2Feb

大都会・ヨコハマで華やかに開かれたフィッシングショー。
しかし参加者の感想は、意外にも「盛り上がっていない」!?
ビッグイベントに足りないものとは、一体何なのでしょう・・・。
フィッシングショーはイマイチだった!?
先日足を運んで来た、2,016ジャパンフィッシングショー横浜。
好評更新中?のリールネタを始め、1か月分くらいのブログネタをたっぷり仕入れて来ました。

純・田舎者のKenDとしては、都会の雰囲気に酔っただけでも大満足でした(笑)。
しかしその後、色々な方から「何だか盛り上がってないよねー」というお話をかなり多く伺いました。
私は横浜のフィッシングショーに来たのが去年からなので、昔がどれだけ盛り上がっていたのかを知りません。
ですので「華やかだなー。都会だなー。人一杯だなー・・・」くらいのおのぼりさん的感想しか抱きませんでした。
けれども昔を知る人たちは口を揃えて、「人が減った」と言っていたのが印象的でした。
(田舎者的には、あれくらいでちょうど良いのですが・・・w)
大盛況の裏フィッシングショー
ところでFショー後は、招待されていた「裏フィッシングショー」に参加してきました。

こちらは新興のメーカーやビルダーさんなど、超々コアな方々が集うお酒の席でした。
もちろん「表」フィッシングショーの規模とは比べるべくもないのですが、とにかく熱気が凄い!
もはや何が何やら分からないくらいに大入り満員で、いつ終わるとも知れない熱過ぎるトークで溢れかえっていました。
(運営の方々、本当にご苦労様でした)
その時ふと思いました。
ジャパンフィッシングショーに欠けていたものは、もしかしたらこの「熱気」だったのかなと。
もちろん最高の会場で、一流のメーカーが、素晴らしい大イベントを開催してくれたのは間違いないと思います。
しかしこの手のイベントと言うのは、綺麗にまとまっていれば良いばかりでもないのが難しいところ。
参加者が本当に欲しいものがそこにあれば、逆に少しくらい細部が粗くても盛り上がるのではないでしょうか。
盛り上がっていた一画
ところでフィッシングショー会場で、とても盛況だった場所がありました。
それは「谷山ルアー村」と呼ばれる、中・小規模メーカーや新興ブランドが集う一画。
個人的にはデプスやnada.それから岡田商事(minkotaエレキや魚探のハミンバード)あたりをもっと見たかったのですが、落ち着いていられないくらいの人だかりでした。
最近思うのですが、やっぱり釣りの世界においてもマスの時代は終わったように思います。
アングラーの好みが細分化・かつ深化してきて、大手総合メーカーが作る「8割の人を満足させられる製品」が支持を失いつつあるように思うのです。
何をいきなり小難しい事を!?と言われてしまいそうなので、この際誤解を恐れずにはっきり書いてしまいますと、それは
ダイワとかシマノの製品だけでは満足できないアングラーが増えた
・・・という事なのではないかと思っています。
例えばBRUSHなどの釣果報告で、人気のあるルアーを見てみると、
「DEEP-X300(メガバス)で50UP!」
「ルドラ(OSP)で連発!」
「スイミングマスター(Engine)+スイングインパクトファット(KEITECH)でロクマル!」
・・・なんて感じの情報がよく出てくるのではないかと思います。
逆に言うと、「ピーナッツⅡ(ダイワ)で入れ食い!」といった話は、今ではほとんど見られないのではないでしょうか。
誤解のないように書き添えておきますと、ピーナッツは今でも良いルアーだと思います。
しかし多くのアングラーの関心は、今や中~小規模メーカーの作るコアなルアーに移ってきていると言っても過言では無いでしょう。
そして今回のジャパンフィッシングショーには、上の例に挙げたメーカーはどれ一つとして出展していません。
例えばメガバスファンが今回の横浜に来て心から楽しめるか?と言えば、それは残念ながらNOと言わざるを得ないのではないかと思うのです。
もちろんダイワ・シマノが出展している事は最も重要で、特にリールではこの2社無くして語れません。
それは今も昔も変わらないのですが、しかしもう皆それだけでは満足できなくなった・・・。
少なくともルアーフィッシングの世界においては、そういう時代に変わって来ているのではないかと感じます。
(正直、ABUも見たかった!)
今、名古屋が熱い!!
逆に今、年々参加者が増え、どんどん盛り上がっているイベントがあります。
それが・・・「キープキャスト名古屋」です。

「地方で行われるミニフィッシングショーでしょ?」と思われるかもしれませんが、さにあらず。
ジャンルをルアーだけに絞る事で、中~小規模メーカーどころか新興・インディーズ系のビルダーさんまで勢ぞろい。
希少ロッドからハンドメイドルアー、カスタムパーツに至るまで、アングラーの興味をピンポイントで満たしてくれる、マニアックな宝石箱のような空間が広がっているのです。
釣り人の門戸を広げると言う意味で、アングラーズアイドルだとかローラさんの招待といった運営努力をされているのは良い事だと思います。
しかし、やり込んでいる釣り人が本当に興味を抱けるコアな出展が減っているとしたら、それはやはり本質の部分にすきま風が吹いているのではないか・・・と思えてなりません。
出展料の関係か何か分かりませんが、谷山村のようなスペースが増えてくれたら、もっと楽しめるイベントになるのではないかと感じた次第です。
(アングラーの高齢化に伴って?健康器具メーカーさんが出展していましたがあれはどうなんでしょうか・・・)
まあ、シマノブースに入り浸った私は充分エンジョイ出来たのですがw、来年の横浜がもっと熱くなってくれれば良いなと願っています。
最後になりましたが、お会い頂いた皆様、ディープで楽しい話をありがとうございました!
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コメント
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2016年 8月 07日
先日はありがとうございました。最初の方しかお話できませんでしたが。
同じくジブンも「熱」を感じましたし、あのエネルギーがあればまだまだ釣り業界は盛り上がる!と思えました。
これからもディープな記事を楽しみにしてマース^^
こちらこそありがとうございました。
ディープな話がとめどなく溢れる空間、私も確かに未来を感じました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。