アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 静かなる強さ – スイングインパクトには「背骨」が入っている。


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本場アメリカをも制したシャッドテールの傑作、スイングインパクト。
ビッグバスを呼ぶ秘密は「背骨」にあり・・・!?
その希代のアクションに、林圭一プロの信念を垣間見ます。

 

世界が認めたシャッドテール

多くのアングラーに惜しまれながら急逝したバスフィッシング界のレジェンド、林圭一プロ。
前回は氏の育てたディープクランクの名作、マッドペッパーマグナムについて書かせて頂きました。

<実はクランクじゃない!?>マッドペッパーは、マグナムな”シャッド”だと思う
林圭一プロの育てた伝説的ディープクランク、マッドペッパーマグナム。 個人的にも思い入れの深いこのルアー、実はクランクでは無い!...

林プロにお会いした事も無ければ、ケイテック製品をそれほど使った事も無い私があれこれ書くのはおこがましいかもしれませんが・・・
でも、個人的にどうしても書かずにいられない思い入れの深いワームが一つあります。
日本はおろかアメリカでも大ブレイクしたシャッドテールワームの傑作、「スイングインパクトファット」です。

IMG_20160303_231202

 

ビッグバス・キラー

私はスイミングジグのトレーラーとして使う事がほぼ100%なのですが、以前はほとんどスタッガー5インチしか使っていませんでした。
色々使ったのですが、結局のところ元祖とも言えるスタッガーが一番良く釣れるな・・・と感じていたからです。

スクリーンショット (252)(Basser2015年9月号より)

しかし琵琶湖のみならず、アメリカのトーナメントシーンでも大人気(というかもはや定番)と言われるスイングインパクトファット4.8インチ。
数はスタッガー5の方が釣れるような気がしつつも、使い続けてみて1つの事に気が付きました。
それは・・・「釣れるバスのサイズが大きい」のではないか?という事でした。

IMG_20160303_231223(ちなみに組み合わせるスイムジグはスイミングマスターを選んでいます)

 

強いテールのウォブリングアクション

スイングインパクトのアクションの特徴として、名前の由来にもなっている「テールがスイングするような」強いウォブリングが挙げられると思います。
低速でもしっかりと水を掴み、ゆっくりとしたピッチで大きく水を押すこの動き。
こうしたトルクのあるタイプの振動は、魚の側線「大きなベイトフィッシュの接近」を感じさせているのではないかと考えています。
(魚は側線という器官で水圧や水流の変化を感じとるのですが、振動の種類でベイトサイズなどを感じ分けているのではないかと思います。詳しくは↓参照)

[D] サカマタシャッドに感じた、ソフトジャークベイトの新たな可能性
「塩入りでソフト」、意外なマテリアルのサカマタシャッドでしたが・・・ 水中でアクションさせてみると、この動きがまたまた意外!? ...

個人的にはこの強い水押しが、スイングインパクトファットがビッグフィッシュを呼んでくれる秘訣なのではないかと予想しています。

スクリーンショット (253)(Basser2015年9月号より。この号は絶対に読んでおくべきだと思います。。。)

 

「背骨がある」ワーム

そしてこのルアーを語る時に、もう1つ見過ごせない要素が「視覚的なナチュラルさ」ではないでしょうか。
初めて泳がせてみた時に感動したのですが、ボディを左右にしならせる、生きた魚が動くような艶めかしい動きをしてくれます。
「このワーム、背骨がある!?」・・・と、心底驚いたものです。

 

テールのスイングの力がボディに伝わってこうした動きが出るそうですが、その動きはまさにベイトフィッシュそのもの。
視覚的にだませる泳ぎの生命感が、スイングインパクトの持つ2つ目の武器なのではと思っています。

さらに言えば「ファット」と名付けられているものの、他のシャッドテールワームと比べるとボディ自体は意外とスリムです。
しかも全身にリング状のリブが入れられており、これが「ルアーのシルエットをぼかす」効果があるのだとか。
それらの相乗効果によって、見切られにくく、寄ってきたバスが躊躇なく喰いやすいのではないかと今では考えています。

というわけで、遠くからビッグフィッシュを呼ぶ「トルクのある強いアクション」
そして近付いてきたバスを視覚的に騙す「シルエットと泳ぎのナチュラルさ」
相反する2つの要素が1つのルアーに同居している奇跡が、スイングインパクトを世界的なルアーにしている秘訣なのではないでしょうか。

 

スイングインパクトに透けて見える、林プロの背中

最初に書いたように、私は林圭一プロについて多くを知っているわけではありません。
単に1人のファンとして、雑誌のフィルターを通してその人柄を想像するのみです。

image1_12032959555

しかし氏の渾身の傑作であるスイングインパクトを使い込んでいく中で、次第にその姿に氏のイメージを重ねるようになりました。
静かにして力強く、あくまでも繊細にして流麗・・・。
しっかりとした背骨が1本通ったその動きは、もしかしたら氏の生き方そのものに通じるものがあったのかもしれない。

そんなことを勝手に想像しながら、林プロの功績に感謝の気持ちを新たにしている今日この頃です。

IMG_20160303_231120(絶対にワームの曲りを許さないブリスターケースにも、何か氏の信念を感じます)

 

 

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