アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 2019バスオブジャパン(西部)第2戦・初の旧吉野川で感じた魅力

四国の誇るメジャーリバー、徳島県・旧吉野川
バスオブジャパンの第2戦で、初めてこの地を訪れました。
当日の試合の模様と、フィールドの魅力をお伝えします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

四国の誇るメジャーリバー

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
先週のバスオブジャパンの試合で、四国のメジャーフィールド「旧吉野川」を初めて訪れました。
今回は豊かなフィールドの魅力と、試合の様子について書いてみたいと思います。

さて早明浦ダム(高知)を源流とし、徳島県北部を東西に流下するのが四国の大河「吉野川」
その最下流部が治水工事によって流れが変わり、取り残されたかつての本流が旧吉野川として残ったのだそうです。
さらにはそこに河口堰が設けられたため、バスを始めとした淡水魚が生活する今の姿となっています。

ちなみに下流部は旧吉野川本流今切川の2本に枝分かれしており、それぞれ河口堰が設けられています。
そして河口堰では人為的な水位操作が行われており、堰を開く「減水日と、堰の開かない「定水日が設けられています。
3月15日から9月末までの期間は3日続けて定水位となり、続く2日が減水日というサイクルが決まっているとの事。
事前に流れの発生するタイミングが予想できるため、これをどう活かすかが攻略のキモとなるようです。

旧吉野川河口堰管理所HPより)

旧吉野川の水位について

今回は減水日に当たったのですが、海の潮位がさほど低下しない日だったためか、意外と強い流れは発生しませんでした。
河口堰で仕切られたタイダルリバー(と表現して良いのか?)という意味では、景色としては長良川に似ている印象も受けましたが。。。
長良は川の本流が仕切られているという意味で力強いカレントを感じますが、旧吉の流れは川!というより少しリザーバー的なイメージでした。

(ただし水位差が大きい日は、かなり強い流れが発生することもあるそうです。あと上流はかなり流れが速いとか・・・)

 

謎の季節感

今回は初めてフィールドということで、後学のために自分の船を持ち込んで前日に一日だけプラを行いました。
ちなみに北島町水辺交流プラザという場所に整備されたコンクリートスロープがあり、フルサイズのバスボートでも余裕で下ろせます。
しかも無料で使わせて頂けるという事で、こんな素晴らしい公園の実現に努力された方々には本当に頭が下がります。

プラでは全域を一通り見て回りたかったのですが、全長が長い&スローダウン区間も多いため予想以上に時間が掛かってしまいました。
上流部は座礁危険個所も多いという事で予備ペラも持ち込んで臨んだのですが、結局ほぼ下流のみをチェックすることに。
ベッドが出来そうなフラットに絡む一段下の縦ストをネコリグでスローに釣って、50cm弱の1500gクラスが釣れてくれました。

しかし季節的にミッド~アフタースポーンくらいかなと予想していたのですが、水温が19℃もあってさすが四国!と驚きました。
それらしいシャローにもベッドが見当たらず、もしかしてとっくにスポーンが終わってアーリーサマーモードなのかも?という思いも頭をよぎります。
試しにベイトが回りそうなアウトサイドベンドを流してみると、チャターとクランクでそれぞれ一発づつバイト(キャッチは出来ず)。
もしかしてこれは上流でビッグウェイトが出るのでは・・・と、後ろ髪をひかれながら前日プラを終えました。

 

平成最後の寒波到来

そして迎えた試合当日、コアングラーである私はボーターの坂口選手艇にお邪魔させて頂きました。
坂口選手は七色ダム等でガイドをされている、ルアープロショップサンエスの大ベテラン選手。
前日も朝の数時間のみで40Upのナイスサイズを連発されたそうで、期待度MAXでスタートします。

しかしニュースが「平成最後の寒波」と伝える猛烈な冷え込みで、何と水温は16~17℃台に急低下
激変の不安は的中し、下流部のテトラや石積みを中心にあれこれ手を尽くしていきますが、お昼過ぎまでノーバイトに苦しみます。
しかし前日の爆風がやみ太陽が照り付けた午前から、昼頃に微風が吹き始めます。
風が当たるアウトサイドベンドでそのチャンスをとらえ、坂口選手が値千金のビッグバイトを得ます。

(カレントの効く時間帯に入っていたのも功を奏したのかもしれません)

惜しくもこの魚はフックアウトしてしまったのですが、テトラ際というよりも少しで反応があった事を坂口選手は見逃しませんでした。
機転を利かせてテトラ沖のオープンウォーター狙いに切り替え、バイト連発で貴重なキーパーをキャッチ。
私も中層でヴァルナ110SPをジャークして、終了間際に辛くも1本獲らせて頂くことが出来ました。

ウェイトにすれば僅か700gの魚ではありましたが、サイズを問わない一尾の価値を噛み締められるのは本当にトーナメントの魅力だと再確認した次第です。

とはいえ順位的には話にならないだろうと思っていましたが、何とこの一本のみでコアングラー部門の5位(!)に入賞出来てしまいました。
どうやら地元のロコアングラーですら手を焼くタフコンディションの一日だったそうで、想像以上のローウェイト戦に助けられた形です。

それでもボーター部門で優勝した黒田広慈選手は、かなりミスをしながらも2845g/3本との事でした。

ちなみに上位は下流部のテトラをスローに釣るパターンが多かったようで、まだまだスポーニングから回復していない個体が多かったのかもしれません。
試合後に聞いたところ、スポーニングもテトラ内の浅いところで行われる事が多いフィールドだとの事で・・・。
もしかしたらテトラの深い側で越冬した後、その周りで餌をとりつつ、そのままテトラの浅い側に移って産卵し、産後はまた少しレンジを落とすだけ・・・という風に、冬~春の生活圏がテトラ周りだけで完結する魚が多いのかも!?などと想像した次第です。

ともあれ一筋縄では攻略出来ないやりがいのあるフィールドで、もっともっとやり込んでみたいと強く思わされました。
ボートを牽引して止まれる宿もあり、本当に四国はバサーにとって天国のような地だと思います。

(しかも結構お手頃なので助かります。。。)

そしてこのように様々なシチュエーションが存在する事が、バスフィッシング、ひいては多彩なフィールドで開催されるツアー戦の醍醐味だと強く実感。
参加選手の皆様も紳士的なバスオブジャパンのトーナメントは、いま日本にあるフォーマットの中でもかなり魅力的だと再確認しました。

というわけで今シーズン、この魅力的なサーキットに予定の許す限り参加させて頂きたいと考えています。
一緒に競い合って下さった選手の皆様、そして運営に多大な尽力をされた実行委員の皆様、本当にありがとうございました。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

 

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    • ニゴイ3号
    • 2019年 5月 11日

    トーナメントでジャークベイト…想像できない領域です…まずミノーで釣った経験がなさすぎて信頼がないんですよねぇ。
    ところでKenDさん背高いですね!何センチあるんですか?

    • ジャークベイトは、数あるプラグの中でも最も数釣りしやすいルアーではないかと思います!
      よろしければ、ぜひ一日中ジャークベイト縛りでやり切ってみて下さい(^^♪
      背は・・・細長いので6ftくらいですかね(笑)。

    • TaKa
    • 2019年 5月 12日

    お疲れ様でした。
    難しい状況の中上位入賞おめでとうございます。
    クラシックへ繋がるトーナメントが日本にもあるなんて素晴らしいですね。
    またアメリカでの記事が読めるよう応援してます。

    • ありがとうございます!
      本当に夢のあるトーナメントなので、もっと広く知られても良いのではないかと感じました(^^♪

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