アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] ちょっと詳しいチヌトップ用タックルセレクト

全国的に広がりを見せる、大興奮のチヌトップ
夏を熱く楽しむための、タックルセッティングを詳細解説!
水面を激しく割らせる、エキサイティングなゲームを堪能しましょう!

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広がりを見せるチヌトップ

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて最盛期を迎えつつある浜名湖名物「チヌトップ」ゲームですが・・・。
どうも全国色々なフィールドで成立するようで、鯛さえいれば結構どこでも楽しめるようです。

というわけで、どんどん広がりと盛り上がりを見せるチヌトップゲーム。
前回もこれについてサラッとまとめてみましたが、より詳しいお話を・・・というリクエストをいくつか頂きました。
というわけで今回は、チヌトップ用のタックルセレクトについて少し深く書いてみたいと思います。

 

ライン

まず一番重要なのがラインですが、基本的にはPEラインの0.6~0.8号位が使われる事が多いと思います。
細くない?と思われるかもしれませんが、7g前後の軽いプラグを遠投するにはこのくらいが有利だから。
逆に濃いカバー周りなどで、遠投の必要が無ければ1号以上でも構わないでしょう。

(クリアシャローの多い浜名湖では、遠投性を重視してライトラインが好まれます)

銘柄は好きなもので構わないと思いますが、私はG-soulアップグレードX80.6号が気に入っています。
直線強力、滑りの良さ、耐久性、そして適度に伸びる事などどれをとっても高次元。
価格も手ごろで、入手性も安定しているという決定版的キャスティングPEです。

あれ、高比重ラインのオードラゴンは?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
一般にトップウォータープラグは、ラインが沈んでしまうと動かし辛くなってしまいます
ですのでトップ用には、あえてシンキングPEは使わないようにしているというわけです。

同様の理由から、リーダーもフロロでは無くナイロンラインを使っています。
それも流行り(?)の低伸度ナイロンでは無く、びよんびよんに伸びる普通のナイロン。
リーダーはあえて伸びるラインを選んだ方が、あまりにも少ないPEの伸びを相殺出来る気がします。
これによってルアーの動かしやすさ、そしてノリの良さやバラシの少なさにも繋げられるのではないでしょうか。

(kakedzuka.comより)

ちなみにリーダーの太さは20lb(5号)くらいを基準にしていますが、カバーに擦れたりしなければもっと細くても良いと思います。
長さは擦れを考えると出来るだけ長く取りたいところですが、あまり長過ぎてもトラブルが多発してしまいます。
この兼ね合いはロッドのガイドセッティングなどによっても変わってくるので一概には言えませんが、私は大体1m弱くらいにする事が多いです。

 

ロッド

それからロッドは、6.6~7ftくらいのややファストテーパーな竿が向いていると思います。
伸びの少ないPEラインでアクションをつけていくので、あまりティップが硬いとルアーが動き過ぎてやりにくいかと。
バスロッドの流用であれば、パワーの目安としてはML位が適しているのではないでしょうか。

ただしティップだけがソフトで、ベリーから下はほとんど曲がらない・・・みたいなロッドには注意が必要です。
ライトリグ用バスロッドにありがちな調子ですが、クロダイ・キビレは良く引く魚なのでリフティングパワーが欲しいところ。
ですので穂先が柔らかいだけでなく、負荷に応じてしなやかにベリーから下が曲がっていくものが向いていると思います。

それから長めのロッドを用いるのは、出来るだけ飛距離を稼ぎたいからです。
とはいっても長すぎてもアクションがしづらくなるので、長くても7ft位までがおすすめ。
もちろん飛距離が要らないのであれば、ショートロッドも良い選択肢だと思います。

以上を考え、私は昔から使っているテクナPMX610SL+Jをいまだに使い続けています。
シーバスの、しかも巻く釣りにはグラススピンを使う様になりましたが、チヌトップにはやはりこの竿が手放せません。
ただしこれはペンシルやポッパーを操作するテクニカル・プラッギングの場合で、プロップベイトをただ巻きするようなトップにはやはりグラスが向くでしょう。

ちなみに何本もロッドを使い分けるのが面倒という場合には、ゾディアス260ML-Gがお勧めです。
この手の「なんちゃってグラスロッド」は、ピュアグラスに拘る本格派アングラーには好まれないかもしれませんが・・・。
巻いても悪くないし操作系プラグもこなせるというように、潰しが効くので個人的には結構好きです。

(ただし飛距離や操作時の重さは、やっぱりちょっと気になります。良く言えば万能、悪く言えばちょっと中途半端かもしれません)

 

リール

リールはシマノで言えば2500番前後位のサイズで、トラブルが少なければ何でも良いと思います(笑)。
多少ドラグ性能が高い方が良いと思いますが、ストラディック以上くらいのクラスであればまず問題ないでしょう。
ギヤ比もそこまで決定打にはなりませんが、ロングキャスト&回収を繰り返すならややハイギヤ目が使いやすいと思います。

(私はいつも通り15ツインパワー3000HGMを使っています。というかこれしかスピニング持ってないw)

というわけで、今回は少しチヌトップ用のタックルについて少し突っ込んで書いてみました。
多くの釣りと同じく、重要度が高いのはライン → ロッド → リールの順になるかと思います。
油断しているとバシバシ切られたりしますので、リーダーは常に新品、傷やノットのチェックは怠りなく行って頂ければ幸いです。

 

番外編:カバーを攻めるパワーベイトフィネスタックル

ちなみに番外編として、カバー周りで有効なパワーベイトフィネスタックルについて紹介しておきます。
これは1.5号以上のPEライン+20lb以上のロングリーダーをベイトフィネスリールで使う方法で、カバー周りに非常に強いです。
浜名湖によくある乱杭周りなどではラインブレイクが多発しますが、このタックルならほぼゴボウ抜き!!

柔らかくてもトルクのあるロッドを組み合わせることで、スピニングでは怖くて攻められなかったカバーを攻略する事が出来ます。
ベイトPEは細いほど糸噛み等のトラブルが出やすいので、初めは3号くらいから始めるのもおすすめです。
飛距離が出にくかったり、ベイトの扱いになれている必要があるので中級者以上向けですが、よろしければぜひチャレンジしてみて下さい。

(写真はゾディアスになってますが、私はWSC66ML+13メタニウム夢屋BFSスプールを使っています)

 

 
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