28Apr
ビズラのスーパーシャローパターンで臨んだ本戦。
しかしボート際の目前で、無念の・・・。
その時フォローに活躍した、「もう1つのシャロー攻略法」のお話です。。。
2016浜名湖オープントーナメント、キックオフ!
皆さんこんにちは、KenDです。
熱は引いてきたのですが、異様に長引く関節痛と倦怠感が悩みのタネです。
これってもしかしてインフ○×・・・いやいやそんなはずは・・・(((( ;゚Д゚)))
というわけで今回は、HOT開幕戦の本戦レポートになります。
さて、今シーズンは少ないプラで成績を残せるよう、HOTでは「アジャスト力」をテーマに取り組む目標を立てました。
前回の記事に書いた“スーパーシャローパターン”へ期待する一方、それに拘らず「その日」に対応して釣る事を心掛けよう、と念じながらスタート。
空は曇天、やや強めの北西風に逆らって、まずは真っ直ぐカキ殻のシャローフラット・ポイントへバウを向けました。
ちなみに、浜名湖には水深1m未満のカキ殻ボトムのシャローと言うのは探せば滅茶苦茶たくさんあります。
その中で、プラでの手応えを感じていたのは猪鼻湖内の2か所と、本湖エリアでの1か所の計3か所。
というわけでまず、朝イチは猪鼻湖からチェックを開始しました。
07:30 予想外のシーバス
しかしここで、少し予想外の事態に気が付きます。
当日の潮が高く、狙っていたファーストポイントの水深が1m以上もあったのです。
そこで、確実にボトムを叩く目的でソウルシャッド58SPを投入。
ゴツゴツとカキ殻のハードボトムに当てながら引いてきますが、反応が得られません。
しかしルアーがブレイクに差し掛かり、フッ、と中層を泳ぎ始めた瞬間にひったくりバイト!
正体は、1kg弱(50㎝くらい)のシーバスでした。
おそらくはハードボトムの下側、ブレイクに待機して捕食してきたと思われる個体。
もしかして今、こういうパターンが成立しているのか?と考え、しばらくシーバスに狙いを切り替えてみますが続きません。
もう少し”スーパーシャローパターン”を追うべく、次なるポイントへと向かいます。
08:00 チェイスからのリミットメイク
次は思い切って、干潮時には陸になるぐらいの激浅ポイントへ入ります。
水深は30~50cm。
ビズラをキャスト後、ロッドを立てながらボトムに3~4回タッチする位のスピードでリトリーブを続けていきます。
(沈めすぎると根掛かりするので、これくらいのレンジをキープするのがお勧めです)
するとグッドサイズのキビレが足元まで追いかけてきましたが、バイトにまで至りません。
「追い切れなかったかな?」と思い、ここでルアーをソウルシャッド58SR(シャロー用チューニング済)にチェンジ。
ボトムコンタクト時に一瞬のポーズを入れる事を心掛けて引いてくると、ヒット!
ドシャロ―なので走り回る魚をいなしながら寄せてくると、狙い通りの1.2kgクラスの良型キビレでした。
(ビズラより引っ掛かりやすいという難点はありますが、ボトムをタイト&スローに探れるのはシャッドのメリットかと・・・)
1匹だけでは無いだろう・・・とさらにソウルシャッドを巻いていきますが、追加のバイトを得られません。
そこでもう一度ビズラに戻すと、何と1投目でHIT!
クラッチを切りまくりながらランディングしたのは、これもやはり1.2kgクラスのグッドサイズでした。
これで3本、3kg台前半でリミットメイク達成。
事前に用意していた”スーパーシャローパターン”が、怖いくらいにハマる結果となりました。
ビッグワンを求めて
その後は入れ替えだけを考え、ビッグシーバスを求めて表浜名湖へロングフライト。
しかし、クリアアップした表エリアの難易度はMAX級で、2時間ほどランガンして回りますが魚の影すら拝めません。
そこでもう一度奥浜名湖エリアまで引き返し、湖奥のシーバスポイントをしらみつぶしに当たりますが、45クラス1本のみで入れ替えは出来ず。
結局、朝に揃えた3本・3330gのままウェイインとなりました。
昨年の自分の優勝ウェイトが4kg超えだった事を考えると、表彰台は獲れても優勝までは無理だろうと考えていました。
しかし全体に非常に厳しいコンディションだったのが有利に働き、結果はまさかの優勝・・・!
正直、用意していたパターンが運よくハマったから良かったものの、“アジャスト”という意味では10点くらいの出来だったかなぁというのが本音です(苦笑)。
が、ともかく凄腕の集うHOTで連勝させてもらえたという事は、自分としてはもう一生無いくらいの快挙!
まだ達成の実感が沸いていませんが、ここは素直に喜ばせて頂きたいと思います(^^)
(フンガー持ち失礼します・・・尚、魚はベイト調査目的にキープしました)
築き上げて来たトーナメント文化
最後になりましたが、HOTの賞品の話を少しだけ。
今回優勝した事で、ダイソンの掃除機や・・・
スズキマリンオリジナルG-SHOCKを始め、数々の豪華な賞品を頂く事が出来ました。
このように浜名湖オープントーナメントの賞品は、ローカルトーナメントとしては異例に充実しているのではないかと思います。
(バス・トーナメントの経験者の方にはよく分かって頂けるのではないかと思いますが・・・)
シーズンオフにその舞台裏を少し垣間見させて頂いたのですが、そこにはスポンサー集めに奔走して下さった運営委員の方々の多大な努力がありました。
このような恵まれた環境でトーナメントが楽しめる事に、1人の参加者として心から感謝したいという気持ちを強くしています。
「バス・スタイルのソルトトーナメント」というユニークな立ち位置で、10年以上の歴史を紡いできたHOT。
ソルトでは珍しい”競技”という切り口で、数々のニューメソッドや、「本当に釣れるルアー」を炙り出してきたと思います。
ボトムワインド徹底解説・マゴチマスター前原選手
(あの「ボトムワインド」も、HOTが発祥ですので・・・)
このようにトーナメントで開拓されたメソッドが一般に広まり、フィールドの攻略法を豊かにしていく。
こうした良い循環が、これからもぜひ続いて欲しい・・・。
というわけで私としても、なるべく新しいメソッドやルアー・エリアを開拓し、公開して行きたいと考えています。
(今回3位表彰台の選手が、去年公開した”ウィードエッジパターン“で釣って下さったそうで、非常に感激しました)
その意味で今回のビズラを使った釣りには可能性を感じましたので、また別稿で詳しく書いてみたいと思います。
最近では釣り人口全体の減少もあり、HOTの参加者も減少傾向。
しかし、こんな貴重な機会を逃すのは勿体無い!・・・と考えていますので、ぜひもっと多くの方に楽しんで頂きたいと思っています。
(ネット上では「猪鼻湖のシャローフラット」までしか書いていませんが、本番の会場では具体的な場所まで全て公開しています!)
というわけでこれからも、この素晴らしいHOTを楽しみながら、その魅力を少しでも多くの方にお伝えできればと考えています。
それでは一緒に競って下さった参加者の皆様、運営者の方々、そして新規の参戦者の皆様、どうぞこれからもよろしくお願いします!
※ウィニング・ルアーの使用メソッドやチューニングの詳細はまた次回↓に・・・
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コメント
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2016年 5月 04日
読んでいて浜名湖のボート釣りをやってみたくなりました。
(浜名湖は陸っぱりしか経験がありません)
良い季節のうちに一度ボートをレンタルして浜名湖ボートフィッシングを堪能してみたいと思います。
>ふじさん
ぜひぜひ!ボートゲームも非常に面白いですよ♪
御無沙汰してます。
相変わらず、読み応えたっぷりの内容で楽しませて頂いてます。内容もモチロンですが、KenDさんの文章にはなにか、読んでいくのが止まらなくなるような魅力があります。釣りブログの中では、プロ、アマ問わず一番好きな文章です。シャロー道さんのブログも好きですが、KenDさんの文章、アイデアや検証の仕方などいつも参考になります。
HOT初戦優勝おめでとうございます。スーパーシャローのバス的アプローチに痺れました。トップウォーターが効かず、ソフトルアーも使えない中でのスピナーベイト風のルアーやシャッドでも攻略。私もその場所に行けたら、クレイジークレイドルとかを試してみたいです。クランクでクロダイが釣れるかは知りませんが。
私は熊本出身ですので、今回の地震後にすぐに地元の人間に安否を確認しましたが、ごく一部の地域を除き、ほとんど平常の生活のようです。東日本震災では津波により広範囲に壊滅的な被害が出ましたが、今回は山間の一部に被害が集中してるようです。建物の倒壊の可能性が捨てきれないために多くの方々が避難所生活を強いられてますが、自衛隊による救援活動で人手、物資も足りているみたいです。破壊された道路等のインフラの復旧の為に自治体への募金などが、効果的な支援になるかも知れません。
それではこれからもブログ頑張って下さい。コメントはしなくても、常にアップデートを楽しみにしてる私みたいな愛読者が他にもたくさん居られるはずですので。
>Tommyさん
嬉しいコメントありがとうございます。
ちなみにクランクでクロダイは大アリです!
話を聞いて、私もクレイジークレイドル投げてみたくなりましたw
ソルトの世界は、まだまだバス的発想で色んな釣りが開拓できると思うので、そこが楽しい所でもあります。
ちなみに熊本のご出身との事、さぞかしご心配されたかと思います。
これからは中・長期的視野に立った支援に切り替えていく必要があるのかもしれませんね。
それではこれからもよろしくお願いします!