アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] “20エクスセンスDC SS”にガッカリしている理由

期待の廉価版PEベイトとして、今年デビューする20エクスセンスDCSS”
しかし時流に逆行する、まさかのワイドスプール採用!?
不可思議な25mm幅に、ガッカリの理由をお話します。。。

※タイトル画像はシマノHPより

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期待の”廉価版エクスセンスDC”

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて2020年の新作リールとして、20メタニウムMGLが話題をさらっておりますが・・・。
個人的には不意打ちと言いますか、「MGLⅢスプールが載るくらいでしょ?」と、さほど期待していなかったモデルでした。

(それだけに、コアソリッドボディ化&ブラスギア搭載には本当に驚きました。。。)

ですからデビューを心待ちにしていたのは、実は「廉価版エクスセンスDC」の方でした。
バンタムをこよなく愛する私ですが、ビッグルアーの大遠投には17エクスセンスDCを頻用しています。
向かい風などシビアなコンディションでPEをフルキャストするには、やはりDCの恩恵は絶大だと感じているからです。
しかし残念ながらとてつもなく高価な事から、比較的安価なPE用DC機の登場を熱望していたという訳です。

 

エクスセンスDC-SSの謎

そんな私にとって、今年リリースとなる20エクスセンスDC SSはまさに待ちに待ったモデルでした。
バーサタイルな34mm径スプールを採用し、実売2万円台(たぶん)という手ごろな価格帯。
今年追加するならこれかなと思いながらHPを眺めていた私は、とある数値に仰天しました。
何と横幅25mmという、ワイドスプールが搭載されていたのです。

(©Shimano)

そもそもこのエクスセンスは、シーバスを始めとするソルト用ベイトという位置づけのはずです。
という事は1.5号前後の細糸PEの使用を想定しているはずですが、この手のラインを普通のベイトで使うと“糸噛み”に悩まされることになります。
それを解決した技術こそが、これまでのエクスセンスシリーズが採用してきた19mmナロースプールだったと思うのですが・・・。
まさかこうした歴史に逆行するワイドスプールで登場するとは思ってもみなかったという訳です。
正直な話、このスプールで本当に細糸PEが快適に使えるのか?はかなり疑問と言わざるを得ません。

しかも近年はPE用ベイトのみならず、一般的なバス用ベイトでもスプールのナロー化が進んできました。
19アンタレスで初採用された「MGLⅢスプール」は、デビューと共に素晴らしいキャスタビリティで絶賛の嵐。
それは今年の20メタニウムにも継承され、スプールのナロー化はPE/モノフィラ問わずこれからのトレンドになるに違いないと思っていた矢先・・・。
バンタムなどの「普通の22mm幅」ですらなく、25mmワイドスプールが採用されたというのはちょっと信じがたい出来事だったのです。

 

北米クラドDCの流用?

なぜ今さらワイドスプール採用?シマノは糸噛みを克服する新技術を開発したとでもいうのか??
私と同じ疑問を抱いたソルト系アングラーは少なくないようで、SNSで少々意見交換をしていたところ・・・。
「ていうかコレ、北米用のクラドDCそのものなのでは?」というコメントを拝見しました。

(©BURITSU)

「クラドDC」と「SLX」をタックルウェアハウスで購入して使ってみた感想

個人的にノーマークだったので調べてみると、確かにボディは色違いなだけで共通に見えます。
1世代前のI-DC4を採用し、スプールサイズギヤ比まですべて同一。
ハンドルノブが違う位で、ハッキリ言ってCURADO DCそのものとしか思えなかったのです。

(©Tacklewarehouse 何か決定的な違いをご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい・・・)

浜名湖でベイトシーバスをやり込んできた経験から言わせて頂くと、ソルト用ベイトはPE特有のトラブルの数々や、海水への対応が求められる難しいモデルだと思うのですが・・・。
そんな位置付けのリールに北米のクラドDCをそのまま流用して、「エクスセンス」のバッジを付けたのだとしたら本当に残念です。
これが私の勘違いである事を祈りつつ、フィッシングショーで確認してきたいと考えている次第です。。。

(ソルトだと塩噛みとかも過酷なんですよね・・・)

 

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    • フカ
    • 2020年 1月 22日

    クラドベースの25mm幅スプール機は、キャパシティやスプール直径、ボディが全てちぐはぐに思えるため、いつのまにか注目しなくなりました。
    ここ10年ほどでDC以外の各社フラッグシップから普及機まで色々渡り歩き、現在PE用ベイトリールとして3号まではZ2020、それ以上はよく調整したUC系アンバサダーで満足しています。
    PE用ベイトリールとして私の行き着いた答えは、マグネシウム以外のフレームでロングノーズかシンクロレベルワインドということ。淡水海水をまたぐ釣り旅の相棒として、機構が単純なら尚良し。
    そして今年、PE用ベイトリールとして注目しているのは、アブのLX992Zです。
    固定マグネットブレーキの旧LTでのPE使用感が素晴らしく、あれがロングノーズ化されたらどんなだろうかと楽しみにしています。
    また、国産2社が土手を作ったりマグシールド化したりして防錆に苦心しているピニオンベアリングが、そもそも存在しないというのが私にとってアブ一番の魅力です。

    • ですよね~、私も同感です。
      私はABUにあまり詳しくないのですが、そのリールは面白そうですね!
      特にソルトで使う場合、逆にベアリングは無い方が良いのかも・・・とも思っており、実は最適解なのかもしれませんね!

    • ふーちゃん
    • 2020年 1月 22日

    はじめましてken Dさん廉価版エクスセンスDCですが意外と悪くないのかもしれません。ベイトリールでPEラインをフルキャストした時に起きる、1秒以内に起きる高切れの原因は次のようなものだからです。ベイトリールにPE1.5号前後のラインを巻くとスプール内に先に巻かれたラインとラインの間に後から巻かれたラインが挟まっている所が無数に存在します。この状態でロッドの反発力を生かしたキャストをすると比重の軽いPEラインを巻いたスプールはいっきに回転が上昇し、まわり始めた瞬間からラインが浮いた状態になります、この時にラインの挟まった所に出くわすとラインが挟まったままスプールが回転してしまいます。するとその瞬間からスプールはラインを巻き取り始めてしまうのです。飛んでいく気マンマンのルアーとMAX回転に達したばかりのスプールがPEラインを引っ張りっこするわけですからパチンとあっさり切れてしまうのです。スプールを見るとなんでこんなにラインが食い込んでいるんだ?と不思議に思うのです。バックラならラインがもしゃもしゃになるのに整然と巻かれたラインに一筋の強烈な食い込みだけがあるのはこんな理由なんです。なにが言いたいか申しますとPEラインを使うベイトリールはスプールが重たい又は大口径スプールの方が高切れしにくいということです。ただ単純にそうすると軽いルアーは飛ばしにくくなるのでやにくもにそうも出来ないのが難しい所です。17エクスセンスもナロースプールにした理由はそういうことかもしれません。スプールの最外周にアルミ製のミミを付ければスプールの過剰な回転立ち上がりを抑える事ができ尚且つキャスト後半のラインの軽さによる回転の衰退もフライホイール効果で改善できるのでしょう。以上長文ですみません。

    • 詳しく解説ありがとうございます!
      確かにPEは軽くてキャスト直後の回転の立ち上がりが早いので、それが高切れの原因になるというのは納得できました(^^♪
      その意味でも大口径の17エクスセンスは使いやすいのでしょうね。
      スプールにあえてミミを付けるという発想はかなり意外でしたが、逆転の発想で良いかもしれませんね!

    • makizo
    • 2020年 1月 23日

    いつも参考にさせていただいています。
    私はホーム浜名湖で、17エクスセンスDCでベイトシーバス を楽しんでいます。

    先日、横浜釣りフェスに行き、20エクスセンスDCSS実機を見、シマノの方に2、3質問した結果、

    「ベースはUSクラドDCです」
    「IDC4エクスセンスチューンです」
    「メガホン入ってません」

    という返答でした。

    17DCユーザーとしては残念の20エクスセンスです。

    話題の20メタニウムは驚きの軽さとコンパクトさで、
    高性能と、少々の頼りなさを感じました。
    5月のレフトモデルと夢屋スプール予約してしまいましたがw
    リールは軽ければ良いでもないと思っています。

    私としては、19アンタレスのSWモデルが出てくれれば言うことないです。
    その意味ではカルコンDC100が、33ミリスプールでドンピシャかも知れませんね。

    • 浜名湖ベイトシーバス最高ですよね、私もまた行きたいです(^^♪
      しかしレベルワインドもメガホン形状でないというのは、何だかなぁ・・・と思っちゃいますね(;^ω^)
      最近は廉価盤リールの性能がとても上がってきたので、DC機にももっと期待したいところです。

    • マキゾー
    • 2020年 1月 23日

    17エクDC、浜名湖シーバサーです。
    いつも楽しく拝見しています。

    20エクDCSSは「USクラドDCエクスセンスチューン」だそうです。
    ガッカリして横浜から帰ってきましたw

    19アンタレスSWを切望しています。
    出ないでしょうけどwwww

    • 熊ごろー
    • 2020年 3月 15日

    いつも楽しく拝見しています。
    東北の大型河川の河口メインでベイトシーバス&サクラマスをやっています。
    幅広スプール、個人的には好みです。
    PEではなくナイロン12lbをメインで使ってますが、ナロースプールに太めのモノフィラの組み合わせだとラインが出た時にスプールが痩せちゃって、最後のもうひと伸びが…ということがあってあまり好みではないです。
    むしろPE以外も使う事を見越して意図的にこうしたのではないか、そうでなければわざわざ海外モデルをベースにする必要は無い…とすら思っています。

    ワイドスプール+12lbが130m巻ける容量+比較的ローギアなHGモデル、迷わず予約を入れました。
    暫く釣りに行けない(盲腸で入院中)ですが、今シーズンからガンガン使ってみようと思っています。

    • メッセージありがとうございます!
      確かに逆に考えれば、太糸のモノフィラを使う際にはスプールが痩せにくいメリットが考えられますね(^^♪
      盲腸で大変かと思いますが(汗)、早く良くなって釣り場に立てる事をお祈りしております。。。

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