16Nov
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3尾・7760gで優勝させて頂いた浜名湖オープントーナメント最終戦。
リスキー、かつストロングなパターンを貫く覚悟で本戦に臨みました。
しかし、そこに待ち受けていた誤算・・・そして、危機を救ったキールアーをご紹介します。
※注:以前書きかけのまま間違ってUPしてしまいましたが、今回の記事が完全版です。
●エピローグは、いつも雨
2015浜名湖オープントーナメント第4戦。
シーズンの最後を締めくくる最終戦は、不穏な東風と雨の中、幕を開けました。
(最終戦は、いつも雨・・・これはHOTの宿命なのでしょうか?)
2015シーズンの集大成として、チャンプ獲得のかかる選手たち。
関連記事:【三つどもえの最終決戦!2015浜名湖オープントーナメントRd.4】
そして私のように、タイトルレースから脱落し、最後に1発を狙う選手たち。
AM7:00。それぞれの思惑を胸に、最後の一戦がスタートしました。
●07:15 いきなり火を噴くボラパターン
前日から激変した雨と風の中、しかしファーストポイントは迷わず庄内湖最奥のピンへ向かいました。
とにかく優勝ウェイトを叩き出すには、リスクがあってもこのパターンしかない。
そう考え、迷わず全開でポイントを目指しました。
関連記事:【HOT最終戦優勝パターン1・ボラ喰いの巨大魚狙い】
そして一流し目の07:15。
ブラインドのハンプをかすめたメタルエッジ16g(赤金)を、ズドンと抑え込む重量級のバイト。
長さは70cm弱、しかしウェイトは3kg超えの、狙っていたボラ喰いの個体でした。
●07:45 誤算
雨のせいかベイトのボラは見えなくなっていたものの、シーバスはまだ留まっている・・・
「今日はイケる」
そう感じて2流しした後、ポイントを大事に釣るため一旦場所を離れます。
そして雨で流入した濁りが絡む杭にクランクを通しますが、反応したのはキビレのみ。
関連記事:【浜名湖シーバスクランキングパターンの可能性】
しかしタイミングを変えてポイントに戻った私の目に飛び込んできたのは、ビッグファイトを演じる他の選手の姿でした。。。
その選手はそのまま、ポイントにステイ。そしてまたロッドが弧を描きます。
心臓が口から出そうになりながら、何度も何度もその場所に戻ってみますが・・・
逆に、周囲には1艇、また1艇と選手が増えていくばかり。
ついにその場所が空く事はありませんでした・・・。
心中すると決めたピンスポットを留守にした、トーナメント慣れしていない自分の甘さ。
そのツケは、朝の2流しだけで狙いのポイントを失うという、致命的な誤算に繋がってしまったのです。
●08:30 イワシパターンでリミットメイク
仕方なく腹を括って、サブパターンだったイワシ喰いのシーバス狙いに切り替えます。
関連記事:【HOT最終戦優勝パターン2・ピンスポットを探す杭撃ちのキモ】
強い東風が吹きつける中、目星をつけておいたピンスポット(上記記事参照)をハイスピードでランガン。
レンジバイブ55TG(クリアキビナゴ)で連続ヒットを得て、AM8:30、リミットメイクを達成します。
しかし釣っても釣っても、50cmクラス、ウェイト1kg前後のレギュラーサイズ止まり。
5~6本追加しましたが、どれも似たようなサイズでジャンプアップが出来ません。(HOTのリミットは3尾です)
ここまでで推定5kg強。
想定内ではありましたが、このままでは優勝に手が届かないのは明らかでした。
とにかく数を釣り続けて、少しづつ大きい個体に入れ替えていくか?
それとも、前日好調だった細江湖に大移動するか?
関連記事:【ついに辿り着いたキッカー・・・優勝争いは7kg台へ!?】
今大会の帰着は、いつもより早い12:00。
決断の時が迫っていました。
●09:30 決意のキッカー
そんな中、東風はますます強さを増し、風表のピンはキャストさえ難しくなってきました。
クリアな水質に合わせてレンジバイブを使っていたのですが、そこで2gだけ重いメタルエッジ16g(M PINK HEAD)にチェンジ。
風の当たる杭の角に通した1投目でした。
関連記事:【濁りで炸裂の強波動!メタルエッジはレンジバイブを超えるか!?】
60UP、2kgクラス。
キッカーとなる事はもちろん、このパターンに賭ける決意を固めてくれた1匹でした。
●10:45 風を切ったスパロー
そして推定6kgから、あと1本のキッカーを目指してランガンを再開しました。
ルアーは、サイズを選ぶために強波動のメタルエッジ16g。
しかし横風をまともに受ける場面では、ミスキャストが増えてリズムが掴みにくくなっていました。
その時、ふと思いついたルアーがありました。
メタルエッジと同じく、水平スイムのメタルバイブレーション。
そしてウェイトは4g重い20g・・・スパロー(nada.)です。
まだそれほど使い込んでいないルアーだったため、最初不安はありました。
しかし+4gの差は、強風下のストラクチャー撃ちには効果絶大。
強いサミングでラインスラックを抑える事で、膨らんだラインが隣の杭に掛かるのを最小限に抑え込むことが出来たのです。
(別記事でまた解説します)
強風がまともに当たるピンスポットには、トレースコースは1本しかありません。
そこを1投で通す事が出来るか?
この時の勝負は、ファーストキャストの成否に掛かっていたと思います。
そしてスパロー20gは、横風を切ってそこに飛び込みました。
本試合最長となる70UP、3kgクラス。トータル推計8kg弱。
「勝った」
天を仰いだ頬を、雨が伝って落ちました。
●夢と驚愕のビッグワン
勝利を確信して臨んだウェイインでしたが、しかしそこには大きなサプライズが待っていました。
80クラス、4740gの浜名湖MAXクラスのスーパービッグワン!!
そしてキャッチしたのは、狙いのボラ食いのピンで粘っていたあの選手でした・・・。
「まさかやられたのか!?」
一瞬、冷たい汗が背中を伝いました。
しかし同選手は、トータル2本でのウェイイン。
結果、7760gで優勝させて頂く事が出来ました。
関連記事:【<速報>浜名湖オープントーナメント最終戦、優勝しました!!!】
トーナメントに「もしも」はありません。
しかし今回狙っていたパターンには、10kg超えの浜名湖レコードウェイトの可能性があった・・・。
あのビッグフィッシュの存在は、そんな夢を見させてくれるように思えました。
▼やり切った1年。皆様に感謝!
今年は、浜名湖オープントーナメントに参戦して3シーズン目。
第1戦:優勝、第2戦:4位とチャンスを頂いた今期、年間チャンプの獲得を目指して戦わせて頂きました。
しかしタイトルレース争いの天王山、第3戦で21位。
そして2015年の最終総合成績は、3位で締めくくられる事となりました。
悔しくないと言えば嘘になります。
しかし今はただ、「やり切った」という思いが圧倒的です。
持っている力は出し切った。
だからもっと実力を磨き直して、再びタイトル獲得を目指したいと思います。
最後になりましたが、全く釣れなかったソルトど素人の私を指導して下さった全ての方に、この場を借りて心からのお礼を言わせて下さい。
今回優勝できたのは、いつもアドバイスをくれる皆様、そして競い合ってくれる方々のおかげに他なりません。
自分だけの力では、決してこの日に辿り着く事は出来ませんでした。
いい大人が心から感動できるトーナメントという存在に、今はただ感謝の気持ちで一杯です。
参加者、運営者、そして理解してくれる家族に、心からのありがとうを伝えたいと思います。
それでは次回からは、気になるタックルの話や・・・
ちょっとマニアックなチューニングのお話をしたいと思います。。。
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2016年 4月 07日
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