11Dec
晩秋のボトムを攻略する、大定番のフットボール。
ジグを使いこなすには、“立つ”事の意味を知る必要がある?
今も昔も変わらない、ビッグフィッシュ・ウェポンを再考します。。。
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晩秋フットボール、今年も炸裂!!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて水中の季節もだいぶ進行し、そろそろ10℃を切るフィールドも増えてくるのではと思いますが・・・。
私がこうした晩秋に必ず引っ張り出すルアーの一つに、フットボールジグがあります。
先日もそろそろかなぁ・・・という事で引っ張り出してみたのですが、期待通り今年も活躍してくれました。
カバースキャットとローテーションしつつではありましたが、獲れただけでも50ある無しクラスが7本。
今の南湖にしては比較的よく釣れたかなと、フットボールの威力を再確認した次第です。
最近琵琶湖でも使う人が少なくなったのか、「一体何をやったんですか?」といくつか質問が寄せられましたので・・・。
今回はフットボールジグについて、あらためて少し掘り下げて考えてみたいと思います。
ちなみに「アーキーヘッドとの違いは?」といった基本については、過去の記事にて予習いただければと思います。
“立つ”ジグはハイアピールである
さてラバージグというのは本当に多彩なアクションが可能で、使い方次第でクランクにもテキサスにもなる万能ルアーだと思っています。
もし一つだけしかルアーを持っていけないとしたら、たぶん私はジグを選ぶことになるだろうと思うのですが・・・。
主なアクション・使い方の種類は大きく分けて以下の3つくらいになるのではないかと思います。
1.フォールさせて使う(カバー撃ちやブレイクのダウンヒル)
2.スイムさせて使う(ストレートリトリーブ/ジグスト)
3.ボトムで使う(ズル引き/ボトムバンプ/シェイク/ステイ)
今回はこの中で、3.のボトムを攻略する方法についてお話してみたいのですが・・・。
ボトム・フットボーリングの基本は“スタンドアップアクション”、つまりヘッドを支点にしてトレーラーを起こす動きにあると考えています。
これによって最小限の移動距離で、大きく水を動かして魚にアピールする事が可能。
ここぞというピンスポットで長く・強く誘い続けられるため、特にストライクゾーンの狭い低水温期に効きやすいのではないでしょうか。
(デプスHPより。ネコリグにも通じる質のアクションだと思います。。。)
そしてもう一つはボトムに立たさせてのシェイクorステイで、冬のジグ&ポークなどがその代表格。
浮力の高いトレーラーとゴム製ファインラバーで、「水流で勝手にうごめく」ようにするのがコツだと思います。
ちなみにアメリカのジグには、水中でわざとトレーラーを立てるよう設計されたヘッドもたくさんラインナップされています。
(ちなみにコレ↓とかトレーラーにつけて放置するとすごい動きしますよ・・・)
いずれにせよ非っっっ常に重要なポイントは、ボトムに「立っている物は目立つ」という事だと思います。
上に書いたトレーラーを起こして・倒してを繰り返すスタンドアップアクションのように水押しが強い動きが目立つのは当然として・・・。
実は高浮力トレーラーを使ったステイのように、ほとんど動かさなくても強烈な視覚アピールが出来るのだと考えています。
高さがあるというのはあらゆる意味で大切で、例えば縦ストの代表格ともいえるのが”杭”だと思うのですが・・・。
立っている杭がたくさんの魚を集める一方で、倒れた杭にはカバーとしての価値が無いと考えています。
これは人間の立場で考えてみれば当然で、道に棒が立っていれば邪魔で仕方ありませんが、転がっているだけなら存在感は気にならないことでしょう。
(「高さの無いカバーには価値がない」、これは押さえておくべきポイントだと思います)
少し長々と書き過ぎてしまいましたが、一言で言えば「ボトムに立つリグはハイアピールである」。
ともあれこの点だけは押さえておいて頂ければと思います。
90°アイと前方重心
さてこうしたボトム・スタンドアップ系のジグとして、長らく愛用してきたのは“ヘッドロックジグ(DEPS)”です。
90°よりもさらに後方にセットされた特徴的なアイ・ポジションで、ボトムの細かな起伏もスキップせず引っ掛かってくれます。
そして前につんのめるように前転することで、トレーラーを倒して・起こすというアクションが非常に出しやすいのです。
(DEPS HPより)
しかし細かい点を言うと、トレーラーを起こすにはヘッドに重量を集めた前方重心である事が好ましいと思います。
その意味では鉛で出来たトレーラーキーパーは、重心が後方に分散してしまう意味でどうなのかなぁと・・・。
後は今年の南湖のようにウィードごみが多い場合は、ちょっとで良いのでブラシガードが欲しい時が多々あります。
(DEPS HPより。ワイヤーガードモデルもあるのですがなかなか売っていない・・・)
そんな事を思いながら使い続けていたのですが、先日“DEXフットボールジグ(Berkley)”を見つけて感激しました。
ホールド性抜群のフロロカーボンキーパーを採用し、完全にヘッドに重量を集中しているのです。
しかもアイポイントもスタンダードな90°ながら、横アイなので結び目が前方にズレる心配がありません。
これによってヘッドロックジグも顔負けの、スタンドアップアクションが出しやすいと感じました。
(もう少し使い込んで不満が無かったら、スタンドアップ系フットボールの主役交代かも???)
それから最近トレーラーとして気に入っているのは“ドライブビーバー(OSP)”で、重いアームがブワンブワンと強く水を押してくれます。
さらに言うと「起きてから、倒れる」のが大事だと思うのですが、素材が高比重なのでステイでベタッと寝るのも高ポイントです。
(あとはフラッピンホグとかスパイニークローも好きですね・・・)
というわけで長々と語りまくってきましたが、最近はこの手のオーソドックスなボトムジグ・メソッドが効きづらいと感じておりまして・・・(苦笑)。
(ここまで書いてきてそれかよ!と仰らないでくださいwww)
次回は今の琵琶湖を攻略するキーとなっている、「這うジグ」について書いてみたいと思います。
※ともあれDEXフットボールは本当におすすめです!もっと重いウェイトもあればなぁ・・・。
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