12Apr
それではここで、スクエアビルに関しての問題です。
このルアーの特徴と、得意なシチュエーションとは何でしょうか?
古今東西の名作とともに、実戦的活用法を紹介します。。。
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そもそも”スクエアビル”って何?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
最近各地で炸裂している、スクエアビル・シャロークランクベイト。
「その”スクエアビル”って何?」というご質問を受けましたので、今回はその特徴や使いどころ、そしてお勧めモデルを紹介してみたいと思います。
さてまずスクエアビルとは、下のように四角いリップを持ったクランクベイトのこと。
“神様”と呼ばれたアメリカの伝説的トーナメンター、リック・クランがバグリーの「バルサB」シリーズというクランクで勝ちまくった事で、一大ブームが巻き起こったジャンルです。
そして我らが日本のヒーロー、大森貴洋選手もバルサB2で2004年のクラシックを制覇しています。
スクエアビルの特徴と使い方
次にラウンドリップのクランクと比べた時の特徴を、ごく簡単に整理しておきますと・・・
・岩や木などのハードカバーに引っ掛かりにくい
・逆にウィード等のソフトカバーには絡まりやすい
・ブルブルとしたワイドウォブルの強いアクションが出る
といったところだと思います。
(重心移動のコンバットクランクシリーズは、向かい風でのキャスタビリティは最強ですね!)
ですからこれらの特徴を生かして、次のようなシチュエーションで使うと有効でしょう。
・強いアピールが必要な、水が濁っているところ
・バスが波動の強い大きなベイトを食べている時
・ブッシュや石積みなど、ハードなカバー周り
つまり一言で言えばカバークランキング、「根掛かりを恐れずガンガン投げて巻く」のがスクエアビルの一大基本だと思います。
お勧めスクエアビル4選
それから各メーカーから多くのスクエアビルが売られている中で、どれを選ぶべきか?という問題ですが・・・。
まず一番最初に知っておいて頂きたいのは、「釣れないスクエアビルは無い」という事。
それぞれ細かい違いはあっても、ちゃんとしたメーカーの製品であれば間違いなくどれでも魚は釣れます。
これがさんざん釣りまくって来た末の率直な感想で、正直言って「神のアクション」なんて無いんじゃないかと思っています。
(あるとしたらRCでしょうが、それを言ったらもう市販品はほとんど神のクランクになってしまうw)
(ジャッカルの飛鳥60。これも直進性バツグンで良いクランクです)
その上で違いが出るとしたら、
・サイズ(大きいか小さいか)
・音(ラトルの有無)
・潜行角(急に潜るかゆっくり潜るか)
・直進性(速く巻いてもしっかり泳ぐか)
・根掛かり回避力
・キャスタビリティ(投げやすさ)
といったあたりの要素になると思います。
そんな事言われてもよく分からない!と言う方は、とにかくまずLC1.5(ラッキークラフト)を買っておきましょう。
上に書いた”神様”リック・クランが、プラスチックでバルサBの性能を出すために作ったキング・オブ・スクエアビル。
ミドルキャストのバンク撃ちで4ft(1.2m)くらい、フロロ14lbでフルキャストすれば6ft(1.8m)くらいまで潜らせることも出来る、間違いのない逸品です。
ちなみにこのルアーはRC1.5とかRTO1.5とか時代によって名前が変わりますが、実用的には全て同じと考えてOK・・・と大森選手が仰ってました。
あと今のスクエアビルに関してはバルサが絶対という事もなく、アメリカのツアープロもほとんどがプラ製をメインにしているそうです。
なお大森選手はビッグフィッシュを狙うために、エリート時代はLC2.5という大きいサイズを主に使用されていました。
それから少し発展的な内容として、大森選手はラトル音のある無しを使い分けているそうです。
プレッシャーのかかり方を減らし、同じストレッチを何度も流し直すような場合はノーマルのサイレントモデルを。
そして濁りが強かったり、より広い範囲にアピールさせたい時は低音の”DRS(ディープラトルサウンド)”モデルを選ぶと良いとのことです。
(2018年のエリート優勝時は、LC1.5のDRSが炸裂しましたね!)
さらに潜り方の違いから、イヴォーク1.2(デプス)も絶対に一つは持っておくべき名作だと思います。
このルアーは潜行角が浅いので、LCがボトムを叩いてしまうような2~3ft(60~90cm)の水深でもストレスなく使うことが出来るのです。
また同じように超シャローで使えるビッグサイズクランクとして、イヴォーク2.0も大好きなスクエアビルです。
このシリーズは非常に直進性と根掛かり回避力が高く、濃いカバーを恐れずガンガン巻くことが出来るのが美点です。
逆にもっと深い6-8ft(1.8-2.4m)を攻めたいのであれば、スピードトラップ(ルーハージェンセン)もまたド名作です。
これは一般的なスクエアビルとは少し毛色が違って、そこまでアクションが強くなく根掛かり回避力も少し劣ります。
ただし直進性が極めて高いため、ハイスピードで巻いて深めの岩にコンとひと当てして食わせる・・・なんて使い方には最適だと思います。
(お勧めは1/4ozという表記の大きい方です。1/8ozの小さい方は投げにくい・・・)
※ちなみに実際は1/4ozよりずっと重くて10g以上ありますwww
というわけでまとめてみますと、
・基本(1.2m前後)
→ LC1.5&2.5・ラトルあり
→ LC1.5&2.5DRS・浅いところ(1m以浅)
→ イヴォーク1.2&2.0・深いところ(2m前後)
→ スピードトラップ
という大まかに4つのモデルがあれば、スクエアビル・シャロークランキングは成立すると思います。
なお色に関しては基本は白、あとはクローム(光る)とチャート、赤の4種類があれば十分でしょう。
あとはもうとにかく根掛かりを恐れず、一日巻き切る日々を積み重ねて、ナイスフィッシュを手にしてください!
※ちなみにタックルセレクトについてはコチラ↓
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