アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] プラグは早く巻いた方が喰う!?”食性のリアクション”を考える

一般的に「リアクションバイト」とされる高速巻き。
しかしその正体は、実は”食性”にもとづいている・・・?
プラグで巻いて釣るための基本について考えます。

速い動き=リアクション?

皆さんこんにちは、KenDです。
突然ですが私はプラグの釣りが好きで、大体いつも巻いたりジャークしたりしています。

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しかし普段あまりプラグを使わないアングラーの方と一緒に釣りをすると、何人かの方から同じように驚かれる事があります。
「リトリーブ超速いですね!リアクション狙いですか?」・・・と。

この言葉の意味する所には、「食性では無く反射的に口を使わせている」というニュアンスが含まれていると思います。
ところが私としては全然そんなつもりは無く、ごく普通にエサを食べに来ている、フィーディングの魚を釣っている意識でいます。

20140514_054904

一体、この根本的な違いはどこから来ているのか?そもそも「リアクション」とは何なのか?
ちょっとマニアックな話かもしれませんが、今回はこの「食性」「リアクション」の関係について少し考えてみたいと思います。

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ゆっくり動かした方が喰う?

多くの方から上のような意見が出てくる理由として、

速い動き=リアクションの釣り
 →例:バイブレーション高速巻き、1ozフットボールジグ等
遅い動き=食わせの釣り
 →例:ノーシンカーのスローフォール等

といったセオリー(?)のような共通認識があるように感じています。

確かに言えている部分もあるとは思うのですが、そこにある「ゆっくり動かした方が喰う」的な考え方にはちょっと抵抗があります。
それと言うのも、特にハードルアーの釣りに関しては「速く巻いた方が喰う」と言う状況が多々あると感じているからです。

IMG_20160420_085935

特にボトムの釣りを得意とされている方には、「いやいやそれは無いでしょう~」と言われてしまう事が多くあります。
しかしルアーによっては「速く巻くのが基本」と言って良いものすらあって、むしろ「遅く巻くと釣れない」事も少なくないと感じています。
その理由は・・・結局は「マッチ・ザ・ベイト」にあるのではないかと考えています。

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「食わせ」の早巻き

私のメインフィールドである琵琶湖南湖では、特に放水量が上がって流れが強くなった時などに、流心部を中心にアユハスなどのベイトが流入してくることがあります。
そうした時ほど「速く巻く」事を心掛けているのですが、その理由はそうした“動きの速いベイト”のスピードに合わせるためです。

IMG_20151001_091451-min (1)

つまり手返しを上げるための早巻きと言うわけでは無く、「食わせるための」早巻き
バスが動きの速いベイトを捕食している時は、ベイトと同じスピードのモノに反射的に食いつくのではないかと考えているからです。
(だから、狙っているベイトより遅くても早くてもバイトしてくれない

その根拠となる体験は、あるボイルを観察していた時の事でした。
ずっと同じ場所でボイルが起こる(のに釣れないw)のでじっと観察してみたところ、ベイトがウィードエッジに差し掛かった瞬間に、バスが下から突き上げて捕食していました。

動きの速いベイトを狙っている時は、本当にエサかな?などと見ていたらすぐに逃げられてしまうでしょう。
ですからとにかく同じようなスピードで視界に飛び込んで来たものに対して、とにかくバイトしてみる・・・という捕食方法を採っているのではないかと思うのです。

boiru01-min(「シャロー道」さんより)

「リアクション(=反射)」というと、威嚇行動など“食性とは別”の本能に訴えかける釣り、のようなニュアンスで使われているように感じます。
しかし早巻きの釣りをしていても、やはりバスが浮いてきて「食いが立つ」ようなタイミングに連発する、という事を多く経験しています。

という事はつまり、「リアクション」で喰わせる釣りの中にも、少なからず「食性」の要素が含まれているはず・・・。
そう考えた時、上に書いたベイトに対する「マッチ・ザ・スピードが、早巻きで釣れる最も大きな理由なのではないかと思っています。

IMG_20151121_141234
 

プラグで巻いて釣る基本

色々な方と一緒に釣りをしていて思うのは、普段プラグで巻く釣りをしないアングラーの方は、「遅く巻きたがる」傾向が強いように感じます。
しかしクランクやバイブレーションといったプラグはワームと違い、基本的に「じっくり見せたら魚に見切られてしまう」ルアーではないかと思います。

IMG_20160326_132803(正直、こんな魚いないですよね・・・)

そういう意味でも、プラグで巻いて釣るためにはある程度早く巻いてルアーを見せない事が必要
逆に言えば、遅いベイトを捕食していて、ゆっくり巻く必要がある時はプラグよりスイムジグなどの方が向いているのではないでしょうか。
濁った時低水温期などの例外はありますが)

20150515_181000

 ;

と言うわけで、「リアクション」とされる早い動きの釣りにも、実はベイトに対する“マッチ・ザ・スピード”という食性の要素が多く含まれているのではないか、というお話でした。

プラグで釣るのがどうも苦手で・・・と言う方には、思い切って早く巻いてみることをお勧めしたいと思っています。
それでは皆様、良い釣りを!

 
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    • ふじ
    • 2016年 5月 10日

    これについては私も同意見です。
    バスのみをやっていた頃は判りませんでしたが、海のルアー釣りを経験してからは夜釣りくらいしかムービング系ルアーを遅く巻くことがなくなりました。(サーフェース系の波動を出すプラグは別ですが…)
    それに併せてギアはひと巻き70センチ以上のハイギアモデルしか使わなくなりましたし、6mダイバー級のディープクランクも同じリールで根性で巻きます(笑)
    一緒に釣りに行くと良くせっかちと言われますが、バイブなんかではそれで良く釣れるので気にしたことがありません。
    15gバイブでチンタラ巻くと底付近を引くことになるのを重いバイブを速く巻いて同じラインを通すようにします。
    その方が飛距離が出るので広く探れますし、巻く速度が速い分手返しとしても変わらないと思いますので…。

    • >ふじ さん
      コメントありがとうございました。
      確かにナイトゲームはゆっくり巻きますね(^^)

      それにしても、6mダイバーをハイギアで巻く気合いには脱帽です・・・(笑)。

      バイブレーションなどは、特に高速巻きに相性の良いプラグのように私も思います。

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