7Dec
圧倒的ウェイトでオールスター2連覇を果たした、青木大介プロ。
異次元の扉を開いたウィニングパターンは、ある意味衝撃・・・。
「フィネス」の枠を超越した、青木選手の強さの秘訣に迫ります。
●ある意味衝撃!?のウィニングルアー
先月行われた、2015バサーオールスタークラシック。
青木大介選手が圧倒的なトップウェイトで、見事2連覇を成し遂げたのは記憶に新しい所です。
関連記事:【まさかの圧勝劇!ド肝を抜かれた2015バサーオールスタークラシックDay2のモンスター!】
異次元の扉を開いたウィニングパターンは、一体何だったのか!?
ドキドキしながら今月号のBasserを開いた私は、意外な思いに衝撃を受けました。
一言で言えば、それは「8gテキサスリグによるカバー撃ち」だったのです。。。
カバー撃ちの基本中の基本ワーム、「ウルトラバイブスピードクロー」。
それを8gのテキサスで落とす・・・って、あまりにも普通ではありませんか???
どんなスペシャルな釣りなのだろう・・・と想像していた私にとって、これは肩すかし以外の何物でもありませんでした。
●青木選手が「最強」な理由
ルアーは普通。場所のシークレットも無い。
ならば青木選手が「最強」な理由はどこにあるのか?
詳しくはバサー誌を見て頂きたいのですが、私なりに感じたのは「バスに問い掛ける力」なのかな・・・と。
1月号では、利根川最強の沖田選手との対談が特集されています。
そこで沖田選手が衝撃を受けているのですが、プラの段階からロコを超える釣果を叩き出していたのだとか。
私、不思議でならないのです。
釣りというローカル色の強い競技で、どうしてフィールドを知り尽くしたローカルアングラーに勝てるのか?
山と言うほど実績場所を抑えた相手に、少ないプラで勝つなんてマジックとしか言いようがありません。
フィールドが変わっても変わらない、バス釣り全てに通じる「何か」。
それを持っていなければ、こんな魔術は無し得ないはずだと思うのです。
●フィールドを読み、魚に応える
そのヒントをくれるのが、大会当日にプレス同船したカリスマブロガー「Lancia」さんのこの記事。
(「【バサクラ2015】優勝した日本最強の青木大介プロに同船!異次元の強さの秘密を垣間見た!」釣りリアルを求めて より)
記事中でLanciaさんも書かれていますが、青木選手の釣りはすごく「普通」に見えるのだそうです。
しかし1つ特徴的なのは、「決めつけない」と言う事。
“朝はフィールドの状況を確認する為の釣りをして、その後の展開を組み立てる”
ことを信条としているそうですが、ちょっと釣れたからと言って「コレが正解と決めつけない」。
常に変化を感じ続け、絶えず場所やタイミングのアジャストをし続ける。
フィールドの声を聴き、魚からのメッセージに応える力こそが、青木選手の強さの源泉なのではないか・・・そんな風に感じました。
●「フィネス」の枠にとどまらない
これまで私が青木選手に抱いていたのは、とにかく「フィネス」が得意なプロというイメージでした。
クリアレイクの難しい見えバスを、サイトで魔法のように食わせてしまう・・・というような「喰わせ」の達人。
しかしオールスターを通して見えて来た釣りは、そんな「フィネスな食わせ」の先入観を見事に打ち壊すものでした。
タイミングを読んだ速い釣りは、ある意味食わせとは対極な「探す釣り」に見えたのです。
もちろん、フィネスが得意な事は間違いないでしょう。
しかし決してフィネスばかりのアングラーでは無く、むしろ新しい形のオールラウンダーなのではないか。
青木選手がフィネスというよりも、フィネスが「適所」となるトーナメントシーンが多いだけではないか・・・。
青木選手の書いた「適材適所のルアーセレクト」を読んで、そんな思いを抱きました。
名実ともに、現代のトッププロに上り詰めた青木選手。
来シーズンはどんなドラマを見せてくるのか?・・・これからも、目が離せません。
(個人的には、アメリカで活躍する青木選手も見てみたいです)
※更新情報と時事ニュースをお届けしますので、ぜひFacebookページへのいいね!& twitterのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2016年 1月 20日トラックバック:「シーズナルパターン」は死んだのか
-
2017年 1月 13日
-
2017年 3月 06日
この記事へのコメントはありません。