1Jun
アフター攻略の大定番、“高比重スティックベイト”
しかし大して動きもしない、一見すると「ただの棒」!?
デスアダースティックのメリットと、センコーとの違いを考えます。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
パッと見はただの棒?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
先日放送され、大きな注目を集めた「艇王2017琵琶湖戦」。
そこでロクマルを仕留めた“フリーリグ(フリリグ,Fリグ)”が、大きな話題となりました。
私も昨年あたりから使ってきたこのフリーリグですが、既出の様にこの時期は「デスアダースティック」を組み合わせるのがフェイバリットです。
もちろん季節が進めば定番のオールドモンスターなども使っていくのですが、前回の“BATNETスペシャル2Days”で朝イチにリミットメイクを成功させてくれたのは、全てこのスティックによるフリーリグでした。
というわけで今回は、一見ただの棒(?)に見える、デスアダースティックの使い所を考えてみたいと思います。
基本はソフトスティックベイト
まずこのデスアダースティック、ジャンル的には“ソフトスティックベイト“に分類されると思います。
当たり前でしょと言われてしまいそうですが(笑)、つまりソフトジャークベイトやストレートワームとは別物。
簡単に言ってしまえば、デプス流のセンコーのオマージュと言えるのではないでしょうか。
ですから素材としてはかなり塩が多く(ソルト含有率35%)高比重で、ノーシンカーなら自然に水平フォールするタイプです。
その使い方のキモを一言で表すなら、センコー同様に“Do nothing”
つまり余計な操作を加えず、フリーフォールでワームの持ち味を生かすのがベスト・アクションではないかと考えています。
特徴は”飛距離”と”静かなアクション”
じゃあセンコーと何が違うのか?という点ですが、まずは「大型フックを使いやすい」というポイントが挙げられます。
デスアダースティックは、テール部分が膨らんだ後方重心の設計になっています。
ですから太軸で重いオフセットフックを合わせても、フォール姿勢が頭下がりになりづらいのです。
またこの後方重心は、抜群のキャスタビリティを生み出します。
ノーシンカーやライトテキサス(フリーリグ)など、軽めのリグで使う際は特に大きなアドバンテージに。
5.5&6.5インチなら、フロロ16lbでも向かい風を切り裂いて遠投する事が出来ると思います。
そしてそのアクションは、大柄なボディに似合わず意外と“地味”。
センコーが割とブルブル震えながらフォールするのに対し、さほどボディを動かさずにヌーっと沈んでいく印象です。
(で、小さなピンテール部分だけがピリピリと微振動する)
しかしこの「静かなバイブレーション」と、サイズによる「強い水押し」の組み合わせは、ビッグバスを仕留めるキラー・アクションではないかと感じている次第です。
なおライトテキサスやフリーリグでシンカーに引っ張られながら沈んでいく際は、グルグルとスパイラルフォールする感じです。
途中までスパイラルフォールしてバスを寄せた後、シンカー着底後は水平フォールに移行して口を使わせる・・・。
今回、エビモの林立するハードボトム上で1/8ozフリーリグを使った際のイメージは、ちょうどそういった感じでした。
ただしウィードが濃くなってきて、ノーシンカー状態だと途中で引っ掛かって落ちないくらいになってくると、次はオールドモンスターの季節かな・・・という感じ。
この時期のまだパラパラと隙間のあるエビモエリアや、あるいは乱杭などの「ノーシンカー状態でフリーフォールできる空間」があるシチュエーションで、最大限の威力を発揮するワームではないかと考えています。
というわけで圧倒的な飛距離と、静かな水平フォールでスローなバスに口を使わせられる“デスアダースティック“。
ポスト~アフター時期のスローダウンゲームの主役として、非常に気に入って使っています。
もちろんセンコーでも良いのですが、若干針持ちが良いのもあって、オフセット・セッティングで使うならこちらの方が私は好きです。
(とは言っても裂けやすいので、スクリュー式のフックを組み合わせていますが・・・)
パッと見の質量感に抵抗があるかもしれませんが、5.5インチなら意外と?数・サイズともに狙える気がします。
(これくらい↓のレギュラーサイズも、実は結構数釣り出来ます。サイズだけ狙いたければ6.5インチを・・・)
(フッキングでコケてて恥ずかしいですがw、釣った後にワームの頭が裂けて外れているのがポイントかと。。。)
そんなわけで、ぜひフィネスなライトリグ感覚で使ってみて頂きたい、考え抜かれた「凄く優秀な棒」だと思います(笑)。
(これのスカッパノンとか最高ですよ・・・)
▼タックルDATA
ROD:ワイルドサイドWSC72MH(レジットデザイン)
REEL:13メタニウムXG(シマノ)
LINE:フロロマイスター16lb(クレハ)
LURE:デスアダースティック5.5(デプス)
HOOK:パイルドライバー#4/0(ZAPPU)+ツイストロックのばね(カルティバ)
SINKER:ドロップシンカー1/8oz(3.5g)
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2017年 6月 09日
-
2018年 3月 12日
デスアダーという単語に反応して、質問しますw。
デスアダーシリーズって沢山ありますがノーマルのデスアダーとデスアダースティックの違いや使い分け方などはありますか?
私はKenDさんの影響でチャターのトレイラーにデスアダーを買ったですがテキサスリグや直リグなどでも良いワームでしょうか?
本音をいうとノーシンカーで引いたときの手応えはノー感じなのかなと勝手に想像してるのですがw
ノーマルのデスアダーは、「ソフトジャークベイト」と「スティックベイトの」中間、DEPSで言えばサカマタシャッドとデスアダースティックのミックスのような存在ではないかと思っています(^^♪
その分万能なのですが、ジャークするだけならサカマタの方がよく飛ぶし、フォール性能ならスティックの方が優秀・・・といった風に、だんだんと専門特化していったのかな?と個人的には考えています!
個人的にはチャターのトレーラーに使うのが好きですが、テキサスや直リグでももちろん素晴らしいワームだと思いますよ(^^♪
ただしご想像の通り、ノーシンカーで移動距離を抑えるにはスティックの方が向いていると思います!