アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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濁りで炸裂の強波動!メタルエッジはレンジバイブを超えるか!?

(メガバスHPより)

ソルト最強バイブレーションの名を欲しいままにする「レンジバイブ」。
しかし最近、メガバスのメタルエッジで圧倒的に良く釣れる経験をしました。
世界100万人(?)のレンジバイブファンを震撼させるかもしれない、その詳細に迫ります。

●ソルト最強バイブレーション、「レンジバイブ」を凌駕する!?

ソルトのシーバスゲームで最も人気のバイブレーションは、おそらくレンジバイブ(バスディ)ではないかと思います。
浜名湖オープントーナメントにおいても、最も多くウィニングルア―に輝いている事は間違いないでしょう。

m15_rangevib
(Bassday HPより)

関連記事:【釣りがある日突然上手くなる!?浜名湖オープントーナメントのススメ

このウルトラタイトアクションのレンジバイブ、確かに良く釣れます。
しかし余りにも皆がレンジバイブ一色になるので、だんだん違うルアーを使いたくなってきますw
そして色々使い回った挙句に、やっぱりレンジバイブに戻ってくる・・・なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私も思いっきりその一人であります(苦笑)。

そんな「ソルト最強」の名を、欲しいままにするレンジバイブ。
しかし先日、あるルアーでレンジバイブを明らかに凌ぐ釣果を経験しましたので、ご報告します。。。

◆メタルエッジ16g・スペック

さて気になるそのルアーですが、「メタルエッジ16g」(メガバス)でした。
(27gのデカい方じゃありません)

20140625_095910

シンキングメタルバイブ
サイズ:64mm
ウェイト:16g
サウンド:サイレント
純正フック:前後:トレブルSP-MH♯8
スプリットリング:♯3(?)

●リトリーブ用・水平スイムメタルバイブ

このメタルエッジ、まず一言で言えば「リトリーブ用メタルバイブ」だと思います。
メタルバイブというと、特にバサーの方だと「低水温期のリフト&フォール用」を想像するかもしれません。

しかしこのメタルエッジはリトリーブ用に特化し、水平姿勢でスイミングします。
水平姿勢で泳ぐと何が良いのか?ですが、メーカー的には「フッキング率の高さ」と「バラシにくさ」をPRしているようです。
バイブレーションに多い立ち泳ぎに比べて、前後両方のフックに掛かりやすいためだからだそうです。

(動画はカットバイブですが、水平姿勢のフッキング効率について解説されています・・・)

●ワイドウォブルの強波動

実際に引いてみると、メタルバイブにありがちな強烈なブルブル感を感じませんでした。
むしろこの手のルアーとしては、意外なほどに軽い引き抵抗。
水平姿勢で泳がせるために、ある程度水流を逃がすような水の受け方をしているみたいです。

ですから逆に言えば、巻き始めでクイックに反応する!というレスポンス型ではないように思います。
冬のバスフィッシングでよくやるような、ショートピッチのリフト&フォールでは持ち味を発揮しない気がします。

20150309_134111
(その手の使い方だと、ジャッカルのキーバーンやデプスのサーキットバイブが秀逸な気がします)

関連記事:【話題のメタルバイブ・3種の比較インプレッション

その代り、リトリーブするとヘッド付近を軸にして、かなりワイドにウォブルします。
立ち泳ぎのバイブレーションだと、その細かな振動をロール?ウォブル?どう表現して良いのか分かりませんが、
このルアーの動きは、確かにウォブルだと思います。
水平姿勢で泳いでいるので、動きの質が分かりやすいのです。

しかもフラットサイドな鉄板で、左右に大幅にテールを振るわけですから、何というかもう凄い水押し。強波動。
レンジバイブの超タイトな微振動の、まさに正反対を地で行く感じがします。
個人的にメタルエッジの最大の特徴は、この強烈なアクションにあるのではないかと考えています。

●台風後の浜名湖で炸裂!

しかしこの強いアクション、シーバスに有効なのかは疑問に思っていました。
だって微振動のレンジバイブが良く釣れるなら・・・その真反対じゃないですか(笑)。

というわけでイマイチ信用し切れていなかったメタルエッジ。
しかし先日の浜名湖オープントーナメント第3戦のプラ中に、衝撃的な釣果を出してくれました。

関連記事:【台風直撃!激変必至の浜名湖オープントーナメント第3戦

IMG_20150910_092100
(この魚はハチマルJrだったのですが・・・写真が無かったので流用でスイマセン)

関連記事:【シャローフィッシュを獲る秘訣 – X-80Jr.で釣れる3つの要素

IMG_20150918_132758
(クロダイ・キビレも強烈に釣れました・・・)

同時にレンジバイブや他のルアーもキャストしていたのですが、圧倒的にメタルエッジが好反応。
基本的に、「喰い気のある魚の近くに投げれば、大体どのルアーでも釣れる」と考えていた自分にとっては、かなり衝撃を受けるくらいに差がありました。

これは何故だろう?と考えて、私の行き着いた答えは「濁り」。
この時は豪雨や台風で強烈なドロ水が流入していた時期で、奥浜名湖は常にないマッディウォーター状態でした。
そのシチュエーションで、メタルエッジの持つ強烈な波動が有利に働いたのではないかと考えています。

●HOT本番で威力を発揮したメタルバイブ

この事から、「レンジバイブを投げる他の参加者には釣り勝てる」と密かに考えていました。
結果は惨敗だったのですが・・・同じエリアでメタルバイブ(レンジメタル)を使って4位表彰台に輝いた選手の結果から、やはり濁り時に波動の強さが効いていた事は間違いなかったと今でも考えています。

(思ったよりも他のエリアで濁りの回復が早かったり、タイミングやアプローチを誤ったことで結果に繋げられなかったと思っていますが・・・)

m15_rangemetal
(Bassday HPより)

関連記事:【「タイミング」が勝負を制する!HOT第3戦レビュー・本番編

●バラシ軽減に効果アリのフロントスイベル。しかし・・・

こんな風に書いてくると、「Megabassの信者の方ですか?」と言われてしまいそうですが、違います(キッパリ)。
むしろメガバスというメーカーには苦手意識すらありましたし(以下参照↓)、メタルエッジも決して好きなルアーではありませんでした。

関連記事:【愛と憎しみのワンテン

何故かというと、最大の理由がコレ・・・

metal_edge_d032
(メガバスHPより)

メタルエッジのウリでもある、「フロントアイスイベル」システム!

確かに謳い文句通り、バラシはかなり軽減すると思います。
思うのですが、その代り耐久性にアキレス腱を抱えていると感じます。
ちなみにナイスサイズを4匹釣った後の状態がこれ。↓

20141009_182637

ファイト中、見事に折れてバラしました・・・。

という訳でこれ、自分の中では「凄く釣れるのに、出来れば使いたくないルアー」に分類されてしまっています。
好きなのに、心から愛せない・・・何だか人生相談の話みたいですね(苦笑)。

とにかく、設計は凄く秀逸なのに、どうしてこんな事になってしまうのだろう?と、残念で残念でなりません。
(しかし試合ではどうしても使いたかったので、釣具屋巡りをして、結局かなり散財しています・・・これまで10個位使ったかな?)

ただしこれにはオマケ情報があって、メタルエッジ27gや、ポッピングダックについているスイベルはなかなか壊れないそうです。
コチラにはNTスイベル製?の上質な物が使われているらしく、確かにポッピングダックはキビレ10枚以上釣りましたがビクともしていません。

関連記事:【クロダイポッパー2.0時代!「飛んでバレない」ポッピングダック・レビュー

そして嬉しい事に、マイナーチェンジ?にてメタルエッジ16gにもこの丈夫なスイベルが採用される予定なのだそうです。
最初から採用して欲しかったのが本音ですが・・・とにかく待ち遠しくてたまりません。

●スプリットリングは替えるべき

ちなみに、純正のスプリットリングに♯3が付いているようですが、♯2に替えた方が良いように思います。
特にリヤは、テールの上方向にひっくり返ってしまう事があるためです。細かい事ですが・・・

▼濁りには無類の強さ。バイブレーションも使い分けの時代へ?

さて、そんなわけで強波動のリトリーブ用メタルバイブとして、メタルエッジを紹介してきました。
個人的な感想に過ぎませんので、色々と誤って認識している部分もあるかもしれませんが・・・少なくとも、濁りに対する強さは確信しています。

メタルエッジの方が釣れる!といった安易な事を言うつもりはありません。
というより、これからもレンジバイブがスタンダードとして君臨し続ける事はほとんど疑っていません。

しかし確かに良く釣れるとは言え、それだけで完結するほどルアーフィッシングは単純では無いと思います。
HOTの場においても、レンジバイブだけでなく、状況によって使い分けが必要な時代に入ってきている・・・そんな感触を得ています。

 

そんな訳で、実は今回の経験を書きたかったような、トーナメントを考えると秘密にしておきたかったような、ちょっと複雑な思いでUPしたメタルエッジのお話でした・・・。
(ちょっぴり本音w)

 

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  1. 2016年 4月 07日

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