アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[大森プロの右腕] タトゥーラエリート701MHRB-Gを全力で曲げてみた結果

T.O.に圧勝をもたらした、伝家の宝刀“タトゥーラエリート”
全力で曲げてみたそのブランクは、しかし意外なものだった?
ツアープロが信頼を託す、剛腕ロッドをレポートします。

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シングルフック系巻き物ロッドを探せ!

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
大森プロのエリート開幕戦優勝の快挙の余韻が、まだ冷め切らない今日この頃・・・。
今回は勝利の立役者となった伝家の宝刀、タトゥーラエリート701MHRB-Gについて書いてみたいと思います。

実は私、以前からこのロッドを買おうかと思っていて横浜のフィッシングショーでチェックして参りました。
「何で?昨日ゾディアス170M-Gは巻き物系バーサタイルロッドって書いたのに???」・・・と突っ込まれそうですが、用途は重めのシングルフック系巻き物
スピナーベイトやスイムジグで5/8ozくらいを超えてくると、さすがにちょっとしんどくなってくるからです。

これには自重のみならず、フッキング性能が大きく関わってきます。
これらのシングルフック系巻き物は、一般に重く・大きくなるにつれてフックがゴツい太軸に・・・。
巻きアワセするのはもちろん、巻き切ってからの追いアワセでバーブまで貫通させるイメージでいるのですが、その際ロッドのフッキングパワーがかなり必要になってくると感じるのです。

(いわば、「巻いてからアワセ」とでもいいましょうか・・・)

そしてその用途を考えると、さすがに170M-Gではパワー設定が柔らか過ぎる上に、ちょっとパラボリックに曲がり過ぎ
たとえPEを合わせても、もう少しパワーが必要だと感じたというわけです。

※ちなみにフロロ16lbと合わせるなら、ワイルドサイドWSC72MHが非常~にマッチする気がします。
フッキングパワーも充分な神番手なのですが、PEを合わせると巻くにはさすがに硬いかと・・・。

 

ゾディアスの利点と欠点

というわけで昨年この手のヘビー級シングルフック系巻き物に使っていたのが、ゾディアスの176MH-G
さらに一番手パワーが上がったグラスコンポジットに、やはりPEライン(オードラゴンの2号+ロングフロロリーダー)を組み合わせたのです。
そしてここまでくると、何とかバーブまで貫通させられるかなという感じでした。

(マグナムクランクにもなんとか使えました・・・)

ただしこのロッド、はっきり言って相~当長いです。
重くてダルいグラスコンポジットロッドだけに、7フィート6インチという実際のスペック以上に長く感じたのが正直なところ。
ディープクランクを深く潜らせるには良いのですが、頻繁にロッドワークでウィードを切ったり、ショートキャストでエビモのピンを撃ったり・・・といった小技を効かせるのが非常に疲れる(汗)。
この辺りは体格や腕力の問題も大きいと思うのですが、グリップも長く取り回しが非常に大変だと感じたのです。

そんなわけでもっと短くて強いグラスコンポジットロッドは無いか?と探してまず行き着いたのが、いつの間にか追加されていたゾディアス172MH-G
これはグリップを短くした176MH-Gという感じで、ゾディアスのグラスシリーズをこよなく愛す私にはビンビン来た番手でした(笑)。
この廉価なシリーズのグラスロッドに、良くもまぁここまで細かい設定が出来るものだと感心した次第です。

曲がり方は非常にパラボリックで、ゾディアス・グラスシリーズのスタンダードなアクションを踏襲しているイメージでした。
これ買っちゃおうかなぁ・・・とも思ったのですが、フッキングパワーを優先するならもう少しファストアクション(テーパー)でも良いかな?と思い直します。
そこでファストテーパーのMHグラスコンポジットを探して思いついたのが、タトゥーラエリート701MHRB-Gだったというわけなのです。
(前フリ長っ!!)

 

タトゥーラエリートを全力で曲げてみた結果

と言うわけでまずダイワ公式HPの解説をチェックしてみると、以下のように書かれています。

■701MHRB-G 【7’0″ CRANKIN’】
世界最高峰のトーナメントで戦い続けるバンクビーター、大森貴洋の2本のメインロッドのうちの1本が7’のクランキングロッド。
大森貴洋が得意とするシャロークランキングはもとよりこの一本のロッドで、リップレスクランク、ワイヤーベイト、ブレイデッドジグ、スイムベイト、ディープクランクまでを全て対応。
パラボリックに曲がるロッドが多いグラスコンポジットロッドの中では珍しい7:3のファストテーパーがシャローへのロールキャストなどのアキュラシーキャストと確実なフックセットを可能にしてくれる。

「ファストテーパーで確実なフックセットを可能にしてくれる」って、これはまさに今私が求めている性能ではありませんか!
そんなこんなで、もはや説明を読んだだけでテンションMAX。
意気揚々とフィッシングショーに出掛け、ダイワのスタッフさんに「思いっきり曲げていいですか?」とお願いしてブチ曲げて来たというわけなのです。

そしてそのファーストインプレッションは、「これは本当に”ファストテーパー”なのか???」・・・でした。
ファストとかレギュラーを明確に分ける数値基準は存在しないので難しいのですが、私の感覚ではレギュラーくらいかなという印象。
ゾディアスのMHよりも多少バットを強く補強してあるような感じではありましたが、個人的にイメージしていたファストとは食い違っていたというのが正直な感想だったのです。
(ただ、ラインを通して曲げてみると感想が変わる可能性は大いにあります)

むしろティップセクションは結構強く、テロンテロンのソフトティップでショートバイトも絡めとる・・・的なグラスとは一線を画していると感じました。
(コンバットスティックのスーパーノヴァとか、あの辺とは全然違う)
パラボリックに曲がるいわば本当にベーシックな巻き物用グラスコンポジットという印象で、意外なほどゾディアスの72MHによく似ているなと。
正直言って、私の好きなティップ強めで全体的に良く曲がる」テイストど真ん中だなと思った次第です。

ただしズッシリとくる本格グラスの風合いは、今時のロッドと比べるとかなり重量感を意識します。
ガイドセッティングだけでなくブランク自体も昔ながら(?)のグラスロッドと言う感じで、これと比べればゾディアスですら軽いなと。。。
あとはグリップレングスが短い事で先重りのバランスになっている影響もあるようで、重めのリールを組み合わせると改善するかもしれません。


(個人的にはバンタムMGLとか組み合わせてみたいです。USモデルを使い込んでいる方には、バランサーで調整していらっしゃる方も!)

大森貴洋モデルのMHグラスコンポジットロッド★あの銀の竿でエリート開幕戦優勝

もちろんショートグリップによるテクニカルキャストでの取り回しや、厚いブランクが生み出すパワーなどネガを上回るだけのメリットがあるのだろうと思います。
このロッドは大森プロが20年もの間使い込んで来た名竿“TD-S-701MHRB”の完全復刻モデルである事はあまりにも有名ですが、前回2016年に優勝した時はそのTD-Sで重いスイムベイトまで投げていたかと・・・。
適合ルアーウェイト1/2~2ozの表記はダテじゃない、まさにUSツアーを制する剛腕ロッドなのだろうと想像する次第です。

(見て下さいよ、この曲がり・・・!)

で、じゃあKenDはこれ買ったの?と言われると、実は私は買いませんでした(苦笑)。
今回の優勝劇を見てからだったら違ったかもしれませんがw、自分が今探しているのはシングルフック系巻き物専用ロッドだったので、もう少しはっきりファストテーパーの物が欲しかったのです。
またクランクを含めた巻き物バーサタイルロッドとしては既にゾディアス170M-Gがありますので、あえて入れ替える必要性を感じなかったというわけです。
ワイルドハンチのような小型クランクまで使う事を考えると、170MGの方が良いような気もします。701MHRBだと、RTO1.5くらいが下限では???)

以上、あくまでも私がフィッシングショーでブランクを曲げてみた範囲での感想について書いてみました。
シャロー道のHidekiさんは先日購入されたそうですので、詳細な実釣インプレッションを楽しみに待ちましょう!
私が最終的に何を選んだのかについては、またあらためてご報告したいと思います。。。

 

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  1. ノースフォークのACR70MHがちょうど良さそうですかね。

    • oba7
    • 2018年 2月 14日

    私もゾディアスとタトゥーラエリートの両方を購入して使い比べたのですが、タトゥーラエリートの方が軽く感じ、使いやすかったですね。クロナークMGLを組んでいるのですが、RC1.5クラスならば問題なく投げられますし、ジョイクロ178クラスのビッグベイトなども問題なくこなせるので非常に気に入ってます!

    • おおっ、すでに購入されていたとはさすがです!
      タトゥーラエリートの方が軽く感じましたか?・・・むむむ、やはりリールをセットして実際に使ってみないと分からないのですね・・・情報ありがとうございます(;^ω^)
      RC1.5からジョイクロ178まで使えるって、本当に奇跡のようなロッドですね!

    • pop
    • 2018年 2月 15日

    質問なのですがロッドの先重りはリールで変わるものなんでしょうか??スピニングなら重心は飛び出しているのでわかるんですがベイトは常に重心が手のひらの中なんであんまり変わらないのかな?っと思ってます!自分で色々試してみたいんですが貧乏会社員にはなかなかつらくて…笑

    • はい、私は変わる様に感じます!
      おそらくはリールの部分が支点になるためだと思うのですが、試しにリールシート部分に鉛の板を貼ってみると実感できるかもしれません♪

        • pop
        • 2018年 2月 16日

        なるほどその手がありましたか!!早速試してみたいと思います!ありがとうございます!

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