4Dec
リールカスタムの中でも、フィーリングの違いに直結しやすい“ハンドル長“。
最適解は人それぞれですが、バンタムは84~90mmとショート化傾向に・・・。
低予算でベストな長さを選ぶ、スマート・チョイスを公開します。
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ハンドルカスタムのおさらい
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
シマノ待望の高剛性タフベイトとして、コアな人気を博した“18バンタムMGL”。
その素性の良さを活かしながら、パーフェクトな仕上がりを求めてカスタムし続けてきました。
そんなパーフェクト・バンタムを目指す特集第4回目は、ハンドル&ハンドルノブについて。
カスタムの効果を体感しやすい部品だけに、費用対効果の高いメニューだと言えるでしょう。
当サイトでもこれまで、いくつものテスト記事を公開してきました。
そこで得られた結論として、ロングハンドル化にはローギヤ化と似た効果がある事が分かりました。
つまり同じリールでもハンドルを長く(短く)することで、巻取りスピードが下がる(上がる)代わりに巻き上げトルクが上がる(下がる)効果が出るという訳です。
ですから最適なハンドル長というのは、ギヤ比との兼ね合いで考える必要があると言えるでしょう。
さらには腕の長さなど身体的な要因も重なるので、本当にベスト・チョイスは人それぞれと言えるでしょう。
ですから最終的には、自分が実際に使ってみたフィーリングでしか答えは得られないのだと思いますが・・・。
例えばエリートプロの宮崎友輔選手の例を参考にすると、巻き物はハンドル一回転≒70cm台くらいのハイスピードモデル、撃ち物は90cm前後くらいのエクストラハイスピードモデルを基準にしているそうです。
これは私も完全に同様で、巻き物にはHGクラス・撃ち物にはXGクラスを使うようにしています。
ハンドルは”丈夫さ”が命!?
ちなみに上の宮崎プロはハンドル長90mmを愛用されているそうなのですが、私は全て96mmで統一しています。
これはもう自分自身のフィーリングとしか言えないのですが、自然と非力な分をロングハンドル化で補っているのかもしれません。
(ちなみに宮崎プロは身長180cm以上で、めっちゃ体格良いです。アメリカ人並みw)
ですから好みの長さがラインナップされているハンドルを選んで頂ければと思うのですが、一つ落とし穴があります。
それがハンドルの耐久性で、以前ノブ付き3000円くらいの中国製格安カーボンハンドルを買って失敗致しまして・・・。
いくらも使わないうちにカーボンが割れてきて、ノブを固定しているボルトがグラグラになってしまったのです。
リールシャフトを通す真ん中の穴も徐々に削れてしまい、高剛性ベイトを選ぶ意味ナシ!な状態でした(汗)。
ただしこれはカーボンが悪いという訳ではなく、上の写真の“イナーシャ(ZPI)”はとても丈夫でした。
ですからカーボンハンドルを選ぶなら、高品質な有名メーカー品にしておく方が無難なのではないでしょうか。
直接リーリングの力がかかる部品ですので、ファイト時などは想像以上の負荷がかかっているのだと思います。
しかし軽さにそこまでメリットを感じないのでしたら、普通に金属製の方が安くて丈夫なハンドルを選べます。
ハンドルの自重よりノブがセンターに近い方が影響が大きい気がするので、アルミのオフセットハンドルを愛用中。
多くの場合長さのラインナップが細かく設定されているので、自分にマッチした物を選びやすいのではないでしょうか。
コスパ最強の格安・高剛性ハンドル
結論として私は何を選んだのか?というと、シマノ純正の13&16メタニウムXG用96mmハンドルです。
純正かよ!と突っ込みが入りそうですが、たった3000円なのにとっても高品質なんです・・・世界のSHIMANO万歳(笑)。
バンタムはXGでもハンドル長90mmしかないので、基本的に全てこれに付け替えている次第です。
逆に90mmを使いたければバンタムXG、84mmとショート化したければバンタムHGの純正を選べばOK。
さらにロング化したい方は、15炎月などソルト用ベイトには102mmがふんだんにラインナップされています。
私が適合を確認しているのはこれくらいですが、他にも大体のパーツは流用できるのではないでしょうか。
(©shimano 19アンタレスなど、一部互換性の無い特殊なモデルもあるようですが・・・)
ただしバンタムの純正ノブは非常に良く出来ていて、握りのスッポ抜けが少ないラッパ状のデザイン。
特に巻く時は重宝するので、中にベアリングを追加した上でメタニウムのハンドルに移植しています。
(純正ではノブの中の一方がベアリングではなくカラーになっている)
というわけでお金が掛かりがちなリールカスタムですが、この方法なら最小限の予算で効果が得られます。
ハンドル長の変更は劇的にフィーリングが変わるので、チューニング初心者の最初のメニューとしてもかなりお勧め。
もちろん社外品ならドレスアップも可能なので、この冬ご自身の好みに合わせて改造してみてはいかがでしょうか。
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