14Jun
期待度MAXのフルフッキングが、落胆に変わる“アワセ切れ”
ブレイクを防ぐためには、どんなマネジメントをすれば良いのか?
ラインの劣化と、巻き替え頻度について考えます。
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アワセ切れの悩み
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
巻き物ジャンキーな私ですが、最近は撃つ釣りもだんだん好きになってきた今日この頃。
しかし今非常~に悩まされている事がありまして・・・それがラインの「アワセ切れ」です。
私の場合、基本的に巻き物の合わせはすべて「巻き合わせ」をしています。
だから瞬発的な力が掛かりにくいのだと思うのですが、巻き物でラインブレイクした経験はほとんどありません。
よく曲がる竿を使っている・・・という理由もあるかもしれませんが、「ラインなんて、滅多に切れないでしょ?」と思っていたのです。
しかしフックポイントの露出していないテキサスなどでは、さすがに巻き合わせオンリーと言うのはちょっと・・・。
そこでしっかりとロッドでフッキングを入れるようになると、合わせ切れが連発する事に。
先日のトーナメント本番中にもやらかしてしまいましたが、フロロ16lbってこんなにもプチプチ切れるんだ・・・と衝撃を受けました。
と言うわけで今回は、合わせ切れ対策とフロロカーボンラインの交換頻度について考えてみたいと思います。
ラインの劣化
さてモノフィラメントラインは、水を吸ったり紫外線を浴びる事で劣化が進んでいくそうです。
つまりたとえ全く傷がつかなかったとしても、水中で使うだけでラインはどんどん傷んでいってしまう・・・。
これは特にナイロンラインに顕著で、たった一回使うだけで10%も強度低下してしまう事があるそうです。
というわけでナイロンの場合、私は少なくとも2回に1回くらいの頻度でラインを巻き替えるようにしています。
しかしフロロの場合は、ナイロンよりも劣化が遅い・・・と言う事で、これまで6~7回は巻きっ放しにしてきました。
それでも巻き物の場合はほとんど切れる事は無かったのですが、撃つ釣りだと見事に切れまくってしまったのです。
(もちろん、ラインに傷が無いか否かのチェックはした上で、です)
16lbの壁
では、単純にラインの番手を20lbに上げれば良いのでは?と思われるかもしれません。
確かにそれも1つの手なのですが、フロロ16lbと20lbの間には、絶対的な「硬さの壁」があるように感じています。
つまり20lbにすると硬さによってラインがコイル状になりやすく、キャスタビリティが大幅に低下・・・。
バックスライド系やフリーリグなどを使う際には、ラインスラックを作りにくいというデメリットも感じてしまうのです。
ですから苦肉の策として、16lbフロロに20lbのリーダーを組み合わせる事にもトライしてみました。
しかし結果として、今度はライン同士の結束部でのブレイクが多発・・・。
フックアイに結ぶよりライン同士を結ぶ方が強度が出にくいので、結局のところ何の解決にもならなかったのです。
銘柄の差もあるけれど
それからラインの銘柄という意味では、廉価版である“フロロマイスター“を使っているから切れるのか!?と、当初は疑った事もありました。
しかしFCスナイパー(旧モデル)やスーパーハード、R18フロロリミテッドなど色々使った結論としては「どのラインでも切れる」。
フロロリミテッドなどは比較的強度の持ちが良い?気もしましたが、じゃあ10回使った後でフルフッキングに耐えるか?と言えば、それはさすがにありませんでした。
結果として、フロロでも撃つ釣りの場合は2~3回に一度は巻き替えるよう心掛けるようになりました。
(それもあって、コストの安いフロロマイスターを多用するようになった・・・とも言えます)
ラインブレイクは魚体にルアーを残す可能性が高く、釣り人として極力避けるべきだと言われます。
これは自分自身の反省でもあるのですが、しっかりとライン・マネジメントをし、ブレイクを防ぐよう心掛けたいと思います。
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コメント
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自分も、撃つ釣りでのあわせ切れを何度も経験し、何とかしようといろいろやってみました。
単純に太くすると扱いにくくなるため、フロロよりも柔らかなナイロンの太い番手も試してみたこともあります。
いろいろやってみて、一番効果があったのは、やっぱり巻き替えの頻度を高くすることでした。
基本的に毎回巻き替えで対応するようにしてから、あわせ切れが激減しました。
とはいえ、経済的に厳しいので、ラインはフロロマイスターを使ってますし、必要最小限度の長さしか巻かないようにしてます。
ラインブレイクは、バスにとってのダメージが大きいので、極力避けたいですね!
やっぱりそうですよね?近距離の撃つ釣りって切れますよね???
結構「切れないよ」っていうご意見の方も多くて、何で私だけ・・・ってちょっとショックを受けてました(笑)。
私もナイロンの太い番手も試してみたのですが、いずれにせよ結論は一緒で「交換頻度」に行き着きました。
理想は毎回交換ですよね・・・。
フロロマイスターを30mくらいづつ毎回巻き替え、っていうのが一番良いのかもしれませんね。
合わせ切れしやすいリグはあります。
特にフリーリグは多いように思います。
他にもテキサスもですかね。
どちらもラインとシンカーが擦れる構造です。
その点、ラバージグは合わせ切れは少ないと感じています。
確かに、結び目が直接擦れるリグは不利ですよね・・・。
結び替えももっと頻繁にやってみたいと思います。
ハタ族狙いの穴撃ちで、気合を入れてグランドマックスを道糸にした事があります。
結果、巻き替えたばかりにもかかわらず、アワセ切れ連発…裂けるチーズのような断面でした
後日、磯釣りの方から「硬く伸びないハリスは近距離のハードカバーに向かない」と教わりました。少々伸びるラインの方が、岩系ストラクチャーへの接触がソフトになるそうです。以来、岩や金属が絡むカバー撃ちにはしなやかなフロロを使用しています。
おお、グランドマックスを道糸にするとは剛毅ですねΣ(゚Д゚)!!
しかしそれでも切れるとは・・・やはり「伸び」がキーワードなんですかね・・・。
かなりコアな情報ありがとうございました!今後とも色々試行錯誤してみます。
バスのほとんどいない北海道在住ですが(シーバスもいない)、
素晴らしい記事いつも参考にさせていただいています。
自分も伸びが無いからだと思います。
ナイロンなら元々伸びるので、遠方で掛ければ驚くほど切れません。
しかし、フロロのかなり太い糸を使用しても、硬い竿で短距離だとあっさり切れる気がします。
ソイのキロオーバーが釣れるような穴釣り時には、相当太い糸を使います。(8号くらい)
(オモリの下に、短いハリスを付け身エサで釣るスタイルです。)
ラインが短いと擦れなくてもあっさり切れます。
鮭釣のウキルアーでも、道糸はナイロンの5号程度でも大丈夫ですが、浮き仕掛けの部分は8号くらいを使います。
6号くらいでは意外と切れます。
北海道の方にも見て頂けているとは光栄です(^^♪
そうなんですよね~・・・数値上のlb数だけじゃなく、「伸びの有無」って合わせ切れに凄く深くかかわってくる気がします。
特に近距離ならそれが顕著で、ナイロン試してみようかな???とも思っています。
それにしても、北海道のクロソイやってみたいです(^^)!!
(鯉のウキルアーというのも気になりますが・・・)
PEのあわせ切れはあわせ前のランンテンションの抜けが大きな要因だと思います。
ジャンプするためにしゃがむように、力強くをあわせようとすると逆向きの予備動作があるので一瞬テンションが抜けます。
急に引っ張られてもほとんど伸びないから設計負荷を超えると突然切れちゃうんですよね。
近距離だとなおさら伸び白が無いので切れやすいかと。
自分はPEでカバー撃ちするときはクランクと同じような巻き合わせするようにしてます。
切れた拍子に自分に向かって飛んでくるのも怖いですしね。
なるほど~、近距離でも巻き合わせ、と!!
何となく針先が露出するのかな?と心配だったのですが、今度試してみたいと思います(^^)
KenD様初めまして
私はおかっぱらーで経験も少ないですがアドバイスさせてください
私がカバーを撃ってラインチェックした時は
ラインにキズが入っていなくてもザラついた部分は捨てています
きついカバーに入れれば入れるほど擦れて表面が劣化していくと考えて私は釣りしています
長めに捨てるときれいな部分から使えるので安心できます
自然と巻き替え頻度も高くなります
あと、フッキングした際によく曲がってくれる竿を使うとショックもやわらげる事ができるかと思います
でも動画のようなテトラ等のマンメイドにも有効かどうかはわかりません、すみません
アドバイスになったかどうかわかりませんけれど、頭の片隅にでもおいておいてくだされば光栄です
初めまして、アドバイスありがとうございます(^^)♪
確かに良く曲がるロッドを使うと、瞬発的な衝撃を和らげられそうですよね。
動画の場合は、テトラに擦れたからなのかな・・・?とも思っており、もう少し試行錯誤してみたいと思います!