17Jun
年々大型化する魚探に、大飯喰らいのライブスコープ。
急速な消費電力の増加に、もはや鉛バッテリーでは耐えられない!?
ハイテク魚探時代の、新たなバッテリーシステムを考えます。
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リチウムバッテリー時代の幕開け
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
先日バス釣りブログ界の巨匠“Mr.Nobite”さんがシェアした、リチウムバッテリー”Lithi-B(リチビー)“の実力。
その圧倒的な軽さとパワーのアドバンテージに、フットコンバス・スタイルのアングラーの間に激震が走っているようです。
(©BURITSU レンタルボート+フットコンエレキスタイルには効果絶大でしょうね・・・)
【リチビー2019年モデル】軽い・速い!実際どうなの?注目のリチウムイオンバッテリーを3ヶ月使ってみて感じた事
詳しくは↑のBURITSUさんの記事を参照して頂きたいのですが、下手をするとヒト1人分くらいボートが軽くなる計算。
(36Vエレキで鉛12Vバッテリー3発なら24.3kg×3個=72.9kgの一方、リチウムイオンバッテリーなら僅か11.7kgで、その差は何と61.2kgにもなるとか!)
スピードも耐久性も段違いとの事で、房総レンタルボーターの方々なら気になって仕方ないのではないでしょうか。
(©BURITSU しかもバッテリーの持ち運びが圧倒的にラクになるわけですしね・・・)
ハイテク魚探時代のマストアイテム?
しかしこのリチウムイオンバッテリー、レンタルボーターのみならずバスボーターにも革命をもたらすと感じています。
事実、アメリカのトーナメンターの間では次第にリチウムの導入がメインストリームになってきているとの事。
60kgの軽量化というのはフルサイズバスボートにとっても大きな大きな違いで、浮き姿勢や走りに劇的な変化をもたらす事になるのだそうです。
[エレキ用]中国製36Vリチウムイオンバッテリーをついに導入
けれどもリチウムイオンバッテリー時代の到来には、さらに決定的な要因があると考えています。
それが年々進化する大型ハイテク魚探の存在で、今や10~12インチ魚探4枚掛けという構成はトーナメンターでは珍しくなくなりました。
当然のことながら、消費電力量はこれまでとは比べ物にならないくらい増えているという訳です。
さらにここに追い打ちをかけるのが、ゲームチェンジャーの名を欲しいままにする次世代振動子“ライブスコープ“の存在です。
水中をリアルタイムの「動画」で見られるこのアイテムは、まさに魚探界のリーサル・ウェポンと言っても過言では無いでしょうが・・・。
その分バッテリーへの負担も別格で、もはやエンジン始動用のクランキングバッテリーと兼用するのは不可能なレベルに達しているようです。
最近では大型化する魚探に対応して、魚探専用に12Vの鉛バッテリー1発を積んでいるボーターもいらっしゃるかと思いますが・・・。
悩ましいのはライブスコープを導入した場合、それですら一日もたないという声があちこちから聞こえてくる事です。
すると魚探専用で12Vを2発、エレキ用で3発、クランキング用に1発などと考えていくと、もはや設置スペースも重量も限界なのではないでしょうか。
さすがに鉛バッテリー6発以上ともなってくると、物理的に詰めないというボートも少なくない事でしょう。
すると先端ハイテク魚探をフル装備する時点で、リチウムの搭載を余儀なくされるケースが多発すると思われます。
エレキ用に36Vのリチウムを一発、魚探用に12Vのリチウムを一発、そしてクランキング用にオプティマ(鉛12V)を一発といった構成が、もしかしたら数年後にはスタンダードになってくるのかもしれません。
リチウムの”突然死”対策
しかし絶大なメリットを誇るリチウムイオンバッテリーにも、弱点はもちろん存在します。
その一つが「突然の電池切れ」で、長持ちする反面残量が減ると急速に電圧が落ちてしまうのだとか。
鉛バッテリーのようにだんだんエレキのパワーが落ちて来たな・・・といった事が分からないので、突然動けなくなるというリスクが存在するのです。
(©プロショップオオツカ)
その対策として、米国のツアープロは予備用のリチウムを積んでいることもあると聞いておりますが。。。
ただでさえ高価なバッテリーを、さらにもう一発用意するというのはコスト的にかなりキツいように思います。
そこでふと考え付いたのは、24Vのリチウムイオンバッテリーを2発積むのはどうだろう?というアイディアです。
例えばまずエレキ用に24V・60Ahを一発用意し、もう一つ同じバッテリーを魚探用に設置します。
そしてもし片方が突然バッテリー切れを起こしてしまったら、緊急避難的にもう片方に繋ぎ換えて使うというわけです。
つまり同じ24V・60Ahのリチウムイオンバッテリーを2個積むことで、片方を予備用として使えないかと考えたのです。
これはもちろんエレキが24V用で、かつ魚探も24Vに対応している必要があります。
私が今メインにしているGARMIN魚探は大抵のモデルが24Vで使えるようですので、もしかしたらそんな手もアリなのではないか?と思っている次第です。
もしロランスやハミンなど12V用の魚探を併用したいのであれば、エレキ用24V+魚探用12V×2という構成も考えられるかもしれません。
(この場合は、24Vが先に終わった時のみ12V×2を繋いでエレキを動かすことが出来る)
ネックは何と言っても”価格”
そんな妄想ばかりが膨らんでいくリチウムバッテリーですが、いざ買おうとすると過酷な現実にぶつかります。
たとえば上に書いた24V・60Ahモデルを充電器含めて2個づつ購入するとすると、(176,040+20,520)×2=393,120円!!!
何と40万近くにも上るという驚異的なプライスには、正直キツいというより「全然無理」というのが率直な感想です。
これにライブスコープが30万、エコーマップウルトラ10インチが2枚で30万×2,ウルトレックスで40万などと考えていったらもう。。。orz
ハイテク魚探&エレキ環境を揃えるのに200万クラスの出費を覚悟せざるを得ない状況には、正直ちょっと尋常でないものを感じてしまいます。
最後はちょっと愚痴のようになってしまって申し訳ありませんでしたが、しかし本気のトーナメンターならハイテク魚探は避けて通れない問題だと思います。
そして今後ライブスコープの搭載が主流になってくることを考えると、必然的にリチウムイオンバッテリーとも向き合わざるを得なくなるでしょう。
いずれにせよコストを考えると辛い話ですが、この情報が少しでも導入を検討している皆様に役立てば幸いです。
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コメント
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2019年 7月 01日
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