アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[19ストラディック徹底解剖-2-] “ロングストロークスプール”は大して飛ばない!?

ステラ・ヴァンキッシュ直系の、ロングストロークスプール技術。
話題の最新テクノロジーは、しかし思ったほど効果が無かった!?
19ストラディックで、その真の実力をテストします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

飛距離4%UPは本当か!?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
最新技術が惜しみなく投入されたコスパ最強スピニング、”19ストラディック
全方位に進化を遂げたとアナウンスされる期待の一台、前回は巻き上げ性能についてレポートしました。

というわけで今回は、話題のロングストロークスプール“の飛距離について書いてみたいと思います。
これまではステラやヴァンキッシュなど、最上級機種にしか採用されてこなかったこの技術。
ミドルクラスへのインストールは、正直ちょっと衝撃的だったのではないでしょうか。

(©shimano)

ところでこれまで、シマノ2500~3000番クラスはスプール径46.5mm/ストローク14.5mmが採用されてきたわけですが・・・。
ロングストロークスプールではスプール径47mm/ストローク17mmと、僅かに大径化&ロング化を果たしています。
ヴァンキッシュでの説明によれば、これによって4%の飛距離UPが実現されているということです。

(©shimano)

というわけで早速、15ツインパワー(非ロングストロークスプール)と同じルアーの投げ比べを行ってみました。
テストで用いたラインはオードラゴン0.6号+フロロリーダー6lbで、ロッドはエクスプライド265UL+
リグはスワンプクローラーの1/16ozネコリグと、小型シャッド(スーパースレッジ)の2種類でした。

そして実際に投げてみて、そのキャスタビリティには予想外の驚きを隠せませんでした。
驚くほど、飛距離が全然変わらない・・・。
両者の差は全て僅差な上、どちらが良く飛ぶといった明確な傾向すら見いだせなかったのです。
強いて言えばストラディックの方が遠投できた回数が多いかも?というくらいで、風の具合など誤差の範囲だったのではないでしょうか。

 

遠投&太糸で真価を発揮?

それにしても、どうしてこのような意外な結果になってしまったのでしょうか。
そもそもなぜロングストロークスプールは飛距離が伸びるのか?と考えてみると、その理由はスプールが痩せにくいという点にあるのではないかと想像しています。
つまりラインが放出されるにつれて、スプールに巻かれた糸が少なくなっていくので、外径はどんどん細くなっていきます。
するとラインとスプールの角度がキツくなってしまうので、放出時の抵抗が大きくなってしまうと考えられるのです。

そのカギはタックルにあるのではないかと思うのですが、シマノの飛距離テストで用いられたロッドは9ftで、ラインはPE1.2号
これで20gのプラグを、70m以上大遠投するというテスト環境で計測されています。
これで大体3m程度、割合にして約4%の飛距離UPが達成されたという実験結果が示されているのです。

(©shimano)

ところが私が試したようなバスフィッシングのライトリグだと、細糸PEでよほど飛んでもせいぜい30m
しかも距離が短い上に糸も細いので、ライン放出量が少なくスプールが痩せにくいという訳です。
ですからフィールドでの簡易計測程度では、明らかな有意差が出なかったのだと思われます。
そして感覚的なキャストフィール面でも、違いが感じられなかったというのが率直な感想です。

(普通は20m台くらいしか飛ばないと思いますので、差が出るとしてもせいぜい数10cm程度???)

というわけで話題のロングストロークスプールは、少なくともバスフィッシング(のライトリグ&プラッギング)ではメリットが感じ辛いのではないかと思います。
ソルトのショアゲームなど、ある程度の太糸で遠投する場合に真価が発揮されると考えるべきでしょう。
ただしバスでも特にネガを感じる場面があったわけでも無いですので、あって損はない正常進化と言えるのではないでしょうか。
そんなわけで次回は最終回として、19ストラディックを買う前に知っておきたい注意点をまとめてみたいと思います。

(シーバスやクロダイ、後はサーフのライトキャスティング等には3000MHGくらいが良さそうですね・・・)

 

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