アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 艇王でロクマル炸裂!!話題の”フリーリグ”は何が凄いのか?

2017年、大ブレイクの兆しを見せる“フリーリグ”
話題騒然のニュー・カマーは、テキサスリグを超えるのか!?
艇王LIVEロクマルを見せつけた、その威力の理由を分析します。

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艇王LIVEで活躍した”フリーリグ”

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenDです。
さて昨日・今日とLIVE中継された北選手vs奥田選手艇王2017琵琶湖戦
一昨日に同じフィールドを釣った人間として、非常~に興味深く見させて頂きました。

奥田選手のとてつもない釣りが炸裂したわけですが、いやぁ・・・凄いの一言。
正直あの釣りは、自分の中の辞書に無い全く宇宙的な釣りと言いますか(笑)、あまりにも斬新で理解が追い付きませんでしたwww
とても自分に真似できるとは思えなかったのですが、でもカープヘッドバンタム274Mのパワースピンを使ってみたくなったのは、私だけではないはず・・・。

(この企画、販促効果バツグンですよねwww 前回の艇王の後も、ゲーリーバズが売り切れまくったらしいですし)

というわけで個人的に注目したのは、北選手がメインに使用したフリーリグ(フリリグ,Fリグ)」
南湖のポスト狙いでロクマルを炸裂させた、絶大な威力を目の当たりにしたからです。

(abema TVより)

何それ!?と知らない方も多いかと思いますので、今回はこのニュー・カマーについてお話したいと思います。
(そして、北選手がオールドモンスターとブラッシュホグを使っていたのも個人的には胸アツでした!!)

 

フリー・テキサスの進化系

さてこのフリーリグ、実は深江プロが使っているという話を聞いて昨年から少しづつ試しておりました。
これは一言で言えばスティックシンカーを使ったフリー・テキサスリグと表現できるかと思います。
パンチショットやダウンショットリグで使う様なスティック(あるいはドロップ)シンカーを、テキサスの様に遊動式でラインに通すだけ。
つまり早い話が、テキサスリグに使うシンカーの種類が違うだけとも言えるでしょう。
シンカーストッパーもつけないのが一般的なようです)

一見この変てこなリグ、一体何が良いの???と疑問に思われるかもしれません。
それは結局のところ、フリーフォールの”間”が多く取れる」という点にあるのではないかと考えています。

例えばフリー・テキサスはフォール時にシンカーがワームから離れて先に着底し、その後ワーム本体のみがノーシンカー状態でフリーフォールします。
しかしスティックシンカーはバレットシンカーよりもラインとの接点が少ないので、フリーリグの方がシンカーとワームの距離が離れやすくなります。
結果としてシンカーが早く着底するために、テキサスよりもフリーフォールする距離を長く取れるというわけです。

その他、「テキサスよりも真っ直ぐ下にフォールしやすい」、または「飛距離が出やすい」といったメリットもあると考えられます。
ただしその本質は、あくまでも上記のフリーフォール時間にあるのではないかと言うのが私の感想です。

 

サスペンドフィッシュ攻略の武器に

さてこのフリーリグ、実は先週末の試合でのメインパターンとして組んでいました。
使用場所は、浚渫のハンプ上のハードボトムに生える縦系ウィード(エビモ系)エリア。
縦ストにサスペンドするポストスポーンの個体に対して、ゆっくりとしたフリーフォールで口を使わせる目的で使用したのです。

ちなみに初日は、早春にモンスターを捕獲したベイトフィネスジグファイン“3.5~5gを使用していました。
それで2本は口を使わせられたのですが、数が続かない・・・。

もしかして浮いているかな?と思って2日目はデスアダースティック5.5インチの1/8oz(3.5g)フリーリグを投入したところ、2日目は朝イチからラッシュ
あっという間に5尾のリミットが揃い、やはりちょっとした違いが大きな差に繋がるのだな・・・と体感した次第です。

どうして今回ベイトフィネスジグよりも効いたかと言うと、やはり「フォール中」のバイトがメインだったからではないかと思います。
あまりに軽いベイトフィネスジグではウィードの「上」に乗っかってしまう事も多いでしょうし、重めを使えばすぐに着底してしまいます。
ウィードの上では無く、かと言ってボトムでも無い「縦系ウィードの中層」に浮いている難しい魚を狙うには、長くフリーフォールさせられるフリーリグの利点が光ったのではないかと考えているのです。

(ちなみにデスアダースティックは大好きなワームの1つで、オフセットフックをセットした状態で水平フォールしてくれます。またあらためて書こうかな・・・)

これは2人制のペアトーナメントならではの面白さなのですが、実はそのエリアで同船者の方のネコリグには全くバイトがありませんでした
ネコリグと言えばフィネスの最終兵器・・・的なイメージがあると思うのですが、ネコに全く反応が無く、逆にボリュームのあるデスアダースティック5.5インチFリグにバイトがガンガン連発したのは非常に印象的な出来事でした。

では逆に、高比重ワームのノーシンカーを使えばよいのでは?という意見も当然あるかと思います。
それも確かにポストの個体に対しては定番だと思うのですが、狙うエリアの水深は2~3mとそれなりに深いので、フォールを待つ時間が掛かり過ぎて効率が悪化してしまいます。
それに加えて、ノーシンカーだと「ウィードの上に乗ってしまって、ボトムまで落ちない」という確率も上がるでしょうから、やはりこの状況にはフリーリグがマッチしていたのではないかと思います。

というわけで一見ヘンテコなフリーリグですが、使ってみるとメリット一杯
これのおかげで、個人的にはフリーテキサスを使う機会がほとんど無くなってしまいました。
回収時のスリ抜けが必要な場合はテキサスが有利でしょうが、今後定番化するニュー・リグではないかと思っています。

▼タックルDATA
ROD:ワイルドサイドWSC72MH(レジットデザイン)
REEL:13メタニウムXG(シマノ)
LINE:フロロマイスター16lb(クレハ)
LURE:デスアダースティック5.5(デプス)
HOOK:パイルドライバー#4/0(ZAPPU)+ツイストロックのばね(カルティバ)
SINKER:ドロップシンカー1/8oz(3.5g)

 

 
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    • kazusama
    • 2017年 5月 25日

    こんばんわ。
    自分も去年あたりからリザーバー釣行に、フリーリグを導入していましたよ特に夏のサスペンドバスに有効でした‼
    ブラッシュホッグやリザードなんかも反応良かったです

    • おおー、皆さん結構トライされているのですね!
      確かに、夏の縦ストサスペンドフィッシュにも良さそうですね(^^♪
      私も試してみたいと思います!

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