アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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プリスポーン・ダイナマイト② – 赤が「消える」時を知る –


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「赤」は消える – 。
他に類を見ない、ユニークな特徴を持つこのカラー。
実戦で1匹に繋げるための、レッドルアーの活用法を考えます。

 

赤色の特徴

みなさんこんにちは、いまだに確定申告と格闘中のKenDです(苦笑)。
前回は、春に赤いルアーが良く釣れる理由について考えてきました。

プリスポーン・ダイナマイト① - 春に爆釣するカラーの話
春は赤系カラーで爆釣! 昔から言われるこのセオリー、その効果は本当なのか??? 威嚇、ザリガニ、スポーニング・・・赤に秘められ...

考えるほど迷宮にハマるこの疑問・・・今回はちょっと脇に置いておいて、赤という色の見え方と、科学的な性質という切り口で考えてみたいと思います。
そして、実際の釣果に繋げるためのカラーセレクトのヒントに繋げられればと考えています。

 

濁りとチャート

さて、赤は春のプリスポーンに効くと言われる一方で、夏に有効とされる事もあります。
だったらもういつでも有効なんじゃないかと思ってずっと使ってみた事があるのですが、結論として1年中いつでも釣れる、と私は感じましたw

ただしそれには条件があって、どちらかと言うと「濁っている時」に有効なような気がしています。
水中のルアーを見ていると思うのですが、赤色と言うのは濁っていても非常に目立ちます。

チャート系も同じでは?と思われるかもしれませんが、水色(濁りの質)によってどちらが目立つかはマチマチのように思います。
個人的には、赤茶けた泥っぽい濁りよりも、白濁りの中でより赤が際立つように感じています。

濁流のデストロイヤー!?イヴォーク2.0インプレッション
さて、今回は久しぶりにバスネタを・・・。 キムケンさんプロデュースのフルサイズシャロークランク、イヴォーク2.0。 こんな巨大な...

 

「消える」赤

もう1つ感じるのは、「陽射しが少ない時は目立たなくなる」という点です。
晴天時にはあれだけ目立った赤色が、雨になると嘘のように見えにくくなるように感じています。

下塗り色が白ベースの場合は、ボワッとしたホワイトっぽい色としてまだ視認できる気がしますが、
特にクリア系のレッドではほぼ全く見えなくなってしまうように思うのです。
(つまり、「赤」の要素が完全に抜け落ちてしまう)

ディープに行くほど赤が目立たなくなるというのは有名な話だと思いますが、色の波長の関係で赤は光量が減ると一番先に見えなくなるという性質を持っているのだそうです。
ですから自分の感じ方も、あながち間違ってはいなかったのではないかと最近では思っています。

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だから釣れるのか?は別

ここまでの話をまとめると、「赤は陽射しが強い時の白濁りに有効」・・・という事になるのかと思われるかもしれません。
確かに、赤が目立つ状況と言う意味では、それは的外れでは無いと思います。
しかしここからが釣りの難しさで、目立った方が良い時もあれば、目立たない方が良い時もあると思います。

だからそうした状況で赤いルアーは確かに目立つでしょうが、目立ち過ぎて釣れない・・・という事もあり得ると思うのです。
逆に、ディープやローライト時に目立ちにくくするために赤を使う、という考え方も成り立つわけで、一筋縄にはいきません。
ディープウォーターで赤いメタルバイブを使うのは、一部ではすごく有名なメソッドらしいです)

 

 

どういった見え方を好むかはその時の魚の機嫌次第なわけですから、特定の状況で有効なカラーを事前に予測するというのは、極めて困難と言って良いのではないでしょうか。

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こうなってくると、しまいには「どうせ分からないなら、もうカラーなんて何でも良いのでは?」とまで思った事もありました。
ただ、カラーを変えたとたんに反応がガラリと変わる場面に何度も出会ってきたのも事実です。
ですから当たりカラーを魚に問い掛けるために、結局は「カラーローテーション」をする事が重要なのではないか、と今では考えています。

 

把握すべきは「違い」

では手あたり次第に色々なカラーを試すしかないのか、というとそうでは無く、ここで上の話が生きてきます。
ここまでの話で1つだけ確かに言えることは、「赤は他の色とは違う独特なカラー」という事では無いかと思います。

これが何を意味するかと言うと、チャートやクローム系など他のカラーで駄目だった時に、赤だけは効くという事があり得るという事です。
ですから同系統のカラーを延々と付け替えるのではなく、チャート系が駄目なら次は赤系という風に、がらっと方向性の違うカラーを試す事で、大まかに当たりカラーを絞っていく事が出来ると思うのです。

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この各カラー間の違いを把握するというのは非常に大切で、カラーローテーションの際に「もっと目立つ or 目立たない色にしてみよう」といった、カラーセレクトの際の判断基準が出来る事になります。
つまり「春だから赤が効く」のように、ルアーを投げてみる前から予想するのは困難だと思うのですが・・・・カラーローテーションをしていく中で、他とは違う要素として「赤」も必ず試しておくべきではないかというのが私の結論です。

春=赤=爆釣!といったシンプルな話に出来ずに申し訳ありません。
しかし結局のところカラーについては、「投げる前から決めつけ過ぎない」という姿勢の方が、実際の釣果に結びつくのではないかと思っている次第です。

とりとめもない話になってしまいましたので、最後にちょっとだけまとめを。

★赤を使って目立たせたい時 → 晴天時・白濁りの中で使う
★赤を使って存在感を消したい時 → ローライトもしくはディープで使う
★そしてとにかく、ローテーションの一角に「赤」系統を加える

・・・以上が、現時点での自分の考え方です。
早春の貴重な1匹に繋がってくれれば、大変嬉しく思います。。。

※追記:というわけで赤には独特な効果があるように感じていますが、それ以前にもっと遥かに大切な事がカラーセレクトにはあると考えています。
それについては以下の記事をご参照ください。

 

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