アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[バス釣りレッスン101] 6.チャターベイトは”ブレード”が命!!

センセーショナルな釣果で、新ジャンルを確立したチャター
市場に溢れるモデルから、本命を選び抜くために・・・。
チャターベイトの本質を、基礎からまとめて復習します。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

氾濫するチャターベイトの商品群

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
エリートプロ・宮崎友輔選手が、バスフィッシングを基礎からレクチャーしてくれるバス釣りレッスン101シリーズ。
5回目となる今回は、秋の巻き物という事でチャターベイトについて教えて頂きます。

さてチャターベイトは、2004年にアメリカのRAD Lures((その後Z-MANが買収)からリリースされた商品の名前です。
ですから正確には、このオリジナル・チャター以外は「ブレーデッドジグ」というジャンル名で呼ぶのが適切かと思いますが。。。
大ブレイクにより一般名詞化してしまったため、ここではあえて全部チャターベイトと呼ばせて頂きます。

 
そのチャターベイトですが、まだ使ったことのない方には物凄く異様なルアーに見えるのではないでしょうか。
私も最初は「スイムジグに間違えてブレードを付けちゃったの?」という感じで、不格好なキメラ感に全く釣れる気がしませんでした。
しかし米国トーナメントシーンはもとより、国内シリーズでもウィニングルアーとなるなど大活躍。
その圧倒的な実績をもって、新たな”釣れる巻き物“の1ジャンルとして完全に定着した感があります。

(©bassmaster)

ところがその後の大人気によって、各メーカーがこぞってチャターベイトをリリースすることに。
今では市場に色々なチャターが溢れ、一体どれが良いのか訳が分からない事に・・・。
そこで今回は一度基本に戻って、チャターの本質から考え直してみたいと思います。

 

チャターの本質は”波動”にある

さてチャターの登場以前から、ジグを巻き物として使うメソッドは一般的だったわけですが・・・。
ここにブレードを付ける事で、スイムジグにクランクのようなブルブルとしたアクションをプラスすることが出来ました。
この波動こそが、チャターベイトの本質を考える上で最も大切なポイントになると宮崎選手は語ります。

チャターベイトで一番大切なのは「強いバイブレーション」で、これはスイムジグには絶対に出せない波動。
だからチャターは”ブレードが命で、しっかりとした大きさ厚みがある事が重要。
これによって濁ったエリアやカバーからバスを引っ張り出しやすく、特にグラス(ウィード)エリアでの強さは目を見張るものがあり、ビッグバスも選びやすい。

ですからチャターベイトはしっかりと大きく水を押し、強い波動を発生させるモデルが基本であるというのが宮崎選手の考え。
こう考えていくと、やはりZ-MAN社からリリースされているオリジナル・チャターベイトは非常に良く出来ているのだそうです。
実は私、恥ずかしながらまだオリジナルを試したことが無いのですが、一度勉強のために買ってみようと思っています(汗)。

 

そしてこのオリジナルチャターをブラッシュアップし、現代的に進化させた決定版チャターがジャックハンマーとの事。
“世界一のチャター使い”と呼ばれるブレット・ハイトが勝ちまくって有名になりましたが、ブレードの大きさや厚み、サウンドに至るまで基本的にはオリジナルチャターの流れを汲んだモデルだそうです。
その意味でジャックハンマーは世界一優秀なチャターベイトかもしれませんが、何か特殊なギミックを備えた魔法のチャターという訳ではない・・・とも言えるかもしれません。

ところで今ではレスポンスを上げるために、薄型のブレードを備えたチャターもたくさん存在します。
しかしアクションの強さを確保するためには、ブレードの厚みは欠かせない要素との事。
これはスピナーベイトのブレードとも、どこか共通する話のようにも感じます。

(例えばBカスタムのブレードも、決して薄くは無いですよね・・・)

それからしっかり動くチャターと言えば、10フィートアンダーからリリースされているアディもかなりお勧めとの事。
別にイヨケンさんと仲が良いからプッシュしているわけではなく、「ぶっちゃけ、ガードは切って使った方が良い気がする」と仰っておりました(笑)。
いずれにせよチャターにトライするつもりなら、まずはこの3モデルから選んでみると良いのではないでしょうか。

 

“千鳥り”はチャターに必要か?

ところでチャターベイトというと、国内では千鳥りなどと呼ばれるフェイントアクションにも注目が集まりました。
(リトリーブ時に一瞬アクションが抜けたり、軌道がブレたりするといった不規則な動き)
しかし本国アメリカではさほど千鳥アクションは重視されておらず、むしろ安定して強いバイブレーションを発生する方が人気だそうです。
(アメリカで千鳥りはイラティック・アクションなどと呼ばれるみたいです)

チャターにおけるイラティック・アクションは、それが目的というよりもブレードによる副産物のようなもの。
大きく厚みのあるブレードほど、アクションが大きいので軌道がブレやすくなってしまう傾向にある。
だからボリュームのあるトレーラーを合わせる事で、過度なアクションの破綻を抑制するセッティングが一般的になっている。

上に挙げたジャックハンマーと言えば、専用トレーラーとさえ言えるゲーリーの”ZAKO(ザコ)”が有名ですが・・・。
これもかなりボリュームのあるデザインで、チャターが暴れるのを抑える効果があると考えられます。
試しにジャックハンマーにデスアダー5インチを合わせてみた事があるのですが、こんなにジャジャ馬になるのかとびっくりした経験があります。

ともあれ千鳥りアクションについては、各自様々な考え方があるかとは思いますが・・・。
アクションを安定させたいのであれば大きく重いトレーラーを、より暴れさせたいのであれば小さく軽いトレーラを合わせると良い、という事は少なくとも言えるのではないでしょうか。

またこのアクションの安定性という意味で言うと、フェニックスの”バイブレータージグというチャターがイチ押しとの事。
確かブレット・ハイトもジャックハンマーが出る前は、これを使って優勝していたような気がします。
(記憶違いだったらご指摘ください)

(©phoenix トレーラーはマジックスイマーだったような・・・)

それから国産で言うと、ブレイクブレード(ジャッカル)も安定感抜群で良いとの事。

(ただ、ちょっとアクションが控えめかなぁとは仰っていましたが。。。)

決してスポンサーだから勧めるわけではないそうですが、この点ではスティーズカバーチャター“(ダイワ)もかなり優秀だというお話でした。

 
というわけで強いバイブレーション」こそがチャターの本質であり、それを発生させるブレードが命であるというのが今回のレッスンのポイントでした。
とはいえあえてアクションを弱くしたチャターにも”出しどころ”は存在するわけですが、それだとスイムジグでも代用できる場面も多く、宮崎選手自身は使い分けのレパートリーに入れていないそうです。

(弱いチャターと言えば、OSPのブレードジグが筆頭かと・・・)

日本でも琵琶湖のようなウィードレイクや、霞ヶ浦水系のようなマッディシャローレイク等に非常にマッチするチャターベイト。
秋はターンオーバーや台風による濁り・流れなどが発生しやすく、チャターが活躍する条件が整いやすいシーズン。
こうしたシチュエーションでしっかりとした強いチャターを投入することで、このルアーの醍醐味を感じて頂ければと思います。

(そしてここだけの話ですが、バイブレーションのようにウィードエリアでリフト&フォールするのもかなりキテるそうです。。。)

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関連記事

    • ニゴイ3号
    • 2019年 10月 14日

    チャターですか!最近全然投げてないです。この記事読んだら投げたくなってきました!
    千葉県は台風の影響はそんなに大したことはなかったと思います。印旛沼は水動かしまくりで、放水路は魚っけがなくなってしまいましたが…小規模流入河川はむしろ釣れるようになった気がします。
    マイクロキャストスプール、すごいですね!実釣では異音も特には鳴らず、ただただレスポンスの良さに驚かされました。伸びが明らかに違いますね!この新たな武器でチャターベイト引き倒したいと思います!ブレードの厚みは薄い方がいいと思ってましたが、スピナーベイトと通じるところがありそうで、いろいろ試してみる価値があると思います。まずはスティーズカバーチャターあたりから始めてみます!

    • マイクロキャストスプール、実投されましたか!
      あれは大げさでなく、投げればすぐに分かるくらい明らかに違いますよね(笑)。
      もうすでに手放せなくなってしまいました。
      アキュラシーキャストには特に重宝すると思いますので、チャター巻き倒してみて下さい(^^♪

    • つっちぃ
    • 2019年 10月 14日

    はじめまして
    自分は周りからつっちぃさんのイメージはチャターと言われるくらいチャター使ってますw自己記録54.5もチャターですし、一昨日も50.5を上げました。私が行くフィールドはチャターで釣れる個体は比較的デカイ個体が釣れ30以下のバスは釣れないイメージです!30後半からって感じです。ブレイクブレイド、カバーチャター、アディ、AKチャターなどなど色々使いましたが、やはりジャックハンマーが釣果は高いですね
    私はトレーラーにOSPのドライブスティックの4.5インチを愛用しています。たまにエバーグリーンのツインスティンガー?も使いますがドライブスティックがいい感じでチャターの動きを殺してくれて派手でもなく静かでもない感じです。こんどザコは試して見ます

    • はじめまして、コメントありがとうございます(^^♪
      素晴らしい釣果、やはりジャックハンマー(を始めとするチャター)はビッグフィッシュに効きやすいのですね・・・!
      ザコはノンソルトでフックも錆びにくい(笑)ので、ぜひ使ってみて下さい!

  1. 2019年 10月 27日

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