがこの春の状況だったと想像しています。
ですからそのポジションを正確につかんでいたプロガイドさん達などは、ビッグバスラッシュに沸いていた・・・。
一方でそうした場所を知らない週末アングラーにとっては、流しても流してもバスの居るウィードに当たらない、水の砂漠のような状態だったのではないかと思うのです。
水中を知っておく事の必要性
そんなわけで、高い放水量と少ないウィードが「大型バスのみが動きやすい」、そして「居場所を絞りやすい」状況を生み出した。
これこそが今シーズンの、「分かっている人にだけ釣れる」ビッグバスラッシュをもたらした大きな要因ではないかと考えています。
(艇王で北プロが一見何も無さそうな所を釣っていたように見えたと思いますが、あれは全部ピンスポットだと思います。。。)
そしてここから、私たちアマチュアアングラーが学ぶべきことが見えてくるように思います。
それは「キャストする場所の水中に、何があるのかを事前に知っておくこと」。
ルアーの着水点にエビモの林があるのか、それともハードボトムがあるのか、あらかじめ知っておくことが最も重要なポイントではないかと思うのです。
(どんなルアーを使うかとか、カラーをどうするとか言うよりも遥かに大切なのではと・・・)
ですから私も、釣りをする前に必ずざっくりと魚探掛けをするように習慣づけています。
(午前中に魚探掛けをして、午後から釣りを始めるとか)
フィールドを前にすれば一刻も早くキャストしたくなるのが人情ですが、残念ながら琵琶湖には目で見てすぐに分かるようなカバーはあまりありません。
琵琶湖に限らず、インビジブルなカバーを攻める事が多いフィールドで釣果を上げるためには、避けて通れない作業と言えるのではないでしょうか。
(例えばこれは先日60UPが釣れたポイントですが、縦系ウィードのピンの中層に魚がちゃんと映っています。パッと見でおいしいですよね!)
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コメント
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2018年 4月 01日
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