アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[2017総集編] 聞こえてきた希望の足音

2017年最大のニュース、“房総リザーバー解禁”
新フィールドの解放こそが、釣り人を増やす特効薬?
少しづつ聞こえて来た、未来への希望の足音をシェアします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

2017年最大のビッグニュース

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さていよいよ、2017年最後の記事をお送りしたいと思います。
テーマは私たちが直面する、日本の釣り場の未来についてです。。。

今年も様々なニュースが駆け抜けていった一年でしたが、個人的に最大のトピックは「房総リザーバーの解禁だったように思います。
戸面原(とづらはら)ダム、そして三島ダムでバスアングラーへのレンタルボートが次々と解禁・・・。
聖地・亀山/高滝ダムを擁する千葉県・房総半島は、バスフィッシングの一大メッカへと成長を遂げる事となったのです。

今やバス業界では、多くのメーカーが売上の伸び悩みに苦しんでいると聞きます。
その理由は何かと言えば、次第に減り続けるバスフィッシング人口に根本的な要因があるのではないでしょうか。
さらに言えばバサー減少の最大の原因は、フィールドの減少に帰結すると考えています。
その意味で一連のリザーバー解放の動きは、日本のバス・シーンを救う決定的な処方箋になり得るように思うのです。

 

“Keep Trying”の大切さ

また私としてもこのように考えたために、釣り場を拓き・増やしていくための活動をする団体として、今年一般社団法人 日本スポーツフィッシング振興会を設立させて頂いた次第です。
そしてとあるリザーバーをオフィシャルに利用できるよう、自治体や地元の関係団体と協議を重ねてきた一年でした。
しかし釣り場のオープンを目前にして、ある団体からの中止要請でプロジェクトは暗礁に乗り上げる事になってしまったのです。


 

こうした活動に初めて取り組んでみて強く感じたのは、水辺に関わる利権の驚異的な複雑さでした。
様々な既得権が幾重にも絡み合う上に、明確な法律状のルールが存在しない事もしばしば・・・。
法律違反では無いものの、これをクリアすればOKという明確な基準の無い広大な「グレーゾーン」が広がっていたのです。
結果として古くからの有力者や企業の意向といった、法律外の力が大きく働くという構造を思い知らされました。

このようにして壁に突き当たった我々の活動にも、房総のニュースは大きな勇気を与えてくれました。
田辺哲男プロが示してくれた、“行動すれば未来は開ける”という力強いメッセージ。
そしてもう1つは、行動し「続ける」という事の決定的な大切さでした。

(Bassser2018年1月号より)

この件については色々な関係者の方からお話を伺いましたが、房総リザーバーに関してもその道のりは決して平坦なものでは無かったのだそうです。
田辺プロがその「種」を撒き始めたのが10年以上も前だった事を思うと、大事は一朝一夕には成し遂げられない事を痛感します。

(Bassser2018年1月号より)

ところでこうした物事に取り組む時、大切な事は結構、釣りと同じなのではないかという気がしています。
どうにもならないタフ・コンディション下でも、いつか風が吹くタイミングが来る・・・。
その一瞬のチャンスを捉えるために諦めず投げ続ける事、キープキャスティングならぬ”Keep Tryingこそが、最も大切な姿勢なのではないかと思う今日この頃です。

 

聞こえて来た希望の足音

そして嬉しい事に、今全国各地で様々な取り組みが始まっているようです。
琵琶湖では釣り関係者のみならず、様々な団体が協力する清掃活動が産声を上げました。
これをきっかけに釣り人と自治体関係者等の対話が深まり、様々なイベントが企画されるようになっているとの事です。

かつてジェットスキーの騒音問題等で閉鎖された愛知県の老舗リザーバー、奥矢作湖“にボート店がオープンしたのも嬉しいトピック。
閉ざされたフィールドをついに拓いた、店主・高橋さんのバスフィッシングへの想いには胸が熱くなります。
レンタル・ボート持ち込みともに可能な「ジョンスタイル」さんを、来年はぜひチェックしてみて頂きたいと思います。

(jonstyleさんHPより)

JON STYLEさんHPはこちら

そんなわけで、相変わらず厳しい逆風が吹き続ける日本のフィッシング・シーン。
しかし各地で少しづつ、アングラーによる地道な活動の足音が聞こえ始めてきているように思います。
すぐには解決しない問題が山積していますが、それでも一歩づつ進んでいけば、いつかきっと未来は開ける・・・。
そう信じ続け、皆で力を合わせる事によって、少しでもスポーツフィッシングの将来を明るくしていけたらと願っています。

それでは皆さま、良いお年を・・・。

2017年12月31日 KenD(けんでぃ)

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