30Jun
水面炸裂!大興奮の“チヌトップ”ゲーム。
しかし有名な割に、なかなか釣果が上がらない!?
クロダイを水面に出すための、チェックポイントをまとめます。
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大興奮のクロダイ・トップゲーム
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・と言う事でお送りしております。
今回は浜名湖発祥と言われるトップゲーム、「チヌトップ」について書いてみたいと思います。
しかしこのクロダイトップゲーム、やっては見たものの「釣れたことが無い」という方もいらっしゃるようです。
水面が激しく炸裂する、ドキドキはらはらのエキサイティングなゲーム・・・。
ぜひ多くの方に楽しんで頂きたいと思いますので、今回はチヌをトップに出すためのコツをシェアしてみたいと思います。
(ちなみにクロダイとキビレで若干の生態の違いがありますが、今回はあえてひとまとめにして話を進めます)
季節は?
まずはこのゲームの「旬」ですが、いつでもクロダイがトップウォーターで釣れるとは限りません。
温暖な環境を好む鯛の活性が上がる季節・・・つまり高水温期である夏がシーズンと言う事になります。
ちなみに浜名湖では例年6月頃に開幕し、盛期は7,8月。
そして大体9月中にシーズンオフとなることが多いようです。
(あくまでもトップゲームは、の話)
ポイントは?
次に場所ですが、まず当たり前ですが「チヌが居る場所」です(笑)。
浜名湖で言えばシャローのウィード(アマモ)や杭周り、あとは岩や堤防など硬い物には大体つくと言って良いでしょう。
そんなの当たり前でしょ!と怒られそうですが、良く言われる“シャロー”である必要は、実は絶対では無いと思っています。
例えば水深が10数メートルであろうが、そこに橋脚があって浅いレンジに鯛が浮いていさえすれば、トップに出る可能性はあります。
ちょっとマニアックな場所を開拓してみたい方は、そうした観点でマイポイントを探してみても面白いのではないでしょうか。
一番重要なコツは?
そしてこのトップゲームで最も重要なコツは、「上を見ているチヌを探す」事ではないかと思っています。
というのもクロダイは雑食性で何でも食べるとされていますが、一匹の個体が、ある時食べているエサは意外と偏っているのではないかと思っています。
つまり「今日は魚を食べよう」とか、「たまにはカニも食べたいよね」等、鯛にもその日の気分があるのではないでしょうか(笑)。
まあそれは冗談としても、実際に釣った魚のお腹を開けてみると、結構ベイトの種類が偏っているように感じます。
そしてトップゲームで釣りやすいのは「上を見ている魚」、簡単に言えば小魚を探している個体ではないかと。
ですから下を見ている魚に対しては、いくらトップを投げても全く反応しない・・・と言う事が少なくないように思うのです。
それから釣りをしていると、鯛が目視できる事がよくあると思います。
しかしいくら居るのが見えているからと言って、トップに反応しない魚は全くバイトしてこない・・・。
ですからアングラーは1つの場所で粘るのではなく、積極的に動いて「トップに喰う魚」を探すよう心掛けるのが最も大切だと言えるのではないでしょうか。
お勧めルアーは?
こうした基本を押さえた上でのお勧めルアー、有名なのはポッパーですが実は釣れるのはそれだけではありません。
というかペンシルでもスイッシャーでも、大抵のトップウォータープラグには反応すると言っても過言ではないでしょう。
ポッパーが有名なのは一番釣れるからでは無く、最初に開拓されたのがポッパーだったというだけのことではないかと思います。
(RAポップとか定番ですね。ポッピングダックも使いやすいと思います)
特に今年話題になっているのがスミスのチヌペンFWで、私も去年使ってその威力に舌を巻きました。
コアなアングラーは以前から使っていたようですが、確かな釣果の差が感じられた数少ないルアーです。
使い方はシンプルな連続ドッグウォーク、カラーはシースルーのグリーン系が効くと聞いていますが、正直そこまで使い込めていないので今季試してみたいと思っています。
しかしくどいようですが、釣りで一番大切なのは魚探しだと思っています。
とりあえずクロダイ用に開発されたプラグであれば、“釣れない”ルアーは1つも無いと思いますので、まずはとにかく「トップに反応する魚」を探す事を心掛けて頂ければと思います。
(どうしても気になる方は、下記記事をご覧ください)
また動かし方についても、「ゆっくり」とか「止めちゃ駄目」とか色々言われると思いますが、アクションにも絶対は無いと思います。
超早巻きに追ってくることもあれば、杭の横でロングポーズさせた時にバイトする事もあります。
「その時に反応が良いアクション」を探すのが釣りの楽しみでもあると思いますので、先入観にとらわれずに色々と試してみた方が良いのではないでしょうか。
(※ただ、特に浅くて透明度の高い場所ではロングキャストして距離を取った方が良いと思います)
タックルセッティング
最後にタックルセッティングですが、大雑把に言えば6.6ft前後のL~MLクラスのバスロッドで充分です。
欲を言えばティップに柔らかさがあってアクションがつけやすく、かつ掛けたら良く曲がってくれるものが理想的。
バスよりだいぶ引く魚なので、リフティングパワーもあるとなお良いかと思います。。。
(廃盤ですが、私はテクナPMX610SL+Jを使っています)
あとはシマノで言えば2500番サイズ位のスピニングリールに0.6~0.8号前後のPEラインを巻いて、リーダーにはナイロンの20lbくらいを組むのがお勧め。
ラインが細ければ喰うといった類の釣りでは無いと思いますので、トラブルが少なく使いやすい番手を選んで頂ければ良いのではないでしょうか。
(シャッドなどを巻く場合は、細くないと潜らなくなってしまいますが)
ちなみにオカッパリでポイントが遠い場合は、ロングロッドでも良いと思います。
ただし意外とクロダイは岸近くのストラクチャーに付いている事も多く、本当にロングキャストが必要か?は一度よく考えてみるべきではないでしょうか。
ロッドが長くなると細かいアクションを付けにくいということもありますので、決してロッドは「大は小(長は短?)を兼ねる」ではないと思うのです。
と言うわけで、今まさに旬を迎えつつあるクロダイのトップゲーム。
楽しいのみならず、トーナメントで表彰台を狙える強力なパターンとなる事さえあります。
浜名湖だけでなく全国で通用するエキサイティングな釣りだと思いますので、この夏ぜひ体験してみて欲しいと思います。
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