12Feb
2018エリート開幕戦、大森プロがクランキングで圧勝!
舞台裏に秘められた、数々の胸打たれるエピソード・・・
日本の誇る世界のバスプロ、偉大なるT.O.に熱狂します!!
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
大森貴洋プロ、2018エリート開幕戦制覇!!
皆さんおはようございます、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
2018バスマスターエリート開幕戦、大森貴洋プロがトップ独走のまま圧勝!
エリート2勝、B.A.S.S.通算7度目の優勝を決めました!!
(今回の画像は、Bassmaster.comよりお借りしております)
大接戦となった本戦で、何と2位を7lb以上ブッチ切るという圧倒的な完全勝利!
それも2月に最上流のバックウォーターでクランキングに徹するという、ド肝を抜く見事な「戦略勝ち」だったのです!!
T.Oが見つけ出したたった1箇所の小宇宙は、連発に次ぐ連発劇を演出!
ビッグフィッシュ含め一日20本近くを叩き出すなど、まさにマジック・スポットという他ありませんでした。
まさに「バスのなる木」と化した魔法のオダは、心すくような大爆釣を我々に見せてくれたのです。
大森プロのキースポットですが、アウトサイドベンドの終わりかけのインターセクションで、流心がちょっと岸から離れて流れが巻くエリアぽいですね。だからそこに流されてきたオダが溜まるし、強いカレントを避けるバスも・・・といった感じでしょうか。 pic.twitter.com/ekYMAsXhZy
— DeeeP STREAM (@ken_d_s) 2018年2月10日
大胆なハイリスク・ハイリターン戦略を果敢に貫いたシャローマンのスタイルには、もう4日間しびれっ放し・・・。
小手先のテクニックうんぬんでは無い、「バスを探す力」のダイナミズムは圧巻だったと思います。
(ちなみにレイクマーティンはアメリカのトーナメントレイクとしてはそこまで大きくないらしいですが、無数のクリークは実面積以上に探索を困難にしているかと。。。)
大森プロのマジック・スポットって、良く見ればたぶんメインリバー(一番太いバックウォーター)の大規模ベンドに絡んだ大場所ですよね?
後から見てみれば「そりゃ一級ポイントだよね」っていう感じがしますが、ココに辿り着けることが本当に凄いと思います。#BassElite #bassmaster #BassLive pic.twitter.com/dU5HaaQOay— DeeeP STREAM (@ken_d_s) 2018年2月11日
「今日決めるヨ」の優勝宣言に、震えていたのは私だけでは無かったでしょう。。。
神の祝福、ゴッドハンドの贈り物
そして魔法の爆釣劇を演出したキー・ベイトはもちろん、「リスペクト(R)・タカヒロ(T)・オオモリ(O)」=ラッキークラフトのRTOクランクシリーズ。
RTO1.5、RTO1.5DRS、RTO1.5DDをローテーションして、執拗に1スポットを通し続けるアプローチはまさに衝撃でした。
しかも特にメインとなったのは、低音ラトルの入った“RTO1.5DRS“(ディープラトルサウンド)だったようです。
サイレントと普通のラトル(RT)モデルしか持っていないので、絶対欲しいのですがすでに売り切れ続出です・・・(涙)。
(ハニースポットさんHPより。ちなみにRCとRTOは同じだそうですが、LC1.5というのも名前が違うだけで一緒なのでしょうか???)
※すいません、RCとRTOもちょっと違うそうです・・・(汗)。
ラッキークラフトさん解説求む!!
RCは横アイ、RTOは縦アイだから実質型は変わってると思うんだよな~
— skillful (@skillfullure) 2018年2月12日
そして最終日の決戦前夜、T.Oのキャンプにフラリと姿を見せたのは“釣りの神様”リック・クラン・・・。
RTOの前は”RC(リック・クラン)”の名で呼ばれていたこの愛すべきクランクに、キスをして去って行ったとの事。
決勝の大一番を前にして、師から贈られた「神の祝福」のエピソードは、長く伝説として語り継がれるに違いありません。
ちなみに、雨が降り出す前、大森がタックルを準備してた時にフラッとリック・クラン(同じキャンプ場)がやってきたんですが、明日使うRTO1.5DRSにキスして去っていきました。元は「RC」だったわけですからね。リックも嬉しかったのでしょう。
— 秘密のアマケンノート (@AmakensNote) 2018年2月11日
しかも今回メインとなった情熱の赤、“TOクロー“のカラーメイクは、何とNISHINE LURE WORKSの西根氏が手がけたとの事!!
今や“ゴッドハンド”として世界に羽ばたくルアービルダーの贈り物が、遥かな時を超えてついに世界の頂点を制した・・・。
今日の勝利に至るまでの数々の物語に思いを馳せると、胸が熱くなってくるのを抑えられません。
Can't describe how much happy that my friend @Takahiro_Omori win the Bassmaster Elite series today. I made this crawfish color according to Takahiro's request in 2009. Really congratulations and thank you for the big dream!!#takahiroomori #luckycraft #BassElite #nishinelureworks pic.twitter.com/og4oEGfqB1
— Nishine Lure Works (@Beatour27) 2018年2月11日
日本の生んだ世界のバスプロ
そして勝利を掴んだウィニング・ロッドは、もちろん伝家の宝刀“タトゥーラエリート701MHRB-G“。
クランクからチャター、スイムジグまで、大森プロはこれ一本でほとんどの巻き物をこなすという信頼の右腕です。
(ちなみに、リールはジリオンのエクストラハイギヤで巻いているとか・・・。信じられませんwww)
これにもかなり強烈なエピソードがあって、大森プロが“TD-S-701MHRB“というグラスロッドを実に20年もの間使い続けてきた事は有名な逸話です。
もちろんサポートメーカーからは、もっと売れ筋の最新モデルを使うよう要請があったであろう事は想像に難くありません。
しかし苛酷なトップトーナメントの最前線で戦い続けるために、T.Oは頑として自分が良いと信じる道具だけを使い続けた・・・。
そしてこのタトゥーラエリートは、その名竿を現代によみがえらせた完全復刻版だという事なのです。
(このあたりのお話は、“プライドオブスティーズ”という本に詳しいそうです)
大森の道具との絆は、商業主義の薄弱なそれとは対照的なものだ。
まず、彼の釣り具に要求される最低限にして最大の基準は”実用的であること”。
それが高い次元で満たされているならば、値段や新旧は関係ない。
彼がすでに発売されてから約20年が経とうとしているダイワのTD-Sというロッド、その中で特に701MHRBというモデルを主にファストムービング用として2016シーズンまで愛用していたのはあまりにも有名な話だ。
(中略)
大森はとっくに廃盤になっているこの廉価ロッドを大量にストックしながらアメリカのトレイルで使い込んできたのである。
ちなみにwikipediaによると彼の生涯獲得賞金額は日本円にして2.8億円以上だという。
エントリー価格のロッドで億を稼ぎ出すバスプロ。これぞアメリカンドリーム。
(「辺境で枯れる柄澤望」さんの名文を引用させて頂きました。”道具との絆”というフレーズが印象的です。。。)
このエピソードから透けて見えてくる”大森貴洋”の実像には、これこそがバスプロの真の姿なのではないかと唸らせられます。
アメリカではバスプロ(トーナメント・プロ)とプロアングラー(メディアプロやガイド等)は明確に区別されるのだそうですが、ビジネスに迎合しないT.O.の姿勢はまさに「勝負師」のそれだと思います。
流行り廃りは一切無視して、己の信じるモノだけを使い続け、そして勝つ。
派手な言葉で飾られたプロモーションでは無く、結果で証明する”アスリートのリアル“にこそ、タックルの真実があるのではないでしょうか。
(注:メディアプロやガイドの方を否定するものでは決してありません。ただ単に別物であるという事です)
大森プロは日本の雑誌等に登場する機会が少ないので、あまりよく知らないという方も少なくないのではないかと思います。
しかしバストーナメントの最高峰”バスマスタークラシック“を制し、B.A.S.S.での優勝数は通算7回。
世界で最も偉大な日本人バスプロは誰かと問えば、まず一番に“Takahiro Omori”の名が挙がるであろうことは想像に難くありません。
帰着まであと1時間を切りました!大森貴洋のB.A.S.S.通算7度目の優勝まで、あと僅か⁈ ちなみに現役エリート選手で7回以上勝っているのは7名のみ。その顔ぶれは画像の通り。非米国人選手がこれほどの成績を挙げているのは、あらためて驚くべきことだと思います。 pic.twitter.com/DevAGkxYyc
— 秘密のアマケンノート (@AmakensNote) 2018年2月11日
2017チャンプのパラニュークのみならず、”帝王”ケビン・バンダム、”超新星”ジェイコブ・ウィーラー、そしてエドウィン・エバースといったビッグネームたちが次々と予選落ちしていったタフレイクの苛酷なサバイバル・ゲーム。
数々の世界的スターに一歩も譲らないT.O.の活躍は、まさに日本の誇る世界のバスプロと呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
(深江プロとともに、個人的に最も尊敬しているバスプロです。。。)
快心のスタートを切った大森プロの2018シーズン・・・残された夢のAOYを願って、日本から力一杯の声援を送り続けましょう!!
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2018年 2月 14日
-
2018年 2月 16日
-
2018年 3月 09日
-
2018年 4月 27日
本当に嬉しいニュースですね!
バサ―のインタビュー(恐らくというか間違いなく聞き手は天貝さんだと思いますw)が本当に楽しみです!!
引退したツアープロでも7回優勝してるのは三人…すごい、本当に大森さん驚異的ですね!!
はい、本当に快挙だと思います(^^♪
Thank you so much for sharing your home, life and KenD”s Word. You are a blessing to me.
Thank you for your comment!