アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] トレブルSP-Mがショートバイトを獲れる理由

ショートバイトと隣り合せのウィンター・フィッシング。
貴重なワンバイトを手にするキモは、フックの「ゲイプ」にあった?
トレブルSP-Mがもたらす、最大の利点をシェアします。

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がまかつ・トレブルSP-M

皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて皆様、トレブルフックは何を使っていますか?
ルアーによっていくつか使い分けはあるのですが、私が現在最も頻用しているのはトレブルSP-M(がまかつ)です。

(がまかつHPより)

※ちなみに以前書いた通り、フックハンガー部分が横アイになったモデルではトレブル21を使っています。
(センターバランスにしたいため。他に速掛も使いますがもはや手持ちが・・・)

と言う事で今回は、トレブルSP-Mのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

 

メリットはワイドゲイプ&軽量

まずトレブルトレブルSP-Mの最大のメリットは、ワイドゲイプと言う事だと考えています。
下の写真を見て分かる様に、同じ番手でもフックのフトコロが1ランク広い。
私の知る限り、国産では最もゲイプ幅の広いフックの1つだと思います。

(赤:トレブルSP-M#4,緑:ST-36#4)

ではワイドゲイプだと何が良いのか?という話になるわけですが、それはフックの初期掛かり」が良くなる、という事だと思います。
基本的に、フックポイントはルアーのボディから外側に出ていれば出ているほど、針先が魚に触れやすくなるはず。
低水温期などタフコンディション下でショートバイトが多発する時には、特に大きな差になって表れると感じています。

’(左よりも右側の方が針先がボディの外側に出ているのでフックアップしやすい。これを左右対称にしたいのでセンターバランスになるよう心掛けています)

外掛かりやミスバイトの多いジャークベイトでは特に顕著なので、可能な限りワイドゲイプのフックをセッティングしたいところです。
しかしこの手のサスペンドルアーで大きな問題となるのがフック重量
あまりフックサイズを上げてしまうと、フックの自重でルアーが沈んでしまうのです。

そこでトレブルSP-Mの持つ「軽量」という特徴が生きてきます。
ゲイプはワイドながらも、線型が細めなためか?一般的なフックと同程度の重量に留まっています。
ですのでルアーの浮力を殺したくない場合や、アクションへの影響を最小限に抑えるために非常に重宝しているのです。
(参考までに、トレブルフックの標準自重表を貼っておきます)

(がまかつHPより)

それからワイヤーの焼き入れが硬く、伸びづらいのも個人的に好きなポイントです。
(ただし、逆に言うと折れやすいのですが)

 

実は刺さりにくい?

次にデメリットは何かというと、”貫通力が低いと言う事だと思います。
こんな事を書くと、天下のがまかつフックに何を言うのか!と怒られそうですが・・・。
ゲイプが広くてシャンクも短いために、フックの「刺入角」が大きく、横倒しになる形状だからだと考えています。

(分かりにくいと思うので、詳しくは下記の記事をご覧ください)

ロングポイント&マイクロバーブ採用で、確かに「針先の刺さり抵抗」は小さいと思います。
しかし上に挙げたベクトルの関係でフッキングパワーのロスが大きいために、結果として貫通力はさほど高くないと感じています。
ですのでフックポイントは立っていても、貫通しておらずランディングと同時にポロっと外れる・・・といった事が多いような印象があります。
(それでも、ショートバイトを乗せられないよりマシと思える冬などの状況では有利ではないかと)

(この点、トレブル21の形状は有利だと思います。ちなみに貫通力だけならピアストレブルが最強かと・・・)

というわけで、ワイドゲイプ&軽量性が持ち味のトレブルSP-M。
特にこれからの低水温期、ショートバイトを絡めとっていくには最適なフックだと思っています。
RYUGIさんのキャッチコピーでは無いですが、フックセレクトで釣果は全然違ってくる(特に冬は)と思います。
厳しい季節の貴重な一匹にシビれるために、ぜひ試してみて頂きたいトレブルフックです。

 

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