5Jan
シマノ渾身のフルメタルベイト、“バンタムMGL”デビュー!
巷に溢れるアルミボディ機の中で、なぜバンタムばかりが騒がれるのか?
真の剛性をストイックに追い求めた、革命の理由をシェアします。
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なぜバンタムがこれほど騒がれるのか?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて新年が明けまして、気になるのは各社の新製品情報・・・。
個人的には久々に復活するシマノのロープロ・アルミボディベイト、“18バンタムMGL“が気になって仕方ありません。
それは上の記事で書いたように、高い剛性感が期待できるからですが・・・。
これまでも「タフ」「高剛性」を謳ってきたベイトリールは星の数ほどありました。
しかしそのほとんどが、個人的には期待外れだったと言わざるを得なかったのです。
それにも関わらず、今度のバンタムMGLには本気で期待を寄せています。
同じく剛性好きなアングラーの方々の間でも、狂喜乱舞のお祭り騒ぎ状態・・・。
「あまりにもガチ過ぎる」「ここまでやれとは言ってない」など、タイムラインは沸騰しっ放しです。
エスケープハッチをモノコックフレームに直接差し込む。ダイアルをパイプの外周にレイアウトし無駄なギアを排除。これによってブレーキサイドをカルカッタ並に省スペース化。ちびるで。
— のフリ (@no_huri) 2017年12月24日
これまで高剛性を謳うベイトはいくつも登場してきたのに、なぜバンタムだけがこんなに騒がれるのか?
今回は単に「アルミボディ」だけにとどまらない、革新の理由を深掘りしてみたいと思います。
バンタムのボディはここが「違う」
さて、ではバンタムMGLはこれまでのベイトと一体何が違うのか?
それを端的に表す写真が、これです!!
何をどこからどう見ても、完全無欠のフルメタルボディ!!
そうなのです、実はこれまでのタフを謳うベイトの多くは「フルメタル」ではありませんでした。
フレームこそアルミなものの、ギアボックス(A側)やブレーキ側(B側)のサイドプレートが樹脂という構造が大半・・・。
結果としてフレーム単体の剛性は高いのかもしれませんが、完成品として組んだ時の巻き剛性がスポイルされてしまっていると思うのです。
(シマノHPより。スティーズAが話題になったのも、フルメタル構造だったからではと。。。)
そしてさらにマニアに衝撃を与えたのが、このネジ込み式のアルミ製サイドプレート。
これによって着脱式のハッチを廃し、何とB側は継ぎ目の無い一体成型に!!
これまでの3ピース(A側ギアボックスサイドプレート+本体フレーム+B側サイドプレート)ではなく、2ピースから成る革命的な構造となっているのです。
あっあっあっ(言葉にならない pic.twitter.com/8lO5yxlxEU
— シマノマンうえす (@ue_shaula) 2017年12月23日
しかもこの「フタ」部分まで、全てアルミという力の入りよう。
もはやどこを突いてもメタルしか出てこないという、真の高剛性タフベイトとして仕上がっている事は一目瞭然。
その堅牢性は、フレームだけアルミを用いた「なんちゃってタフベイト」とは一線を画するであろうことが見て取れるというわけです。
ついにコンクエストを超える!?
ところで高剛性リールのフラッグシップと言えば、もちろん真っ先に“コンクエスト”の名前が上がるでしょう。
鍛造アルミを削り出した丸型構造のフレームは、間違いなく剛性的に最強・・・。
それによるヌルリとした滑らかな巻き心地は、至高の巻き物リールとして今なお健在だと思うのです。
しかしここで気になるのは、バンタムの巻き心地がついにコンクエストの領域に入ったのではないか?という情報。
しかもその情報源を辿ってみると、何とネタ元はあの村田基氏のようです!!
氏のFBをチェックしてみると、確かに「この価格でコンクエストの巻き心地」と仰られているではありませんか!
けれどもコンクエストの持つ、「鍛造アルミの削り出し」という丸型リールのアドバンテージは絶対のはず・・・。
構造的に鍛造にできないロープロ機とは、アルミとは言ってもそもそも素材の質が違うわけです。
それにも関わらず、バンタムの剛性(と巻き心地)がコンクエストに迫るのではないかと思える根拠は、やはり「本体B側の構造」にありました。
少し写真が分かりにくくて恐縮なのですが、コンクエストではスプールシャフトを支えるB側の受けがリング状のメタルになっています。
しかしその受け部分をフレームに固定しているのは、実は樹脂の留め具・・・。
以前あるプロの方から指摘を頂きましたが、「丸型ボディのメインフレーム剛性は最強だが、B側に弱点がある」という理由はまさにここにあると思うのです。
サイドプレートの剛性が、そんなに巻き心地に影響するのか?と思われるかもしません。
スプール軸と言うキー・パーツを支える重要な支点である事に加え、私にその大切さを実感させてくれたのが“17エクスセンスDC(あるいは16アンタレスDC)”の構造。
マグネシウムボディにも関わらず、コンクエストに勝るとも劣らない巻き剛性を感じられたのは、ビス留めの金属プレートというサイドプレートの取り付け構造に鍵があるのではないでしょうか。
というわけで、B側サイドプレートと言う「剛性のアキレス腱」対策に正面から取り組んだ“コアソリッドボディ”。
一体成型の2ピース・フルメタルボディと言う革新的な構造は、我々の想像の斜め上を行くシマノからの本気の回答だと感じています。
その巻き心地は、果たして本当にコンクエストの境地に達しているのか?・・・フィールドで実機を巻く日が待ち遠しくてたまりません。
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コメント
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2018年 1月 14日
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2018年 1月 22日
価格帯が価格帯だけにあまり期待し過ぎない方が良いと思いますが…(^^;)
それにサイズ的にもダイワ1000番、シマノ100番クラスなので1500番、200番程
バスで剛性が欲しくなるサイズではありませんし…
あと画像見るにレベワイの距離がスプールに近いのでPE向けではないと思います
確かに凄く安いですよね!
レベルワインダーの距離がスプールに近いと、細糸PEには厳しそうですね・・・。
メチャクチャ期待!クロナークMGL、スコDC使ってますが、総入れ替えするかもしれません!
私も非常に期待しています(^^♪
こんにちは。去年の4月の「メタニウムXD」の記事でコメントさせて頂きましたアンタレスARと申します。その時に「こんにちは、いつもブログ楽しく読まさせて頂いております。身体の方は大丈夫ですか?さて、私もそういうリールを求めてます。そこで私なりに考えたのですが、バンタムの名で出して来るんじゃないかと。フルメタルで34㎜スプール。ロッドだけバンタムで出すのは何か物足りない気がしませんか?アンタレスARの代わりに出たらいいのになって、常々思ってます。いきなりの長文失礼しました。」とコメントしたのですが思った通りになりましたね。自分でもびっくりしました。( ; ゜Д゜)
ほぼ毎日記事を楽しみに読まさせて頂いております。是非とも購入して頂いてインプレなんかを上げていただけたら非常にありがたいです。是非人柱に・・・(笑)。
コメントありがとうございます。
はい、確かにしっかりと覚えておりますよ(^^♪
まさに予言的中でしたね!!
このリールは間違いなく購入いたしますので、人柱インプレを楽しみお待ちください(爆)。