7Aug
ラインナップが少なく、セレクトの難しいボートシーバス・スピニング。
豊富なバスロッドの流用か、はたまた少ない専用品か?
ロッド選びのポイントと、選りすぐった3本を紹介します。
手頃な浜名湖ボートシーバス・スピンを探せ!
皆さんこんにちは、KenDです。
さて、私が浜名湖ボートシーバスに使っているスピニングロッドは“テクナPMX 610SLP+J(フェンウィック)”です。
魚を「止めて・浮かす」トルク、そしてある程度ダルいブランク特性が、PEを前提としたライトプラッギングで重宝しています。
しかしこのロッド・・・欠点は猛烈に「高い」事。
私はたまたま格安の中古を見つけましたが、とても人に勧められるような値段ではありません。
最近、初心者の方からの質問も多くなってきましたので、今日は浜名湖ボートシーバスに良い「手頃な」ロッドを考えてみたいと思います。
ワイルドサイドWSS69L+(レジットデザイン)
さて、おそらく最もテクナPMX 610SLP+Jに近いテイストと思われるロッドが、レジットデザインのワイルドサイドWSS69L+です。
アラミド採用のブランクスで、レングス・パワー設定もほぼ同一。
作り手が同じなので、味付けも似ているのではないかと思われます。
(レジットデザインHPより)
この手のアラミド採用ロッドの利点は、やはり「トルク」。
特に5g程度のライトプラグを多用する浜名湖では、Lアクションクラスのパワー設定がメインになります。
すると必然的にリフティングパワーが低下するため、トルクのある素材で補う事が有効になると思うのです。
ではMLクラスのロッドを使えばよいのでは?という考え方も当然あると思います。
一般的にはこれくらいのパワー設定のボートシーバスロッドが多いのですが、個人的には散々失敗してきました。
その理由は、一言で言えば「硬過ぎる」のです。
確かにレンジバイブ70など14gクラス中心に使うなら良いのですが、浜名湖で多用する5~10gクラスには硬過ぎる。
特に5gクラスだと、ブランクがに重さが乗らないので飛距離が出ません。
PEを使う関係上、ノリも悪い事が多いですし、アベレージサイズの小さい浜名湖では曲がりきらずにバラシやすいという弊害もあります。
「ダルくて良く曲がる、ライトアクション」のスピニング。
(決して「ML」ではない)
これが浜名湖ボートシーバス・スピンを選ぶ際のキモではないかと個人的に感じています。
(14g以上に関しては、基本的にベイトタックルを使ってしまいますので・・・)
その点を考慮すると、WSS69L+のようなロッドはかなり高い次元で必要要素を満たしていると考えられます。
欲を言えば、もっと深くスロー寄りに曲がって欲しい所ですが、現実的な選択肢としては大いにアリだと思います。
(実売価格3万前後。まだ高いか・・・)
ソルティシェイプ・ダッシュ ベイボーター S63ML/G
PE使用時のノリの良さと言う意味では、やはり最強は「グラス」だと思います。
以前アディクトS63LGというピュアグラス・ロッドを使っていましたが、この竿のノリの良さは別格でした。
しかしあまりにもダルくて曲がるため、フッキングパワーが無いという欠点がありました。
もう少しだけ掛けられるバットパワーを持たせたグラスコンポジットが出来れば、それが理想的だと強く感じたものです。
そんな折、今年のフィッシングショーで見つけたのが「SALTYSHAPE DASH BAY BOATER S63ML/G(テイルウォーク)」。
バットのみカーボン補強した感じの、待望のグラスコンポジット・スピンだったのです。
(実売価格1万円台中盤。これならお買い得ですよね・・・)
値段もかなり手頃ですし、実は今一番試してみたいと思っている1本。
ただ、パワー設定がやはりMLで、適合ルアーウェイト5~28gと浜名湖ではオーバースペックなのが気になる点です。
エクスプライド264UL+
最後の1本は、大人気バスロッドシリーズの“エクスプライド264UL+”です。
バッシング・スピンは基本的にライトリグが前提なので、殆どのロッドはファストテーパーの設定になっています。
しかしこのロッドは、珍しい事にかなり良く曲がるレギュラーセッティング。
お店で曲げてみた範囲では、バラシ軽減にはかなり効果がありそうに感じています。
「ULアクションで大丈夫なの?」という心配もあるかと思いますが、曲げてみた感じはULよりもLに近い印象。
おそらくハイパワーXを採用している影響で、ULにしてはかなり硬めのフィーリングになっていると思います。
曲がるロッドはトルクを発生しやすいので、リフティングパワーやキャストはさほど心配する必要が無さそうなイメージです。
ただしティップに結構ハリがあるので、PE使用時のノリが唯一心配されます。
軽さもあって、操作性は良さそうですが・・・
と言うわけで、「完璧な浜名湖ボートシーバスロッド」は非常にセレクトが難しいと感じています。
しかしまず1本を選んでみる時、これら3本であれば大外しという事は無いでしょう。
あとは使い込んでいく中で、自分の好みに応じたテイストを追及していくと良いのではないかと思います。
※ちなみに、高くて良いなら旧ポイズングロリアス266L”フリックシェイキー”や、TPMX66SLJ”Power Mid Strolling Special”も非常に気になっていますが・・・。
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コメント
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ロッドのパワー設定って業界の統一規則があるんでしょうか?
途中で送信してしまいました。
すみません。
ロッドのパワー設定って業界の統一規則があるんでしょうか?
もしないなら
「おそらくハイパワーXを採用している影響で、ULにしてはかなり硬めのフィーリングになっていると思います。」
この文の「ハイパワーXを採用している影響」はあまり意味がない気がします・・・
エクスプライドはエクスプライドシリーズ内でパワーが決められているのかもしれませんよね。
コメントありがとうございました!
私の知る限りでは、統一基準は無いと思います・・・(;^ω^)
エクスプライド内では、確かにそのくらいのパワーランクをULと規定しているのかもしれませんね。
おそらく世間一般に流通しているUL表記のロッドと比較すると、先硬さを感じる方が多いのでは?という印象でした。
浜名湖で釣りをしてます。
ジャクソンのDTHP-S65L SKY BORNをトップやスモールルアーに使っています。
コメントありがとうございました!
スカイボーン良いですよね♪
実は、自分も少し使ってみた事があります(^^♪
プラグに適したダルさがやみつきになりますよね~。
あとはフロロだと最高のマッチングだと思いますが、欲を言えばPEにはもう少しダルさが欲しいなと思っています。
まあ、そうなると必然的にグラスになっていく気がしますが・・・。