7Jul
バスボートを駆ってバスを追い求める、理想のフィッシングスタイル。
高い現実の壁を乗り越えるチャンスが、琵琶湖には転がっている!?
働きながら夢を叶える、バサーのライフプランを考えます。
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バスボートへの遥かな道のり
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてバスボートと言えばバスフィッシングの華であり、また最大の相棒でもある事でしょう。
当サイトでもシリーズを組んで、これまで色々と情報をシェアしてきました。
周囲の方からは「で、一体いつになったらバスボート買うの?」とよく訊かれるのですが(苦笑)・・・。
現実的に検討してみればみるほど、その膨大なコストが高い高い壁として立ちはだかります。
今バスボートを所有している方々の凄さを、改めて痛感させられている今日この頃です。。。
しかし、ではバスボートは一部のお金持ちの道楽か?と言えばそれもちょっと違う気がします。
周囲のオーナーさんを見渡してみると、意外と裕福な方ばかりでもない(失礼)というのが率直な実感。
収入の多寡だけでなく、人生をバスフィッシングに賭ける!という意気込みこそが最後の一線になっているのではないでしょうか。
特にトーナメント志向のアングラーの場合、ボートは避けて通れない問題になる事が多いと思います。
近年は魚探を中心とした電子デバイスが急速に進歩し、もはやこうしたハイテク機器無しにトップトーナメントを戦うのは不可能でしょう。
アメリカの試合に出たいと考える私としてもバスボートの理解は必要不可欠なわけですが、掛かる費用を考えると「出来れば買いたくない」というのが偽らざる本音だったりします。
いずれにせよ高騰する一方のボート関連費用は、一般的な日本人アングラーの許容限界を遥かに超えてしまっているのが現状だと思います。
いつかはバスボート・・・という夢はあっても、それをかなえられる方は実際にはごく一部といって間違いないでしょう。
中でもトーナメンターを目指す若手アングラー等には、きわめて厳しい時代になってきていると言わざるを得ません。
福利厚生でバスボートが使える!?
そんな悩ましい昨今、読者の方から驚きの情報が寄せられました。
なんと勤務先の福利厚生として、バスボートを自由に使わせてくれる会社があるとの事!!
さらに1BOXカーも貸与するそうで、船はおろか車すら持たない社員でもボートフィッシングが出来る環境が整えられているのだそうです。
世の中本当にそんな上手い話があるのか!?とさらに尋ねてみると、そこは大阪にある運送会社の「株式会社ZEN」さんとのこと。
釣具メーカーでもないのになぜ?と不思議に思ったのですが、どうやら代表取締役がガチのバスアングラーの方なのだそうです。
今の運送業界は空前の人手不足に陥っているらしく、独自性のある福利厚生でスタッフを集める戦略を打ち出したというのです。
しかも代表の方が何と当サイトの読者という縁があり(笑)、その内容を詳しく聞いてみると、琵琶湖大橋西詰めのレークウエストバスクラブにレンジャーZ185が駐艇されているとの事。
社員は無料でそのボートを使える上、何と自己負担はガソリン代のみで揚降代まで会社が全額負担してくれるのだそうです。
使用フィールドは琵琶湖のみの予定との事ですが、バサーにとっては破格の好条件と言っても過言では無いでしょう。
気になる仕事内容の方は、トラックで食品等を輸送するドライバー業務とアナウンスされています。
駄目だ、中型免許持ってない・・・と思いきや、未経験者でも入社後に取得をサポートしてもらえるとの事。
勤務スタイルもシフト制だそうですので、平日の休みが確保できるのもバサーには嬉しいポイントではないでしょうか。
(©ZEN ちなみに2007年くらいより前に普通免許を取っていれば、自動で中型免許もついているかと思います)
私もこれまでバスプロを目指す若い方をたくさん見てきましたが、正直言って釣り業界で生きていくというのは不可能に近いぐらい大変だろうなと感じます。
率直に言って日本ではトーナメントの賞金で食べていくのはほぼ無理でしょうし、縮小するバス業界ではスポンサーマネーも極めて限られてしまいます。
そんな現状を考えると、バスフィッシングに理解のある会社に勤めながらプロを目指すというのは最も現実的な道ではないでしょうか。
私は実際にZENさんという会社を知っているわけではありませんが、「ぜひ一生懸命なバサーに来て欲しい」という代表の熱意は非常に印象的でした。
遠方に住みながらも、いつかは琵琶湖で・・・と願っているアングラーにはまたとないチャンスではないかと思い、今回当サイトで取り上げさせて頂いた次第です。
問い合わせだけでも気軽にして欲しいとのことでしたので、気になる方は一度コンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。
※ちなみに、代表の辻本さんのFacebook&インスタに直接問い合わせしてもOKだそうです!
琵琶湖移住の夢と現実
ところで私事ながら、私は去年の秋に家族ごと琵琶湖畔の大津市に引っ越して参りました。
アメリカのB.A.S.S.オープンの熱に浮かされて以来、本気でバスフィッシングに打ち込むことを決意。
練習量を確保するために、バスフィールドの近くに移住することにしたというわけです。
そして実際に暮らしてみた感想として、初めての関西圏はお世辞抜きに暮らしやすい土地だと実感しています。
多くの釣り場はかなりの田舎に立地していることが多く、近くに住もうと思うと職場や子供の学校など様々なハードルが少なくありません。
特に家庭を持っている場合、ボートライフはかなり無理があると感じている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし琵琶湖の場合は大阪や京都といった大都市からも至近で、しかも車でも電車でもアクセス良好です。
正直個人的には琵琶湖にこだわるわけでは無かったのですが、日常生活と釣りを高度に両立させる環境として、日本でここ以上の場所は考えられなかったというのが本当のところです。
(ZENさんの立地する大阪府茨木市からマリーナまでも、車で1時間未満の距離です)
こちらへの移住を記事にした際、多くの方から「よく決心したね!?」と驚きのコメントをたくさん頂きました。
しかし実際に実行してみた者の感想として、その気になれば多くの方にとって不可能ではない環境がここには整っていると感じます。
さすがに仕事とボートが一緒に確保できる会社は極めて珍しいと思いますが、琵琶湖で本気でバスフィッシングに取り組みたいと思っている方には、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出す事をお勧めいたします。
私も自分では若い若いと思っていながらも、気付けばいつの間にか30代後半、アラフォーと呼ばれる歳になっていました(苦笑)。
「一体いつまで全力でバスフィッシングに打ち込めるだろうか?」と考えた時、人生の時間というのは思ったよりもずっと短いと痛感している今日この頃です。
1度しかない人生の貴重な時間を、後悔なく生き切るために。
たとえ何歳になったとしても、やりたい事があるなら手を伸ばす事をためらわないで欲しいなと思っています。
というわけでバスフィッシングを志す皆様に、最後に私の背中を押してくれたひとつの言葉を贈らせて頂きたいと思います。
「きみはどこへでも行けるのに、どうしてそんな所にとどまっているんだい?」
– ジョン・レノン
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