15Sep
人によって千差万別、様々な流派が分かれるミドスト用タックル。
綺麗に泳がせる意外なポイントは、実はリールの”ギヤ比“にある?
釣れるアクションを簡単に出すための、お勧めセッティングをシェアします。
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#私のミドストタックル
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてまただいぶ期間が空いてしまいましたが、今回は「私のタックルセレクト」シリーズ第8弾。
琵琶湖でも大流行中の、3~4″ワームをメインとした“普通の”ミドスト用タックルを紹介してみたいと思います。
(大ブレイク中のヴィローラ2.8″&4″に使っているものです)
#私のミドストタックル
ROD:フェンウィック/リンクス64SULJ(ティムコ)
REEL:19ヴァンキッシュ2500S(シマノ)
LINE:オードラゴン0.6号(よつあみ)
LEEDER:シーガー・グランドマックスFX(クレハ)
“動かしやすさ”と”切れにくさ”
さてまずミドスト用ロッドについてですが、先日も紹介したfenwickのLINKS64SULJを気に入って使っています。
最大の特徴は適度なダルさで、これによりロッドワークが楽に・簡単に一日続けられます。
山岡プロ曰く腕さえよければ竿は何でも良いらしいですが(笑)、ミドストレベル1の私には非常にありがたい1本ですw
とはいえミドストには様々な流派&好みがあるため、アングラーによってなかなか意見の一致をみるのは難しいかもしれません。
ハイピッチなアクションが好きな人にとっては、もっとティップの戻りが速い高弾性なロッドがマッチする事でしょう。
しかしここでもう一つ考えておきたいのは、「ラインの切れにくさ」と「バラシにくさ」という2つの要素です。
小型ワーム+軽量ジグヘッドを前提としたこの釣りでは、必然的にライトラインを使用することになります。
一般的なフィールドではフロロ3~4lb、琵琶湖だと5~6lbもしくはPEを合わせることが多いと思いますが・・・。
やはりこのくらい糸が細くなると、どうしてもラインブレイクの問題は避けて通れなくなるでしょう。
特に3kg以上のモンスタークラスをカバーのそばで掛けると、6lbではあっさりやられてしまう事も多いと感じます。
またジグヘッドというのはフックに直接シンカーが付いている構造上、ファイト中振り子のように動いて外れやすくなってしまいます。
エントリーアングルが広い上、ULスピニングだとフッキングパワーも低いのでカエシまで刺さり切らないこともしばしば。
そんな釣りでランディング率を上げるためには、ファイトをいなせるこの手の“曲がるロッド“が非常に効果的だと思うのです。
ミドストは”巻き物”である?
そして次にリールについてですが、まず前提としてミドストは“巻き物の一種”だと認識しています。
確かにリーリングで巻いてくるわけではないのですが、中層を一定速で泳がせて来るという意味ではスピナーベイト等と同じ。
このように考えた時、やはり綺麗な軌道で泳がせるためには巻取りスピードが速過ぎない方が良いと感じるのです。
今はハイギヤ全盛の時代ですが、確かに一般的なライトリグでは回収の速さにアドバンテージがあると思います。
なぜならボトムをズル引くような使い方の場合、リールは単にスラックを取るだけの”糸巻き機”に近いからです。
しかし速過ぎるリールでミドストをすると、リグの軌道がふらふらと上がったり下がったりしてしまいやすい事をライブスコープを見て実感しました。
しかもスピニングはノーマルでもハンドル一回転の巻取り量が75cm以上もある(シマノ2500番クラスの場合)ので、これはベイトで言えばハイギヤと同等のスピードになります。
ですからもしハイギヤをチョイスしようものなら、巻き取り90cm近くとベイトで言ったらXG並み。
もちろん腕さえあればどんなリールでも構わないのですが、このスピードでキレイに巻くのは私には至難の業だと感じました。
ですからミドストをイージーにするためには、リールはノーマルギヤを強くお勧めします。
(しかもミドストは超スローリトリーブなので余計難しいんですよね・・・)
ちなみに私は19ヴァンキッシュ2500Sを組み合わせているのですが、このリールは掛け値なしに素晴らしいと思っています。
軽いのはもちろんの事なのですが、カタ付きが全くない精緻なフィーリングには本当に脱帽。
高剛性リールのような遊びのない巻き感で、エリアトラウトのプラッギングでも熱烈に支持されているのだそうです。
目玉が飛び出るほど高い価格だけがネックですが、巻き物用軽量スピニングとしては最高峰と言って間違いないでしょう。
PEか、モノフィラか
最後にラインセレクトに関してですが、私はいつものロングリーダーPEセッティングを用いています。
具体的には高比重PEのオードラゴン0.6号に、状況に応じて5~12lb程度のフロロリーダーを1~6mほどセッティング。
ウィード際で60UPを掛けたりしても、64SULJとの組み合わせならほとんど獲れるという実感です。
(曲がらないロッドだと0.8号に上げたくなるのですが、これだと深い所がキツくて・・・)
ちなみに沈み方に関しては、リーダーを長め(5m以上)にとればフロロとほぼ変わらないと感じます。
PEを見切るシビアな魚もいると言われますが、このセッティングならさほど大差ないような気が・・・。
ただしガイド径の小さいロッドだと、太めのリーダーはトラブル頻発&飛距離がガタ落ちになるという弱点はあります。
(その意味でも、64SULJはガイド大きめでイイんですよね・・・)
いずれにせよ5lbくらいまでで勝負がつくフィールドであれば、フロロの通しで何の問題もないでしょう。
ただし琵琶湖で3kgUPとファイトするような場合は、飛距離や強度の面からPEセッティングが有利な気がします。
ちなみに普通の浮くPEとオードラゴンでは比重が全く違いますので、深めのレンジを引く場合はぜひ試してほしいと思います。
(ちなみにリザーバーでヴィローラ2.8″を使う時は、PE0.4号+フロロ3lbまで落としました)
というわけで、私が今気に入っているミドスト用タックルのセッティングを紹介させて頂きました。
3-4″ワームの1/16oz前後のジグヘッドリグをメインに、ネコリグやダウンショットのミドストにも広く使えると思います。
またダル目でよく曲がる特性から、意外(?)と小型プラグも使いやすいと感じています。
ともあれミドストは操作がマニュアルなので、アングラーによってものすごく釣果差が付きやすい釣りだと思います。
ですから人によって好みは違うのですが、まずは初心者でも「簡単に動かせる」セッティングが大切なのではないでしょうか。
やり込んでいけば次第に細分化していくと思いますが、まずは使いやすさを優先して選ぶことをお勧めします。
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