8Dec
優れた発熱性能で、巷で大人気のヒート系ウェア。
しかし本当に大切なのは、むしろ「乾く事」だった!?
究極のアンダーウェア、“ジオライン”の実力をシェアします。
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究極のアンダーウェア、”ジオライン”
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて先日は、冬の釣りを快適にこなすためのウェア特集をお送りしました。
しかしこれをお読み頂いたバサー・兼登山家のフォロワーさんから、メッセージを頂きました。
甘い・・・甘いぞKenD!肌着の究極は“ジオライン”だろ!!・・・と。
(少し誇張が入っていますwww)
ジオラインとは、アウトドアメーカー「モンベル」の誇るアンダーウェアの代表格。
と言うわけでさっそく買ってテストしてみた、ジオラインの使用感を紹介したいと思います。
「発熱系」と「輻射系」
アンダーウェアの比較と言う事と、以前「フリーノット光電子」と「スーパーメリノウール」の比較をしてみました。
この時は、モンベルのアンダーウェアの代表として「ジオライン」では無く「スーパーメリノウール」を選びました。
その理由はmontbell公式HPにて、暖かさを追求するならスーパーメリノウールが上・・・的な記載を見つけたからです。
しかしよく読み込んでみると、両者はその暖かさのメカニズムが全く違いました。
上の画像にある様に、メリノウールは発汗した際の水蒸気を利用する「吸湿・発熱」系。
(montbell HPより。ちなみにユニクロのヒートテック等も同様のメカニズムですが、より発熱が穏やかで保温力が持続する感じです)
それに対してZEOLINEは、体からの赤外線を利用する「輻射系」のメカニズムだったのです。
鋭い方は、これってもしかして・・・と思われたかもしれません。
そう、この方式は「フリーノット光電子」と同様の仕組みだったのです!
ここで「発熱系」と「輻射系」の違いを簡単におさらいしておきますと・・・
●「運動中」の絶対的な暖かさ → 「発熱系」が上
●「静止時」の暖かさ → 「輻射系」が上
そして釣りをしている際には、そのジャンルにもよりますが「輻射系」にアドバンテージがある、という結論に至りました。
その理由は、「ジッとしていても暖かく」、「急に動いても暑くなりにくい」から。
そうした特性を持つ輻射系のフリーノット光電子の方が釣り用に向くと私は感じましたが、ジオラインもまた同様の特性を持つアンダーウェアだったのです。
(実際に着てみると、「着た瞬間から暖かい」感じがするあたりも共通していました)
馬鹿にできない「フィット感」
では釣り用アンダーウェアは光電子に決定!・・・と思いきや、「フィット感」に重大な問題がありました。
フリーノット光電子はアンダーウェアとしてはサイズが緩くて伸縮性も低いので、痩せ型の私ではガバガバに隙間が空いてしまったのです。
以前も書きましたが、ウィンターウェアを選ぶ時に大切なのは「隙間を殺す」事だと考えています。
いくら最新の高機能素材を使っていようと、サイズがぶかぶかで空気が出入りしてしまっては全く何の意味もありません。
ですからモヤシっ子体型の私は、(隙間を無くすために)肌着としてワンサイズ小さい薄手の発熱下着(確かユニクロのヒートテック)をその下に着込んでいたのです。
それに加えて光電子はストレッチ性が低くてゴワつくため、クランクを投げまくる際に着心地の悪さを感じていました。
(キャストする時に、腕を振ると突っ張る感じがする)
そうした2つの理由から、「上半身のみ」“スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツ”をセレクト。
そしてあまり動かない下半身は「FREE KNOT・レイヤーテック アンダータイツ シープバック超厚手」という組み合わせを選択していたのです。
しかしジオラインはアンダーウェア専用設計だけに、そのフィッティングは素晴らしいの一言。
“ジオライン EXP.ラウンドネックシャツ“を試してみましたが、ややタイト目のサイズと、それを窮屈に感じさせない抜群のストレッチ性で体によくフィットしてくれました。
モヤシっ子体型の私は、さらに一番下にワンサイズ小さいMサイズの“ジオラインL.W.Tシャツ”を併用。
普通の方はここまでする必要はないと思いますが、かつて経験した事の無いパーフェクトなフィット感に感動しました。
“乾く”事の重要性
ところで今回フォロワーの方から指摘を受けたのは、隙間を埋めるために一番下に着ていた「ヒートテック」に関してでした。
お手頃価格で高い発熱性能を誇るユニクロの大人気商品ですが、「本格的な登山家でこれを着る人は存在しない」のだとか。
そしてその最大の理由は、「速乾性」にあるのだそうです。
アンダーウェアにおける「乾く」という事の重要性を、KenDは全く分かっていない!とご指摘を受けたわけですが・・・
汗が乾かず濡れていては、どんな高機能ウェアも性能を発揮する事が出来ません。
このような汗冷え状態に陥ることは、過酷な登山の現場では生死にかかわる重大事なのだそうです。
(雨でも同様で、濡れてしまったら全てのウェアは台無しだと思います)
その意味で、ジオラインのような本格的なアウトドアメーカーのアンダーウェアは「速乾性」を極めて重視しているとの事。
実際に着てみても、その圧倒的なベタつきの無さはすぐに分かるほど明らかでした。
「発熱系」ではなく「輻射系」である事もあってか、ボートの準備や急なファイト時等で運動量が増える際も、暑くなって汗で濡れる感じが全く無かったのです。
(montbell HPより。この点は、メリノウールや光電子と比べて最も明らかに違う部分だと思います)
アンダーウェアの役割は「保温性」にある、とこれまで考えてきました。
しかしそれに勝るとも劣らないくらい、肌着にとって「速乾性」は決定的に重要・・・。
今回、それを教えて頂けた事は非常に貴重な経験となりました。
(ご指摘ありがとうございました!)
アンダーウェアの究極。問題点は?
と言うわけで抜群のフィッティングと速乾性を持つ、「輻射系」アンダーウェア”ジオライン”シリーズ。
これは登山のみならず、釣りにおいても最高のアンダーウェアだと感じました。
(もっと言えば普段着にも最適!着る枚数が劇的に減ります・・・)
まとめてみますと、まずはパンツとジオラインの半袖を着た後、上下ともに「ジオラインEXP.」シリーズを着用。
風が無ければ、アンダーウェアはこれだけで1℃くらいまでは耐えられる気がしました。
ガチの氷点下や爆風時は、さらにこの上に「上半身:スーパーメリノウールハイネックシャツEXP.」、そして「下半身:FREE KNOT・レイヤーテック アンダータイツ シープバック超厚手」を重ねてみようと思っています。
と言うわけで、アンダーウェアの究極系と言っても過言では無いジオライン。
その実力をナメておりまして、大変申し訳ありませんでしたと謝るほかありません・・・。
最後に問題点を挙げるとしたら、まずはやや高めの価格。
性能を考えたら納得ではありますが、ヒートテックと比べれば3倍近くに達してしまいます。
(逆に言えば性能的には完全に負けますが、ヒートテックは価格を考えれば健闘しているとも言えます)
そしてもう1つは耐久性。
暖かい空気を大量に保持するためのボックス構造が仇となってか?やや素材が弱いという意見が散見されます。
洗う際は洗濯機をソフトモードに設定し、一着づつ洗濯ネットに入れるのが好ましいとの事。
この方法を用いて、耐久性についての長期インプレッションも書いてみたいと思っています。
と言うわけで釣り用にも普段着にも、全く死角の見つからなかったジオライン。
着てみると感動する事うけあいですので、ぜひ試してみて頂きたいと思います。
(というかむしろ、普段着に手放せなくなりますよ!)
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