アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 秋の難しさと”タイミング”の勝利

何とリミットメイク0人となった、タフコンディションのBATNET
「冷え込みの緩んだ秋」は、何がそんなに難しいのか?
劇的な逆転勝利から、秋の攻略法を分析します・・・。

※今回の画像は、BATNET公式FBページよりお借りしております

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

苦しい苦しい秋の一戦

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先週末は琵琶湖のバストーナメント、「’21BATNET第3戦」に参加してきたのですが・・・。
何とリミットメイク0人というタフコンディションに助けられ、2本/3160gのみという結果ながら7位。
どうにか年間ランキング暫定1位のまま、シーズンの折り返しを迎えることが出来ました。

(BATNETはなぜか9月がシーズンスタートなので、まだあと2戦?残っておりますが・・・)

しかし今回は本当に苦しい試合で、過去2戦と違って最後まで明確なパターンを見つけられないままでした。
バスフィッシングにおいて秋は難しいシーズンとされており、苦手とする方も少なくないと思うのですが・・・。
今回は秋がなぜ難しいのかについて、あらためて考え直してみたいと思います。

(琵琶湖のエキスパートが集結して、半分近くがノーフィッシュって・・・汗)

 

どこでも釣れて、どこでも釣れない

さて秋のタフコンディションと言えば、ターンオーバー水温低下などが代表的な原因と言われます。
確かにこうした環境の変化は、変温動物であるバスの活性を著しく下げると実感しており・・・。
寒冷前線通過後の釣行ともなれば、厳しい一日を覚悟せざるを得ないことでしょう。

しかしそうした冷え込みが続く中で、ふっと寒気が緩むタイミングも訪れます。
人間的にはピクニック日和の陽気となり、釣りをするにもだいぶ快適な気候にもかかわらず・・・。
ちょうど今回のBATNETもそうだったのですが、かえって釣果的に厳しくなる事が少なくないと思います。

そしてターンオーバーや水温低下では説明がつかない難しさの原因は、「パターンがぼやける」事にあるのではないかと考えています。
実は本戦のプラクティスでは、結構色々なシチュエーションで釣れていました。
シャローのウィードエリアではチャターベイト(グラスピース)を巻いて釣る事が出来ましたし・・・。

(これは唯一強力なパターンだったのですが、予想通り?当日は崩壊しておりました・・・)

ミドルレンジでクランクベイト(DT-16)を巻いて拾う釣りもありました。

さらには10m以深のディープでも、ライトリグを駆使した釣りでバイトを得ることが出来たのです。

こんな風に書くとまるでよく釣れていたみたいに見えるかもしれませんが、正直どれも1日やり切って数本というレベル。
試合は正味6時間の半日釣行みたいなもので、しかも朝マズメも夕マズメもない8-14時というスケジュールです。
ですからこのくらいの釣れ方だと、本番は下手したらノーフィッシュの危険性すら覚悟しなければいけないわけです。

(さらにはフィッシングプレッシャーもかかりますからね・・・)

ですから今回は本当にどこでも(ちょこっと)釣れるけれど、どこでも(たくさんは)釣れないという状況でした。
これはつまりどういうことかというと、バスもベイトも色々な場所に広く散っているので全体的に密度が薄いのだと思います。
ビッグウェイトを出すには魚が集結しているホットスポットを探し当てる必要があると思うのですが、このようなシチュエーションではなかなかそういう場所が無いのではないでしょうか。

(だから逆にガッツリ冷え込んだ方が、全体の釣果は下がる一方でとんでもなく爆釣するパターンが出てくる)

 

釣りのスピードと”タイミング”

しかしその一方で、まだまだ適水温の環境では元気にアタックしてくれるバスも少なくありません。
ですから広い範囲を流して釣っていると、そういう活性の高い個体に当たってアッサリ釣れる事も多いと感じています。
ピンスポットを狙うエキスパートがスコアを落とす一方で、意外とエリアをアバウトに流すアングラーがパタパタ釣ったりするのもこの時期の特徴ではないでしょうか。

また秋の暖かい日は小型の活性が上がるのも特徴で、ライトリグやシャッドでイージーに釣れやすいと思います。
30cm以下のヤングサイズで良ければ、子供や初心者に釣りを体験させる絶好のタイミングでもあるでしょう。
実は私も試合中に南湖のチャンネルラインで7本くらい釣ったのですが、全てノンキーという結果でした(苦笑)。

(親子フィッシングには最適かと!)

ですからこんな時は“ジャンクフィッシング”、つまり色々なシチュエーションをランガンして一本一本獲っていくしかないと考えました。
しかし試合当日は北西爆風予報で、私の小船ではエリアが大幅制限される・・・と思ってポイントを絞ったら予報が大外れ(苦笑)。
結局たいした風は吹かず、もっとたくさんのポイントを回っておけばよかったと後悔しても後の祭りでした。。。

というわけで結局北湖のディープでトルキーストレート4.8の1/16ozネコリグを使い、2本だけ絞り出して3kg台に乗せたというわけですが・・・。
実は優勝の藤井成選手も同じエリアで、何と試合終了直前にすぐ隣のポイントでビッグサイズを3連発!!
13時までノーフィッシュという状況から、起死回生の逆転勝利を飾ったという熱過ぎる(そして私にとっては悔し過ぎるw)展開でした。

(いつも強過ぎです。。。今の琵琶湖で最強トーナメンターの一角といっても過言ではないでしょう!)

それって運が良かっただけでしょ?と思われるかもしれませんが、藤井選手は試合後半に大逆転して勝利するパターンが異常に多いです。
これは決して「モッテる」とかいう偶然確率の話ではなく、おそらく意識してタイミングを合わせに行っているのではないでしょうか。
具体的にはポイントの見切りが早く、スピーディに多くのエリア環境をチェックしているからこそホットな瞬間を掴む確率が高いのではないかと思うのです。

(©Bassmaster 藤井成選手、個人的には琵琶湖のジョーダン・リーだと思っておりますw)

ですからこうした強力なパターンが見つけづらい状況では、場所にこだわり過ぎることなく釣りのテンポを早くしてタイミングを掴むことが重要なのだろうと感じた一戦でした。
最近の私はどうもホットスポットを見つけて、そこをじっくりと釣り切るタイプのゲームに執着し過ぎてしまっていたようです。
ミドスト等のスローな釣りでも展開を早くすることの重要性を、あらためて勉強させられたように思います。

ともあれこれで、私の2020年のトーナメントスケジュールは全て終了となりました。
胃の痛い日々から解放されて、今は鳥のように心身が軽く感じます(笑)。
いつも刺激をくれる選手・釣友の皆様、主催の労を取って下さる方々、そしてスルー力の高い妻に感謝したいと思いますwww

(というわけでこれから始まる晩秋~冬季の「趣味のバスフィッシング」を、心から楽しみにしていますwww)

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