17Sep
ついに革命的な性能を明らかにした、ガーミンの“ライブスコープ“
魚探界のビデオカメラの前では、もはやディープにすらブラインドは無い!?
ハイテク魚探2.0時代がもたらす、ディープ・サイトの衝撃をまとめます。
(タイトル画像は佐々選手のtwitterより)
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“ライブスコープ”という革命
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
西川選手が悲願の初優勝を決めた、TOP50第4戦桧原湖から一週間。
情報を整理する中で、試合の流れを支配したある1つの重要な技術革新に気付きました。
それは今秋日本で発売となった、GARMINの「ライブスコープ」です。
(ハーツマリンさんブログより)
正式名称を“Panoptix LiveScope(パノプティクス ライブスコープ)”と呼ぶこの新しい振動子。
船の「前方」を、「リアルタイム」で写せるというガーミン独自のデバイスです。
それによってディープの立木などのインビジブル・カバーの上に船を乗せることなく、遠くからしかも正確にアプローチが可能。
しかも魚の位置や動き方、リグへの反応までが手に取るように判別できるとの事で、早野選手が4位入賞を果たす原動力になったとLIVEで語られていました。
(TOP50LIVE放送より。インタビュアーの今江選手の、呆然とした口調が印象的でした。。。7:52くらいからぜひ見てみてください)
“動画”と”静止画”という決定的な違い
ではこのライブスコープ、なにが一体そこまで革新的なのでしょうか?
インタビューで今江プロも「ハミンバードの360°と何が違うの?」と質問されていましたが・・・。
それがサイドスキャンであれダウンスキャンであれ、はたまた360°であれ、過去の魚探は全て”静止画“だったと言えるのではないでしょうか。
ですからハミンのメガ・イメージングが超高性能と言っても、それはつまり「綺麗な写真」という事になるのだと思います。
しかしライブビュースコープは、これらとは全く概念の違うアイテムです。
前方をリアルタイムに見られるということは、つまり水中を「動画」で見られるという事。。。
つまりこれまでの振動子が「カメラ」なのに対し、この全く新しい振動子は「ビデオ」であるという決定的な違いがあるわけです。
そしてこの技術は、“ディープ・サイトフィッシング“という全く新しいメソッドを誕生させたと思います。
上の佐々選手の動画を見てもらえば一目瞭然ですが、ディープ・ストラクチャーのどこにバスがいて、キャストしたリグがどういう風に落ち、さらにはバスがどうルアーに反応しているかまでが手に取るように「見える」・・・。
終始魚探のモニターを見ながらアクションを入れ、またフッキングする様子には率直に言って衝撃を受けました。
ディープのブラインド・フィッシングを、根底から覆す技術革新が起きたと言っても決して過言ではないでしょう。
ディープフラットのスモールの群れにダウンショットをキャストし、食い気ある時はフォール中のリグを群れで追ってくるのが画面に映る。
けど、食い気が無いときは追ってこないのも映るし、ワーム・カラーが合ってないとUターンしていくのが画面で判る。
(by佐々プロ)
(写真・文ともにREDPEPPERSさんより)
最強のディープ攻略ウェポン
そしてこのライブスコープをハミンの360°スキャンと組み合わせることで、最強のディープ攻略システムが構築できるとの事です。
まずは360°で、ボート周囲のカバーの位置、ベイトの群れ、バスのポジションを把握。
狙うべきスポット絞り込んだ上で、ライブスコープを当てて「見ながら喰わせる」。
これまでのブラインド・アプローチとは、比べものにならない精度なのは火を見るより明らかでしょう。
3キロオーバー登場!50UP×8匹! ライブスコープ&360で北湖シューティング!
これは桧原湖のようなスモール戦はもちろん、琵琶湖北湖のオフショア・シューティング戦でも絶対的なアドバンテージになると思います。
このディープ・サイトの威力はすでに米国エリートシリーズで証明されており、2017年のセントクレアでジェイソン・クリスティが優勝。
意外過ぎるシャローマンがスモール戦で勝利を飾ったことで、この振動子の破壊的なインパクトに全米が震撼したことでしょう。
というわけでディープウォーター攻略に、圧倒的なアドバンテージをもたらすと思われるガーミンの“ライブスコープ”。
ウルトレックス同様、おそらくトップトーナメントシーンではあっという間に普及するキー・デバイスになるのではないかと思います。
360°スキャンやライブスコープを備えた大画面魚探4~6枚掛けというスタイルの到来は、もはやハイテク魚探2.0革命と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
(BASSMASTERオープンでも、魚探4枚掛けはすでに標準装備のようになっていました)
しかしライブスコープは、振動子単体でも30万円(!)という破格のプライス。
本体を含めたシステム全体のコストは、もはや100万円では全く足らないという恐ろしい時代の到来をも意味しています。
高額デバイスの過度の進歩は、一般の釣り人とトーナメンターとの間にますます深い溝を作ってしまうことになるのかもしれません。
(いったいどれだけの人が使いこなせるのか?は未知数かと。。。)
けれども今回の桧原湖戦、優勝を勝ち取ったのはシャローのスピナーベイティング。
そして肉眼でのサイトフィッシングに、アイディア満載の「飛び道具」などが表彰台の上位に上りました。
バスフィッシングの奥深さは、決して電子機器の進歩だけで勝敗が決まるようなものではないようです。。。
というわけでその良否はさておき、バスフィッシングの形を大きく変えていくハイテク魚探。
ご興味と財力を兼ね備えた方は、ぜひ「ノウハウのある販売店で」トライされてはいかがでしょうか。
(この手の先進デバイスについては、よほど知識やコネが豊富でない限り通信販売とかはやめた方がよいと思います。。。)
(ライブスコープについて言えば、TOP50プロで実績のあるハーツマリンさんとかセンターフィールドさんあたりが安心かもしれません)
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コメント
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2018年 9月 21日
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2019年 4月 12日
GARMINネタありがとうございます
ウチもデモ機ありますがヤバすぎです!
ルアービルダーさんやガイドさんには必須
トーナメンターは反則的な強烈な武器になりますね~
近所の釣り好きお兄さんにも
トップ50やHOTで使ってほしいけど
使わずに勝ってしまうところも見たい
GARMINデモ艇が出来たら
高知まで見に来てくださいね~
デモ機あるのですかΣ(゚Д゚)!!
めっちゃ気になります・・・高地遠征計画します!!