19Nov
秋の巻き物を代表する、ディープクランク・フィッシング。
広大なフラットを攻略する鍵は、“水平スイム“に隠されていた?
アクションとレンジで使い分ける、決定版クランク達を紹介します。
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フラットエリアは”水平スイム”タイプで
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
晩秋とは思えない暖かさになった今週ですが、この時期の水温の安定はプラス要素。
というわけで巻き物の秋を堪能するための、お勧めディープクランク特集第2弾をお届けしたいと思います。
ちなみに前回は着水後、直角に近いスイム姿勢で素早くダイブする“急速潜行型“のクランクを紹介しました。
しかし琵琶湖南湖のフラットエリア等に多い、“点”ではなく“線”で釣る場所では狙いのレンジを長く泳がせる必要があります。
というわけで今回は潜行角度の浅い、“水平スイム型“のおすすめルアーをについてお話していきます。
なお急速潜行タイプのルアーでピンを狙う場合、例えば3mのウィードトップに当てるために5mダイバーをショートキャストで使う・・・といったアプローチも多用しています。
ですから必ずしも狙いのレンジ=ルアーの最大潜行深度ではないので、使い分けとして大まかに3m,4m,5mダイバーという風に解説しました。
しかしフラットエリアを長距離リトリーブする場合は、ルアーの持つ本来の潜行深度が非常に重要になってきます。
というわけで急速潜行型よりも細かく使い分ける必要がありますので、今回は50cm刻みで紹介していきたいと思います。
3mダイバー
さてまず琵琶湖のようなクリアめのフィールドでは、弱めのアクションが効くケースが多いと思います。
というわけで弱波動系3mダイバーとして、“ショットオーバー3(ノリーズ)”を愛用しています。
なおこの手の水平スイム系は重心移動の方が良い気もするのですが、このルアーは固定重心となっています。
(ショットオーバー2や5は急潜行なのに、3は全然違う設計になっています。。。)
それから強波動系3mダイバーは正直コレ!というお勧めが少ないのですが、強いて言えばプロモデルクランクの4シリーズ(ストライクキング)かなと。
実は最大潜行深度が3mにちょっと届かないのと、かなり小粒なので飛距離的にも少し不満があります。
しかしこれだけアクションのしっかりしたミドルダイバーはなかなか無いと思うので、貴重な存在と言えるでしょう。
3.5mダイバー
そして南湖のウィードフラットでメインとなる弱波動系3.5mダイバーと言えば、何と言っても“ファットペッパー(ティムコ)”がゴールデンスタンダード。
重心移動による抜群の飛距離、ロール寄りのタイトなアクション、水平姿勢と言った性能を全て確保。
こんな素晴らしいルアーが20年以上前に完成していたという事に、今さらながら驚かされます。
そして強波動系3.5mダイバーについては、“コンバットクランク320(エバーグリーン)”がお勧め。
とはいえ3.5mには少し届かないのですが、国産では珍しいほどしっかりアクションする貴重なミドルダイバーです。
巨大な重心移動ウェイトによる飛距離も圧巻で、世界一飛ぶクランクベイトの一つと言っても過言ではないでしょう。
あとはプロモデルクランクの5シリーズも優秀で、4シリーズほどではありませんがまずまずしっかりと動きます。
こちらは3m台後半まで潜ってくれますので、コンバットクランク320とレンジで使い分けると良いと思います。
いずれにせよストライクキングのシステムクランクは、水平スイムと急速潜行タイプ(XDシリーズ)までラインナップする世界最強のシリーズだなぁと感心します。。。
4mダイバー
琵琶湖南湖で頻用するディープクランクは4m前後のレンジが多いのですが、弱波動系4mダイバーの代表格は“DEEP-X300(メガバス)”でしょう。
実のところ潜行角はさほど浅くないのですが、潜り切ってからのスイム姿勢は水平気味なので私はこちらに分類しています。
尖った性能は無いのですが全てが高次元でバランスされており、ワンテンと並ぶメガバスルアーの最高傑作のひとつではないでしょうか。
(ラインの入る角度によって、かなりスイム姿勢が変わります。。。)
強波動系4mダイバーとしては“コンバットクランク400(エバーグリーン)”がおすすめで、まるでバイブレーションのような飛距離には驚く事でしょう。
ただし大型の移動ウェイトを抱えているため、浮力が弱くウィードタッチさせると切りづらいので注意が必要です。
このあたりはカバーコンタクトさせて食わせる急速潜行タイプと、スイミングで喰い上げさせる水平スイムタイプの使い分けと割り切ると良いと思います。
4.5mダイバー
そして最後に紹介する最強の弱波動系4.5mダイバーと言えば、何と言っても“マッドペッパーマグナム(ティムコ)”!
マグナムサイズのシャッドともいうべき繊細なアクションは、琵琶湖において数々の輝かしい勝利をおさめてきました。
故・林圭一プロの魂が込められた、不朽のマスターピースと言っても過言ではないでしょう。
二ーリングするだけで歴史を感じられる傑作ですが、今なお一線級の実力を持っていることが本当にすごいと思います。
それから“コンバットクランク480(エバーグリーン)”も秀逸で、このシリーズが持つ強波動&圧倒的飛距離のDNAをしっかり引き継いでいます。
正直ギルパターンが崩壊した今の琵琶湖では、この手の強アクションが効くシーンは少なくなっているのが現実ではあるのですが・・・。
台風後に濁りが入った時など、スペシャルな状況ではきっと大爆発してくれるはずだと期待しています。
ちなみに強波動系4.5mダイバーとしては、プロモデルクランクのシリーズ6もなかなか良さそうです。
実はまだあまり使い込んでいないのですが、固定重心ながら必要十分な遠投性能を兼ね備えていると思います。
単価が安くてカラーも豊富、しかも安定供給が期待できる本当にありがたいシリーズです。
というわけでフラットエリアで活躍する事の多い、水平スイムタイプのミドル&ディープダイバーを紹介してみました。
市場には急速潜行タイプが多い中で、非常に貴重なルアーたちと言えるのではないかと思います。
廃盤になったら本当に困るので(苦笑)、皆さんぜひガンガンと使い倒してみて下さい!
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コメント
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いつも勉強させて頂いております。
今回も大変為になる内容で有難うございます。
ところで、ディープクランクの水中でのスイム姿勢なのですが、水平になっているかどうかとか、DEEP-X300の様に潜り切ったところで水平姿勢になるとかっというのは どこで分かるんですか?
巻き感ですか?
ラインの様子?
鋭いご指摘ありがとうございます!
本当に本当のところは水中カメラを入れないと分からないので、想像でしかないのですが・・・。
目に見えるレンジでクランクを横に引いて潜らせた後、少し上方向にラインを引っ張ってみると泳ぎの姿勢が変わるのが見て取れます。
ディープまで潜れば同じようにラインの角度が大きくなる(少し上方向に引っ張られる)はずなので、潜り切った時はこういう姿勢で泳いでいるのだろうなと推測しているというワケです\(^o^)/