11May
日本中のファンを狂気させた、大森プロの劇的な逆転優勝。
それを支えたキーベイトが「シャッド」でした。
謎に包まれた「シャッドスポーン」の詳細に迫ります。
大森プロ優勝の鍵
みなさんこんにちは、KenDです。
以前、大森貴洋プロがバスマスター・エリートシリーズで優勝を決めたニュースをお伝えしました。
その勝利の原動力となったキーが、「シャッドスポーン」。
もうDay3なので言いますが、場所はディケーターフラットのアウトエッジのシェルベッド=ハードボトム。そこに回ってくるシャッドスポーン絡みのスクールをトップウォーター(ザラ)で釣るパターンです。今日は1日天気が曇りなので、シャッドスポーンスポーンが長く続けば釣れ続くはず
— 秘密のアマケンノート (@AmakensNote) 2016年4月30日
しかし、一体シャッドスポーンとは何なのでしょうか?
ずっと気になっていたこの謎の全貌が、次第に分かって来ましたのでシェアしてみたいと思います。
大場プロが明かすシャッドスポーン
まずはこのシャッドスポーンについて、大場未知プロに直接の解説を頂く事が出来ましたのでご紹介します。
(大場プロありがとうございました!)
シャッドの産卵とバスのポストスポーナーがリンクする釣りです。ライブでわかりやすかったのは、ジョン・クルーズのモーニングバイトシーンです。その量が半端なく打ち上げ花火のような様相からファイヤーワークスなんていわれることもあります。 https://t.co/uuQhzbQU8L
— 大場未知 Michi Oba (@michioba) 2016年5月2日
(シャッドが水面から飛び出しまくっていて、やっぱりそれをペンシルで狙っていましたね・・・バラしてましたけどw)
アメリカの湖では「シャッド」と呼ばれる魚が重要なベイトになる事が多いそうです。
調べてみた範囲では、シャッドのスポーニングは「浅く、カレントの効くハードボトムエリア」で行われるとの事。
(情報を提供して下さった皆様、ありがとうございました!)
それにしても、この条件はまさに・・・大森プロの釣っていたディケーター・フラットそのもののようにも思えます。
こうしたハードボトムは、きっとバスのスポーニングエリアにもなるはず・・・。
そう考えると、バスのスポーニングの後にギルが産卵に入ってくる「ギルネストパターン」のような感じなのかもしれません。
(実際、試合3日目くらいまではアフターっぽい魚がメインで釣れていたように思います)
プリスポーナーのリンクで大爆発!
しかし爆発的なトップウェイトを叩き出して逆転優勝を決めた最終日、大森プロが手にしていたのはパンッパンのプリスポーナーでした。
この時一体何が起こったのか!?
大場プロはこれについて、何と直接T.Oに電話で話を訊いたのだそうです。
そしてその貴重なお話を自身のブログで公開されています。↓
(ぜひリンク先から読んでみて下さい)
(大場プロのブログ、「THE COVER」より)
結局のところ大森プロは、
スクールでエサ食いに上がってきてるから両方混ざったんだと思う。たぶんシャッドスポーンがらみじゃないかな
とシンプルに語られていたそうです。
琵琶湖でも5月の今頃に入ってくると、ネスト近くのハードボトムでプリとアフターが混じって釣れる事があると思います。
それと似た感じで、スポーニング場近くのハードボトムで産卵のシャッドが溜まっている所に、新しく上がって来たプリスポーンの群れがリンクした・・・という感じなのかもしれません。
いずれにせよ興味深いのは、プリを狙おうとかアフターを狙おうとか、シーズナルパターン的に言えば厳密に狙いを絞り込んでいない点です。
そうではなく「スクールでエサを食いに上がってきている」という最も重要なポイントを捉える事のみに集中している。
これはスポーニングの段階うんぬんを考えるのではなく、「シンプルにフィーディングのバスを釣る」と語る青木大介プロの言葉にも、どこか通じるように思えるのは気のせいでしょうか・・・。
私自身は、未だどうしても「シーズナルパターン」的な考え方から抜け出せないでいます。
しかしシンプルに“ベイト”という観点で切る魚探しは、世界中で通用する最もストロングなパターンと言えるのかもしれません。
そんな事を勉強させてもらった(と勝手に思ったw)、大森プロの優勝劇でした。
※ちなみに大場プロによれば、大森プロが使っていたスイムベイトはバスプロショップスのXPSというルアーだったそうです。
(残念ながら既に廃版・・・持っていればプレミアがつくかも???)
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