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:[D] 殺さない駆除!?バス問題の新たなる展開

バサーには避けて通れない、外来種の“駆除”問題。
長い苦難の歴史の末に、新たな希望の展開が?
未来を変えるかもしれない、殺さない駆除をシェアします。

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外来種問題の新展開

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
本日は、バスアングラーが避けて通れない「外来種問題」の話題をシェアしたいと思います。
この手のテーマを取り上げると100%炎上するので気が重いのですが(笑)、今回入ってきたニュースは少し毛色が違います。

(「釣魂さんのよりぬいてないブログ」さんより)

環境と教育と駆除?

去る5月27日に、群馬県邑楽町にある中野沼で「外来魚駆除大作戦」というブラックバス・ブルーギルの駆除大会が開かれたそうなのですが・・・。
実はこのイベントで、日本の外来種対策に新たな展開をもたらすのでは?という画期的な試みが実現したのだそうです。
何とバスアングラーも協力したという、駆除問題の新展開をシェアします。

 

“殺す”ことへの疑問

さてこの「外来魚駆除大作戦」、実は今年で5回目を数えるイベントなのだそうです。
主な参加者は地元の子供たち。
その親御さんたちから、次第に次のような声が上がってきたのだそうです。

「中野沼の外来魚を減らすというのはいいのだが、釣った魚を殺処分するというのは子供たちへの教育上好ましい事ではない
「外来魚とはいえ命あるもの、何とか殺さずに済む方法はないものか」

(出典は、おなじみ「IKE-Pの釣れづれ日記」さんより。いつも熱い情報発信に頭が下がります。。。)

殺さない駆除へ

実はつい最近私の妻子も、近所の池でウシガエル(のオタマジャクシ)アメリカザリガニを駆除している場面に遭遇したそうです。
その直前まで、「大っきなおたまじゃくし、おちょぼ口でかわいいねー♡ナデナデ」なんて会話していたらしく・・・。
目の前で行われる駆除の様子に、子供たちは大きなショックを受けたようです。

その理由を上手く子供たちに説明できなかった妻(釣りとか一切興味なし)から、その晩珍しく色々質問されました。

「外来種を殺すと在来種は復活するのか?」
「そもそも連れて来たのは人間で、外来種だって必死に生きているだけではないのか?」
「外来種=悪者=殺していいやつ、なのか?」

・・・と。

それに対する答えを、ここでシェアする事は控えます。
なぜならバスアングラーなら骨身に沁みているでしょうが、世の中にはたくさんの正義があって、統一したコンセンサスを得る事は非常に難しいからです。

しかし1つだけ確かに言える事は、駆除に際して「命を奪う」事に抵抗感を抱くのは、人として当然の感情だという事でしょう。
特に子を持つ親ともなれば、「この生き物は殺してよい」などと子供に教えられるものではありません。
つまり倫理的・動物愛護的に言って「命の選別」をして良いのか?という疑問に親御さんたちが突き当たったのだと思うのです。

 

“殺さない駆除”という発明

そこで邑楽町教育委員会は、前代未聞のプロジェクトを実行したそうです。
まずはオオクチバスとブルーギルの飼養許可を取得し、町内の施設においてそれらを展示。
そしてオオクチバスの余剰分に関しては管理釣り場で引き取ってもらうという、「殺さない駆除」を実現したというのです。
(以上については、もちろん全て環境省に確認済みで)

この日本で新しい事に挑戦するというのは、本当に本当に大変な事です。
しかし決して命を粗末にしてはいけない、子供たちに命の尊さを伝えたい・・・という教育者としての強い信念が、この困難な取り組みを実現させた。
情報元のIKE-Pさんも敬意を表されていますが、その熱意と実行力に、私も心の底から感激した次第です。

そして無駄にバスを殺すのでなく、有効に活用するのであればバサーとしても理解できる。
そうして惜しみなく協力されたIKE-Pさんはじめ関係者の方々にも、本当に頭が下がります。
批判を恐れず活動を続けるアングラーの皆様に、私も大きな勇気を頂いたように感じました。

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(またまた「釣魂さんのよりぬいてないブログ」さんより。数々のマスコミ関係者の方や、バス雑誌の方々も総出で取材されたそうです!)

 

“ゾーニング”が拓く未来

これまでの常識では、外来種の駆除とはつまり殺処分のことだったと思います。
そしてその点こそが、私たちバスアングラーがどうしても受け入れ難かった部分なのではないでしょうか。
しかし今回の様な「殺さない駆除」であれば、バサーとしても受け入れる余地が生まれるのではないかと思うのです。

さらに言えば、これはもっと大きな可能性を秘めた取り組みだとも考えられます。
駆除する対象の場所から、バスの漁業権が認められているフィールドへと移す事が出来ればどうなるでしょう?
魚の買取をする事で、駆除に必要な費用を捻出する事も可能かもしれません。
つまり居てはいけない場所から、居ても良い場所へという大きな流れが出来ていくのではないかと思うのです。

そしてこの概念は、かつて業界団体水産庁が提唱してきたゾーニング」の考え方そのものと言えるのではないでしょうか。
ブラックバスが居ても良い管理されたフィールドと、在来種を守る場所をきちんと分ける。
様々な意見の方々と折り合いをつけていくには、「外来魚のいない水域を確保する」という考え方がどうしても必要だと思うのです。

その時、例えばアユ釣りで有名な川に居るブラックバスを駆除して、バスの公認フィールドに放す・・・と言うのであれば、バサーとしても協力の余地が生まれるでしょう。
バスを駆除したい者と守りたい者とで、共同作業が出来る可能性すらあるのではないかと思えてきます。

そんなわけで今回は、「殺さない駆除」というエポックメイキングな出来事を紹介させて頂きました。
この新しい展開が、バスフィッシングの未来に一筋の光をもたらしてくれることを願ってやみません。
(関係者の皆様、シェアさせて頂きありがとうございました!)

 

 
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    • 東北民
    • 2017年 6月 02日

    東北はリリース禁止の県も多く、私は趣味で条例と言えど違反するのはおかしい思い一度辞めましたから、常日頃暇があれば考えてしまう問題です。
    ブラックバスが全国の湖沼に広がってしまったのはあくまでアングラーのせいです。
    しかしながら、釣魚であればニジマスなど、昔は放流することが生態系を破壊するといった概念すらありませんでしたから…(もちろん一部の身勝手なアングラーは許されるものではありません)
    とにかく難しい問題です…アングラーとそうで無い方には深い溝があります。
    正直、役所の方は釣るんだったら殺してよと当たり前の様に言いますがアングラーには到底受け入れられるものではありません(食べる魚ですら無駄にキープしたりしないのは今や常識です)
    いつか双方納得の方法で解決できる日がくれば…と願っています。
    長文失礼しました。

    • コメントありがとうございます。
      そうなんですよね、我々バサーには非常に重い問題で・・・これだけが原因では無いですが、私も一時バスフィッシングを離れておりました。
      特に東北は私にとって第二の故郷とも言える地ですので、リリ禁の多さにはいつも心を痛めております。

      知り合いの漁協(川)の方は、「琵琶湖産の鮎を放したために、バスやギル、ハスが広まってしまった」と今では後悔されていますが、河川についてはこうした経路で様々な琵琶湖の魚が全国に広まったという経緯があるそうです。

      その他のため池等、特に漁業的な放流をしていない場所に関しては、おそらくアングラーの密放流があったと考えるのが自然でしょうね。。。

      ともあれ、もはや原因論をとやかく言っても仕方ないほどに時代は進んでしまいました。

      全国津々浦々で外来種が定着している現状を踏まえた上で、現実的に「実行可能な対策」を考えていかなければならないと思います。
      そしてそのためには、今回の事例が非常に大きなヒントになるのではないかと言う気がします。

    • 青森県民
    • 2017年 6月 03日

    いつも楽しく債券させていただいてます。今回の記事は本当に心から感動できる記事でした。これからもこういった素晴らしい活動等、ケンディさん含め陰ながら応援していきたいと思います。

    • いつもありがとうございます!
      こうしたデリケートな問題は、賛成・反対入り乱れて大変議論を呼ぶところだと思うのですが・・・。
      バスフィッシングの未来を考える上で、非常に重要だと思いましたのでシェアさせて頂きました。
      私は一介のアングラーに過ぎませんが、出来る限りの努力を続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします(^^♪

    • グンマー
    • 2017年 6月 03日

    群馬住みです。チラリとネットニュースで読んだ限りではこの沼の駆除作戦がここまで考えられて行われていたことは書かれてませんでした。記事ではブラックバスの駆除が行われた事だけです。こういった取り組みがあったということをメディアはキチンと取り上げて欲しい。バサーとしては駆除されることは残念です。ですが密放流をしているのも一部のバサー、あるいはそれによって利益を得ている者達です。群馬では山間部のダム湖や河川の清流域にコクチバスが確認されています。漁協関係者が駆除をしていると聞きますが、その取り組みも地域によって行動力が異なり同じ河川でも駆除している場所とそうでない場所とがあるようです。駆除をしても密放流をする者をどうにかしなければ問題解決は遠いでしょう。噂では釣具店が密放流をしていると言われています。利益を優先して生態系を無視するのは納得いきません。利根川水系にバスが増えるのは気持ち悪いです。駆除だけではなく密放流こそ問題視されるべきだと思います。

    • 仰る通りで、駆除の前にまず拡散の防止が先決ですね。
      昔はあったのではと思いますが、今の時代にまだ密放流をしている人がいるかもしれないというのは、正直驚きです・・・。
      これこそ厳しく取り締まられなければならないと思います。

    • 愛知県民
    • 2017年 6月 03日

    ケンディーさん、はじめまして。いつも楽しく記事を読ましてもらってます。
    今回の記事、外来種の駆除に新しい未来が見えた様に思えます。バスアングラーの1人として「水辺の環境問題」は難しい問題だと感じていますし、行動に移す事も大変労力がいる。群馬県邑楽町の取り組みで、外来種に一筋の光が見えた事が嬉しく思い、はじめてコメントさせてもらいました。
    つい先日も、私の住む愛知県の某城の堀でアリゲーター・ガーが捕獲されたニュースがありました。(大学で研究ように解剖されたらしいのですが…)外来生物を「生かす」も「殺す」も人ならば「活かす」方向に行く事が最良の選択だと思えます。
    はじめてのコメントなので失礼な事ありましたらすみません。

    • いつもありがとうございます!
      本当にこれは画期的な出来事で、「殺す駆除」から「活かす駆除」への歴史的な転換点になる可能性があると思います。
      嬉しいコメントはブログ更新の原動力になりますので、これからもよろしくお願いします(^^♪

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