アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] トップウォーター×PEラインの絶対的メリット

トップウォーターゲームと言えば、王道はナイロンライン
しかしPEを組み合わせる事で、圧倒的なメリットが!?
PEラインのアドバンテージと、実践のハードルをシェアします。

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トップにはナイロン???

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて例年であれば、トップウォーターシーズン真っ盛り・・・と言ったところ。
しかしカラ梅雨気味の今年、トップゲームを楽しめていますでしょうか?
(私はちょっとイマイチです。。。)

ところでトップウォーターゲームと言えば、ナイロンラインを合わせる方が多いのではと思います。
私もずっとナイロンを基本にしてきたのですが、今年はPEライン・セッティングに挑戦中。
というわけで今回は、トップウォーターゲームにおけるブレイデッドラインのメリットを考えてみたいと思います。

 

「伸びない」事がもたらす効果

さてPEラインの特徴と言えば、まずは何といっても伸びにくさが挙げられるのではないでしょうか。
その低伸度性は、ナイロンはもちろんフロロに比べても圧倒的と言って良いと思います。
(ちなみに私は、普通のPEだったらG-soulアップグレードX8が一番好きです)

そしてこの事は、トップウォーターゲームにおいて遠距離での操作性」というメリットを生むと感じています。
モノフィラメント・ラインでロングキャストすると、どうしても伸びやすいためにルアーを動かしにくくなります。
しかしPEラインであれば、遠くでもダイレクト感のあるキビキビとした操作がやりやすいと思うのです。
(超低伸度ナイロンのデファイヤー・アルミーロと比べても、PEの低伸度性は圧倒的だと感じます)

けれどもナイロンラインでも、ロッドを硬くすれば良いのでは?と思われるかもしれません。
確かにそれも1つの案なのですが、今度は逆に、ルアーが近寄って来た時に(竿が硬過ぎて)操作しにくくなるという弱点が発生します。
ボート際までついてきた魚に、移動距離を押さえたワンアクションで口を使わせる・・・といった「一瞬のワンチャンス」時に、思う様な動きを出せないもどかしさを感じるシーンを何度か経験してきました。

現在は大型トッププラグに、ナイロン+WSC65MHの組み合わせが好きなのですが・・・。
距離が近くなってきてラインの伸びが少なくなると、ちょっと硬さを感じるのが正直なところです。

逆にPEラインは伸びが少な過ぎて、「ルアーが思ったよりも動き過ぎてしまう」というネガはあると思います。
しかしこの場合は、その分ロッドを柔らかくすれば対応できるはず・・・。
そして伸びが少ないという事は、「遠くても近くても、距離に関わらず一定のフィーリングでルアーを動かせるというメリットに繋がると思うのです。
(逆に言えば、バンクをショートキャストで攻めるような場合はナイロンが適していると思いますが)

 

グラス製のテクニカル・プラッギングロッド

このようにロングキャストを多用するトップウォーターゲームでの操作性は、PEラインのメリットが圧倒的と感じてきました。
しかしこれまで何度かトライして挫折してきたのは・・・「ちょうど良いロッドが見つけられない」という部分に原因がありました。
例えば1/2ozのペンシルベイトをPEで使う場合、通常のMクラスのロッドでは硬過ぎるように思えるのです。

ではMLクラスに落とせば良いのでは?と考えましたが、PEの伸びの無さと言うのは想像以上に影響が大きく・・・。
決して使えなくはないのですが、「ルアーが水に絡む様な柔らかいアクション」を出すのは困難だと感じました。
結局動きの面で満足な使用感を得るには、大体Lクラスまで落とさないと難しいという感想です。
WSC66MLでも、まだ硬いかと・・・)

(そしてLクラスだと、1/2ozクラスを投げるのはしんどいです・・・デカいのが釣れてもキツイですし)

次に私が考えたのは、柔らかいティップを備えたロッドならどうか?という事でした。
というわけで先日も紹介した、ソリッドティップのフルレンジC67MH/SLにPEラインをセットしてトライ。
しかし結果としては、1/2ozクラス程度ではそれでもまだ硬過ぎる・・・という感覚だったのです。

(この時はフローティングジャークベイトでしたが・・・)

かくなる上は、もはやグラスしかない!!となってくるわけですが・・・ここにも壁がありました。
これについては数年前から何度か試したのですが、現在世に出回っているグラスロッドは基本的にクランキング、つまり巻き物を想定して作られているモデルが殆どです。
なのでバイトを弾きにくいしなやかでパラボリックな竿が多く、ロッドワークによるアクションが基本となるテクニカル・プラッギングではダイレクト感が無さ過ぎると感じました。

ではどういうロッドが理想的なのか?と言えば、まずはロッドワークがしやすいようレングスが6~6.6ft程度と短い事。
そしてしなやかなティップを備えつつも、操作時に曲がり過ぎないよう、ベリー辺りからカーボンで補強されたコンポジットロッド。
最後に1/2~3/4oz程度のルアーウェイトに適した、M~MHクラスのパワーを備えていて欲しいと考えたわけです。

しかしいろいろ探しましたが、そんな特殊なスペックのロッドにはついに出会う事が出来ませんでした。
トッパーさんの世界の専用竿には良さそうなロッドがちらほらありましたが、高い上に入手が困難・・・。
そんなわけでPEセッティングのメリットは感じつつも、泣く泣く諦めて来たのです。

ところが先日、ついにそんなマニアックな1本に辿り着くことに・・・!!
と言うわけで次回はようやく見つけた、グラスコンポジット製のテクニカル・プラッギングロッドを紹介したいと思います。
(ちなみにX8アップグレードの4号直結が、ベイトタックルでのトラブルも少なく飛距離も出てお勧めです)

 

 
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関連記事

    • GⅡスプーン
    • 2017年 7月 04日

    いつも楽しく拝見させていただいております。私は以下の理由で恐らく20年近くトップはPEラインで使用しております。
    ①移動が少ないドッグウォーク、テーブルターンが可能
    ストラクチャーから少ない距離でいかに沢山首を振らすかが重要です。
    ②パニックアクションが激しい
    ドッグウォーク等、規則的な動きに反応がないときは、パニックアクションが有効ですが、PEラインなら超キビキビパニックアクションを出すことがが可能です。
    ③強度が高い
    思い入れが強いルアーを可能な限り失くしたくない。
    ④ナイロンラインよりは耐久性が高い
    過信は禁物ですが…
    ただ、以下のデメリットもありますよね。
    ①両軸リールではキャスト時にガッツン切れがある
    ②移動距離が少ないドッグウォークになることから長い距離を攻めるときめんどくさい
    ちなみに私はメガバスのパガーニのテレーゼとシャパラルを使ってます。キビキビ動かしやすい竿だと思います。
    長々とすいません。ケンディさんについ共感してしまいまして…

    • 長年やり込んでいらっしゃる方からのアツいコメント、本当にありがとうございます(^^♪
      もうまさにご指摘の通りで、PEラインは入力のON/OFFがカチっと決まるので、きびきびした動きが凄く出しやすいですよね!!
      ガッツン切れで痛い目に遭うあたりも、もう本当に「あるある」っていう感じです(;^ω^)
      ともあれ、こういう共感がブログを書いていく原動力になります!!
      今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>

  1. KenDさんこんにちは、二度目の書き込みになりま〜す笑
    面白いロッドありますよ〜。
    Abu Garcia “Ike” Series Delay Cast Rod 6’4″ Mediumというグラスコンポジット
    コスメなどあまり日本人ウケはしないと思いますがめっちゃ使いやすいですよ!
    アイクがトップウォーターでのトゥイッチングとジャークベイトをジャークするために作ったモデルです。
    映像見てると実際エリートのトーナメントでも使ってますね。
    6.4ft で5/8ozまで背負えます。軽量プラグ〜ワンテンまで余裕ですよ〜。
    ティップ4:バッド6という表記通りで4のティップはすごくソフトです、6のバッドはかなり強く80cmの鯉をかけた時も比較的余裕ありました、ですがガチガチのバッドではなく粘りとトルクがあってリフティングパワーも兼ね備えてますね!!
    しかも、トップでのフッキングミスが今まで使ってきたカーボンロッドと比べると相当少なくなりました。
    ショートレングスの恩恵でロッド操作めっちゃしやすいですし。近距離でのシャローカバークランキンにも重宝してます。
    タックルウエアーハウスから個人輸入した総額は送料込みで17500円くらいでした。
    日本のアメリカンロッド扱っている店でも扱ってるみたいですが、送料含めると個人輸入のほうが安かったです笑

    長くなりましたがアメリカンロッドなかなか個性的なのありますよ!

    • 情報ありがとうございます!
      コレ↓のことでしょうか???確かに、私が求めているロッドそのものです、これは!!!
      http://www.tacklewarehouse.com/Abu_Garcia_Ike_Delay_Series_Casting_Rods/descpage-CDSI.html
      滅茶苦茶気になるのですが、タックルウェアハウスって意外とロッドの送料安い?んですね。
      ちょっと他の物のものもあわせて注文してみようかと思います(^^♪

      • そうそうこれです!ディレイシリーズの6.4ftモデル!ただ、ほんとコスメというかバッドのペイントがピンストライプだし、小さなマークもキースヘリング風のデザインでその辺は個人責任というか笑
        因みに、自分が買った時の送料はロッドだけでしたが30ドル(今のレートだと3390円位)でした。
        国内のロッド送料の相場1800〜3000円考えると輸入にしては安いと思います。
        ただ、自分のロッド、届いた時点でほんの少しティップが左に曲がってました笑
        使用に何の問題も感じていませんが、そのあたり買う前にメールで注意したほうがいいかもしれないですね。
        よくよく思い出すと、アメリカではこの程度の曲がりだと普通に売ってるんですけどね笑(以前住んでました)向こうの検品レベルだとオッケークオリティーなんでしょうね笑
        もし本当に購入する機会があって英語でのやり取りなど不自由あればきがるに相談してください、曲がってるロッドティップの写真なんかもあるし、自分でよければサポートしますので!

        • ありがとうございます!
          興味はあったのですが、「関税とかどれくらいかかるんだろう?」とか分からない事が多く、躊躇っていました。
          今度トライしてみたいと思います(^^♪

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