22Aug

TWSなど、革新的な機構を備えたダイワのベイトリール、T3。
シリーズのスタンダードモデルであるMXを使ってみましたので、レポートします。
リールはシマノ派の私が、敢えてそれを選んだ理由とは・・・
◆ダイワ・T3 MX 1016XHL (エクストラハイギア・左) スペック
基本的にリールはシマノ派の私ですが、ダイワのスタンダードベイトリール、T3MXを使う機会がありましたのでレポートします。
まずスペックですが、以下のようになっています。
・ギヤ比:8.1
・ハンドル1回転の巻取量:86㎝
・ラインキャパ:16lb-100m
・自重:190g
・MAXドラグ:5kg
・ボディ素材:カーボン樹脂(ザイオン)
・メインギヤ素材:ジュラルミン(アルミ合金)
・ピニオンギヤ素材:ブラス(真鍮)
・スプール径:34㎜
・スプール重量:18.1g(ベアリング込)、16.1g(ベアリング無)
・ハンドル長:90mm(シマノ風に表現すると45mm)
・ブレーキ:マグネット(外部ダイヤル調整)
●トラブルはあるも、意外と気に入ったTWS。
さてT3と言えば、TWS(Tウイングシステム)という機構で有名です。
独特のT型レベルワインドで、キャスト時は放出口が大きくなりライン抵抗が減る・・・というこのシステム。
非常に合理的な仕組みだと思うのですが、トラブルが多いとの口コミもあり少し不安でした。
そして悪い予感は当たり、自分のT3も使用中にクラッチが切れなくなる(もしくは滅茶苦茶硬い)症状に見舞われてしまいました。
しかしメーカー預かりですぐに直して頂く事が出来、それ以降は何の問題も無かった事から、ちょっとした初期不良だったのかもしれません。
そんなわけで、世間的な評価は必ずしも高くない(?)TWSですが、個人的には実は結構気に入りました。
ハンドルを回さなくともクラッチが戻せる仕組みになっているのですが、これがピッチングの時に非常に便利。
ダイワさんは、釣具としての使い勝手を高めるアイディアが豊富だなと感じました。
●PEラインの食い込みを防ぐ、ハイスピードレベルワインド
シマノ派の私がT3を試すきっかけになったのが、ハイスピードレベルワインド。
画像はジリオンPEですが、ともかく「レベルワインドが高速で動くことで、ラインを斜めに巻く」機構だそうです。
そうすると何が良いのか?という事ですが・・・細めのPEラインを使用した時、密に巻いていると下糸に食い込んで投げ切れが多く発生してしまいます。
しかし斜めに巻いておけば、その分下糸に食い込みにくい・・・という原理だそうです。
ちなみに、レベルワインドが1往復するのにハンドル何回転が必要か?
モデルごとに大体のところを数えてみました。
T3(MXなど全てのモデル・ギア比で)・・・・大体ハンドル5回転
ジリオンPE・・・ハンドル4回転
05メタニウム・・・ハンドル8回転
というわけで、シマノなどの一般的なリールに比べ、倍近い速度になっています。
この恩恵が実際どれくらいか?ですが、個人的な感想としては「PE2.0~2.5号位なら快適にキャストできる」と感じました。
ちなみに普通のシマノのリールだと、私は3号位の太さが無いと上手く扱えません・・・。
(ちなみに、バーチカルジギングなどキャストしなければもっと細糸でも全然イケます)
というわけで、PEラインの食い込みに対して、ハイスピードレベルワインドは確かに一定の効果があると思います。
ただ、スピニングで使う様なPE0.8~1.0号くらいでもいけるかな!?と思っていましたが、さすがにそれは期待し過ぎだったみたいです。
長くなってきましたので、②へ続く・・・。
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コメント
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