22Oct
アングラーのロッドワークで、ルアーに命を吹き込むジャークベイト。
しかし想像以上の負担から、手首を壊す人続出!
専用ロッドに必要な、3つの条件をまとめます。
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ジャークベイトには専用ロッドが必要
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてしばらく間が開いてしまいましたが、話題は再びジャークベイトに戻りまして・・・。
今回は本気でジャークベイトを使い込むのに欠かせない、専用ロッドの条件について書いてみたいと思います。
ところでジャークベイト専用ロッドというのは、実は市場にほとんど存在しないと考えています。
「ジャークベイトに使える」と謳ってはいても、メインはクランキンロッドとして設計されていたり、あるいはテキサスロッドとしてデザインされていたりする事がほとんどではないかと。
ですから真にジャークベイトを快適に使う事だけを突き詰めたロッドというのは、数えるほどしかないと感じています。
(ヘラクレスHCSC-62M “EGアクション”などは貴重な1本かと・・・)
しかしガチで一日ジャークベイトを使い続けると、この釣りが物凄く体にダメージのかかる釣りであることに気付かされると思います。
手首に与える負担の大きさで言えば、フルサイズ・ディープクランクを巻き続けるよりもさらに過酷なのではないかと・・・。
ですから本気でジャークベイトをやり切ろうと思うのであれば、個人的には専用ロッドが必要になると考えているわけです。
ジャークベイトロッドの3要件
ではジャークベイトを快適に使うための条件とは何か?という事になりますが、詳しくは以前書いた記事を参考にして頂くとして。。。
重要なポイントのみを3つ挙げるならば、それは以下の3点になると思います。
1.ルアーをしっかり動かせるティップの強さ
2.手首にかかる衝撃を緩和するクッション性
3.軽快にロッドワークを続けるための適度な短さ
まず1.についてですが、竿が柔らか過ぎるとロッドを煽ってもルアーがしっかり跳んでくれません。
ジャークベイトは瞬発的な入力と、直後にラインを完全にフケさせる“緩急“のついたアクションが最も重要だと思います。
特にロングキャストするほどラインの伸びでロッドワークが吸収されてしまうので、ハードベイト用ロッドとしてはかなり強めのティップセクションが必要に・・・。
ですからクランキンロッドのような柔らかい竿では、なかなか上手くアクションさせられないことが多いと考えています。
(ただしこれはフロロやナイロンの場合で、PE直結で使うなら逆に適度にダルいグラスロッドを合わせる手もアリかと)
そこで66Mや610Mといったような、いわゆる「バーサタイルロッド」でジャークベイトを使うアングラーが非常に多いのではないかと思います。
ルアーは動かせるので使えないことは無いのですが、この手の竿で1日ジャークし続けると手首に猛烈な負担がかかります。
これはテキサスなどのボトム系ルアーを意識した、高弾性目の素材&ファスト寄りのテーパーが原因。
ロッドのクッション性が少ないので、ダイレクトに衝撃が加わってリストを壊すアングラーが非常に多いと思うのです。
これを解決するには色々な手法が考えられますが、一般的には低弾性寄りな素材とパラボリックなテーパーが有効なのではないでしょうか。
最後に3.ですが、ロッドを煽ってアクションを加えるには短ければ短いほど操作が楽。
さらにあまり長過ぎるロッドだと、ティップ下向きでジャークした時に水面を叩いてしまうことになりかねません。
ですから使うボートやアングラーの身長にもよりますが、概ね6~6.6ft程度の重過ぎないロッドが向いているように思います。
そしてもう一つ、最後のポイント
というわけで上記の3点をクリアしていれば、まずまずジャークベイトを快適に使える事と思います。
ですからこれまで私は、TKLC-66MX・カレイド「スーパーコブラ」や、ワイルドサイドWSC66MLなどを流用してきました。
琵琶湖でルドラ&ワンテンクラスを使うならスーパーコブラ、リザーバー等でワンテンクラスを上限に、小さ目のルアーやクランクにも使うならWSC66MLは結構お勧めです。
(特にWSC66MLは、太めのナイロンを合わせてショートキャストのカバークランキングにも良いと思います)
しかしその後、ジャークベイトロッドの隠れた(?)名竿と呼ばれるロッドを使うことで、もう一つの重要なポイントに気付かされることに・・・。
というわけで次回は深江プロがメガバスに遺した、真のジャークベイト専用ロッド”ワンテンスティック“について書いてみたいと思います。
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