アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[まとめ] パンチングの基本1・釣果激変のロッド選び

皆さんこんにちは、ディープストリームのKen-D(けんでぃ)です。
聞くところによると、近年は関東や伊庭内湖等でパンチングが流行しているとのこと。
ということで今回からシリーズで、久しぶりにパンチングの基礎についてまとめてみたいと思います。

ロッドは専用品が必要

まずこの釣りではロッドセレクトが非常に重要で、ティップにしっかりした強さが無いと1oz超のシンカーウェイトに負けてリグを快適に扱えません。
長さと強さが無いとフッキングも決まりませんし、弾性率の高い70Hのジグロッド流用・・・ではすぐに折れてしまうでしょう。
というわけでパンチングロッドに必要な条件を挙げておきますと、

ライン角度を深く保てる長さ
ヘビーシンカーを背負えるティップの強さ
ブランクのクッション性
トラブルフリーのガイドセッティング

の4点です。

 
 
 
 
 
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(ちなみに、専用ロッドですらしばしば折れますw)

扱える範囲で出来るだけ長いもの

それぞれ軽く要点を解説しておきますと、まず常にマット越しの操作になるパンチングではライン角度を立てることが最大の肝です。
つまり理想はロッドティップの真下に垂直にリグを落とすことで、これが最もリグを操作しやすく、かつフッキングパワーのロスも小さくなります。
逆にリグがティップから離れて遠くに行けば行くほど、ラインの角度が浅くなってロスが増えるわけです。

そしてこのためには、ロッドは長ければ長いほど有利だと言えます。
(極論すればチュール・ディッピングのように、10m位ののべ竿を使って垂直に落とすのが究極のアプローチになるでしょう)
しかし昔エクスプライド1911XHを使って痛感しましたが、私の筋力では10ftクラスのロングロッドを振り回すのは到底無理!
ですから「その人の扱える範囲で出来るだけ長い」ロッド、私ですと7’9″ftくらいまでを限度に選ぶのが良いと感じています。

(ちなみにテコの原理でリグの重さが効いてくるので、ロッド自体の重さより長さがモノを言います)

シンカーに負けないティップの強さ

それからティップの強さも重要で、柔らか過ぎると重いシンカーウェイトに負けてしまいます。
こうなるとマットからリグを引き抜けなくなったりして、正直全く釣りになりません。
ソリッドティップとは真逆で、ストレートティップ的な棒竿が適していると思います。

さらにシンカーウェイトに応じた硬さも重要で、正直1oz用と2oz用はどうやっても兼用できないと感じます。
ですから私は3/4~1.25oz用にブラッカート”B79/cover PE“1.5~2.5oz用にエクスプライド1711XHと2本を使い分けています。
厳密に言えばもっと細かい使い分けもあるでしょうが、国産パンチング専用ロッドには選択肢が少ないのも現実です。

 

ブランクのクッション性

ここまで読んで、ガチガチの棒ロッドが良いの?と思われたかもしれませんが違います。
極太PEラインの使用が基本のパンチングでは、ブランクのクッション性が不可欠。
これが無いと折れるしバレるし手肘が壊れるしと、何一つ良いことが無いのです。

そしてこれをティップの強さと両立させるには、弾性率が低めである必要があります。
テーパーもパラボリックで、曲がり代が多いスロー気味のものが良いでしょう。
イメージ的には超強いディープクランク用ロッドで、”B79/cover PE“が理想形だと思います。

PEラインにはスパイラルガイド

そして最後にガイドセッティングですが、パンチングにはスパイラルガイドが適していると思います。
なぜならPEを使用する際、普通にガイドがブランクの上にあると絡みやすいのです。
スパイラルで市販されているロッドは少ないので、面倒ですがリセッティングをお勧めします。

というわけでパンチングロッドの選び方を解説してきましたが、正直専用ロッドの選択肢は少ないです。
この釣りにおいてはロッド選びが釣果を大きく変えますので、高いですが”B79/cover PE“をオススメします。
あと1711XHの使用感が重過ぎると感じる場合は、バット側を切って短くしてしまうのも一つの手でしょう。

 

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